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[4~6年生向け]国試体験記:最後に頼りになるオリジナルノートの作り方(T大学 H.Mさん)

最初に言っておきます.僕は107回医師国家試験に落ちました.
そして,108回医師国家試験に無事合格しました.

医師国試は90%受かると言われていますが,
うまく勉強しなければ,あっという間に成績が下がり落ちてしまいます.
たとえ模試の成績がよくても,です….

皆さん予備校等のビデオ講座を基にノートを作っているとは思いますが,
試験に合格するまでの勉強に関して一番違ったのは何だったか,
何が成功につながったかを今考えてみると,
圧倒的にノートの作り方と,国試当日までの流れ(使い方)だと感じました.

文字数制限がなければいくらでもかける内容ですが,
かいつまんで,僕が国試に一度落ちた後に作り直したオリジナルノートに関してお伝えし,
皆さんの手助けができればと思います.

 

◆いつ作るの??

これにはいろんな意見があるでしょうが,一つの目安は
「6月終わるまで」だと思います.
もちろん全科目ではありません.完璧なノートである必要もありません.
とりあえず,骨組みみたいなものでいいと思います.

内容は唯一,「内科」です.

ではなぜその時期までに作ったほうがいいのか,経験談を基にお話します.
僕は国試に落ちた後,すべてを廃棄して,一から作り直しをしました.
比較的時間があったことも大きいですが,メジャー科目は6月中旬にはできあがりました.

7~9月は,マッチングや部活などもあり,正直とても忙しい時期です.
旅行に行く人もいるでしょう.
落ち着いて内科の知識をつめていくというのは,非常に厳しいです.
したがって,それまでにメジャーはひととおり終わらせておくのが理想です.

産婦や小児,マイナーのノートも,この時期(7~9月)には作っておきたいところです.
秋になると,卒業試験や模試が始まってきます.
新しい知識が入ってきて,だんだんノートが汚くなってきますし,
この時期に一からノートを作っていると,非常に大変です.

10月以降,学内試験や模試に追われているうちに,気づけばあと一週間…!
本当にそんな感じです.

この時期はやりたいことがありすぎるのに時間がない期間なので,
ゆっくり内科の勉強をするのは無理です.

というわけで,内科はできるだけ早めに作ったほうがよいです.

骨組みだけあれば,知識の追加は後からでもできます
(むしろ,前述のとおり,卒試や模試の知識を書き足していくのがおすすめです).

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◆どうやって作ろう??

基本は予備校のビデオ講座でよいと思います.
そこに,他の書籍などから画像のコピー
(僕(というか多くの人)は「病気がみえる」や「診察と手技がみえる」など)
を組み合わせました.

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ただ,これだけではなく,
ノートづくりの段階で,大切なことを学んだ疾患に関しては,必ず
「イヤーノートのページを見る」のが重要です
(これはメディックメディアの人に言われて書いているわけではありません(笑)).

国試に失敗した年も,僕は普通にノートをとっていました.QBもやっていました.
しかし,イヤーノートは枕でした(笑)

結局,知識の整理ができていなかったのか,効率が悪かったのか,
国試に太刀打ちできませんでした.
なにより,本番で自信が持てていませんでした.

イヤーノートを見て,他にこんなことが青字になってるぞとか,
これが最近のTOPICSなんだ,ということを知っておくと,
直前の予備校の予想ともかぶることが多いし,直前期の自信につながりました.
なにより,点が取れたという実感があります.本当におすすめします.

時間がない場合,イヤーノートを自分のオリジナルノートにしていく,
という方法もありだと思います.
あれだけの知識がつまっている本を,自分のものとして扱えるようになるだけで,
とにかく自信につながると思います.
(国試では,本当に自信をもつことが大事です(笑))

 

◆色をどう使う??

僕は,重要そうなワードは,検査はすべて,治療は,と分けました.
まぁここまでは皆さんやっていそうなことです.

さらに追加して,予備校の直前講座(M社のサマライズ,T社のTARGETなど)で言われる
重要そうなところや新傾向については,
文字の上に「NEW!」と書いたり,マーカーで目立つようにチェック.

模試で出たところは,予備校各社の最後の模試で出たところは黄緑
(最後の模試はほんとに出ます)と,多彩に分けました.

結局,重要なことは
「教科書に記載されていることはもちろん重要だが,
予備校や模試で出るところは本当に本番に出るので,段階的にさらに色を分ける」
ということです.

 

◆オマケ

●余裕のある人は,研修医向けの参考書(僕は『研修医当直御法度』(三輪書店)を使いました)
を読み,その内容をノートに足していくと,
本番でと――――――っても役立つのでおすすめです.

JATEC,BLS,ACLSは,絶対に勉強してまとめておきましょう.特にJATEC!!
jatec

さて,まとめてみましたが,皆さんどう思われましたでしょうか.
最近は電子機器に教科書を入れたり,QBもオンラインを用いて学習する時代になってきていますが,
一番大切な国家試験当日において,僕の会場では
ほとんどの人が,何らかの本あるいはノートを見返していました.
今のうちから自分だけのノートを作り,育て,
それを国試当日までいかしていくために,少しでも参考になればと思います.

(T大学 H.M)

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