[5・6年生向け]マッチング体験記:筆記試験対策は情報収集が大切!
こんにちは,編集部K.Aです.
先週に引き続き,マッチングを突破した先輩の体験記をお送りします.
第2回の今日は「筆記・小論文対策」についてです.
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マッチング体験記:筆記・小論文対策編
筆記試験対策は情報収集が大切!
(G大学 M.Kさん)
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1.筆記試験
■過去問は必須!
筆記試験は病院ごとに問題形式や出題傾向が異なるため,
過去問は必ず手に入れておきたいところです.
病院見学の際,研修医の先生に尋ねてみるといいでしょう.
私が見学したほとんどの病院では過去問が用意されていました.
病院によっては,過去問の内容がそのまま出題されることもあります.
■出題範囲
出題される範囲についてですが,メジャー科目はほとんどの病院で必要になります.
マイナー科目,小児,産婦の扱いは病院によってそれぞれであり,
「設置されていない科の内容は出題されない」というケースもあるので,
実際の出題範囲や,可能であれば頻出分野を確認して無駄のない対策をしましょう.
■対策
中には非常に専門性の高い内容が出題される病院もありますが,
おそらくそういった問題は,みんな解けないハズ.
みんなが解ける問題を落とさないために,基本的な知識を漏れなく身につけるのがベターだと思いました.
そこで私が筆記試験対策で活用したのが「QB」と予備校のネット講座です.
QBではメジャー科目の「一周目問題」のマークがついているところを6月までに解きました.
ネット講座は内科の範囲の授業を一通り見ておきました.
私の周囲には真面目な努力家の同級生が多かったので,
お互いに問題を出し合ってモチベーションを高めました.
6年生の前期はそれほど時間的余裕があるわけではありませんが,
「これで国家試験対策が一歩早くできると思えば…!」と,
気合いを入れて勉強しました.
実際のマッチングの筆記試験は,「非常に優秀な学生を選抜する」というより,
「国家試験・卒業試験に合格できるレベルかどうかを見極める」
ためのものだと感じました.
2. 小論文
小論文対策は,一般の就職試験や大学入試と変わりません.
「結論」→「理由」→「例示」→「結論」という構成が基本です.
就活や入試で使う参考書が1冊手元にあれば十分だと思います.
マッチングでの小論文のテーマは,医療時事問題から,「医師のあり方について自分の意見を述べよ」というものまで,病院によりけりです.
私はm3などの医学情報サイトやネットの医療ニュースにざっと目を通し,
気になったテーマについては一度小論文を書いてみました.
自分の書いた文章を客観的に見直すべく,先輩や先生に添削を依頼するのもよいと思います.
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以上,M.Kさんの体験記でした.
情報収集を十分にして,国試につなげる気持ちで対策を進められるといいですね.
次回でマッチング体験記は最終回.
マッチングの大一番,「面接編」をお送りします.
どうぞお楽しみに!
(編集部K.A)