病気がみえるシリーズ
〔3・4年生向け〕『病気がみえる』活用法!
こんにちは、編集部のY.K.です。
今回は主に3・4年生のみなさまに、『病気がみえる』(通称「病みえ」)の使い方をご紹介します。
「臨床の講義が始まって、周りで病みえを買ったという人がちらほら出てきた…」
「周りが買ってるなら買ったほうがいいのかな…でもいま本当に必要?」
「CBT対策にも使えるの?」
と購入を悩んでいる方、必見です!
病みえの特徴から具体的な活用シーンまで、たっぷりご紹介していきます!
■『病気がみえる』の基本情報・特徴
『病気がみえる』は、各科の主要疾患を解剖・生理から病態・症状・検査・治療まで解説したビジュアルテキストです。消化器から小児科まで、現在全15巻が発売されています。
●「みて、理解する!」多彩なビジュアルで、みえない病態もみえる!
「病みえ」は、なんといってもイラスト、写真、フローチャート、表、グラフなどのビジュアルを駆使した視覚的にわかりやすい表現が特徴です!
文字だらけの本はそもそも読む気にならない…という場合も、「病みえ」なら気軽に手にとって読んだり調べたりすることができます。
(▲クリックで拡大できます)
解剖や検査画像など視覚化しやすいもののみをビジュアルにするだけでなく、視覚化しにくい病態や考え方も徹底的にビジュアライズ。
はじめて臨床の知識に触れる低学年の方にとって、疾患のイメージをインプットするのに最適です。
●初学者にやさしい”幹から枝葉”の構成
臨床の勉強を始めたばかりの医学生さんからよく聞こえてくるのは、「全体像がみえない!」という言葉。
『病気がみえる』は”幹から枝葉”の構成を意識して作られています。はじめに簡単なまとめや分類を提示してまず全体像を見せて、そのあとで詳しい内容へ。読者の方が頭の中で地図を作れるように工夫しています。
膨大な量の医学の学習も、頭の中を整理しながら勉強することで効率よく知識を吸収できます。
●”基礎と臨床”の結びつき
大学の臨床の講義は科目や分野ごとに先生が入れ替わりで授業をするため、知識が疾患各論ごとにインプットされがち。1つ1つ完璧に覚えてやる!と思っても、量が多すぎて限界があります。
『病気がみえる』の総論ページでは、解剖・生理といった基礎の内容をしっかり解説しているため、「なぜそうなるのか」を基礎から理解することができます。疾患の成り立ちを横の視点でとらえ、丸暗記ではなく立体的に知識を構築することで、どの角度から問題を出されても対応できるようになります。
●どこからでも読める”1BOX 1テーマ”
『病気がみえる』では、テーマごとに内容を切り分けて”BOX”とよばれるひと囲みで解説しています。あるテーマについて知りたいとき、BOXを読めばそのテーマのことが分かるようになっているため、どこからでも読むことができ、調べ物にも向いています。
また「いま自分が何のテーマについて勉強しているのか」を意識できるため、迷子にならずに学習できます。
▼こちらは食道癌の例(一部)。テーマごとに内容が完結しているためわかりやすく、欲しい情報だけ手に入れることができます。
●特典コンテンツも充実!
『病気がみえる』紙面内のQRコードを読み取るか、あるいはアプリ内のアイコンをタップすることで、心音や呼吸音といった音声が聴けたり、CTやMRIの正常像を実際の読影のように1スライスずつ見れたり、3Dモデルの全身骨格を動かしたり…といった様々な特典コンテンツをご利用いただけます。
「紙面だけではわかりにくい内容の補強に役立つ」「動かすことで楽しく学べる」など好評いただいております!
【無料のサンプルはこちら】
▶心音
https://www.byomie.com/gallery/vol2-5th_sample/heartsound/heartsound01.htm
▶頭部MRI水平断
https://www.byomie.com/gallery/vol2-5th_sample/heartsound/heartsound01.htm
▶3D全身骨格
●便利なアプリ版も大人気!
『病気がみえる』はmediLinkアプリで電子書籍としても販売しております。
【mediLinkとは】
講義動画視聴・問題演習・電子書籍閲覧ができる、医学生のための“学び”のプラットホーム。
▶病みえだけでなく、QBやイヤーノート、講義動画などそれぞれのコンテンツを組み合わせての総合学習が可能。
▶映像や音声などの豊富な特典コンテンツとの連携もスムーズ。
▶GoodnotesやAnki、Notionなど様々なツールと組み合わせることで更に効果的な学習に。
アプリ版の『病気がみえる』は電子書籍として最適化されているため、データが軽く、動きもスムーズ。また、端末画面のサイズに合わせて、文章と写真・イラストのレイアウトが自動で変わります。このため、タブレットでもスマートフォンでも読みやすく自由なスタイルで学習できます。
アプリ版の強みはなんといっても検索機能!
わからない単語や詳しく知りたい項目をmediLinkアプリの検索欄に入力すれば、効率よく知りたい内容を調べることができます。
この他にも、タップで参照先に遷移できるリンク機能、用語解説と英語表記、しおり・マーカー・メモ機能など、アプリ版ならではの便利な機能が充実!
詳しい使い方はこちらをご覧ください。
『病気がみえる』公式サイト:アプリ版のご案内
■ 3・4年生での病みえ活用シーン
ここまで紹介してきた「病みえ」ですが、先輩方は医学部3・4年生のときに具体的にどのように活用してきたのでしょうか。
現役の医学生に聞いた様々な活用法をご紹介します。
●臨床講義のお供に!学内試験対策にも◎
臨床講義のサブテキストとして、知識を補完・整理する目的で病みえを使っていただく方法です。
■講義が始まるときに購入し、講義を受けながら「病みえ」で復習するコツコツ型
■進級試験などの学内試験前に購入し、過去問を解きながら「病みえ」でわからないところを調べる効率型
など、購入のタイミングや使い方は人それぞれですが、講義や学内試験のお供に「あると安心」という声がよく聞こえてきました。
●QBとの連携で共用試験(CBT)対策もばっちり
CBT対策にも「病みえ」が有用です。
CBTの問題をオンラインで解くことができるサービス、「クエスチョン・バンク医学共用試験CBT」(通称QBCBT)の解説中には「病みえ」への参照リンクがついています。
たとえば、こちらの問題。
この問題の解説を確認すると、解説の中にというアイコンがあります。これは「病みえ」の参照ページを示しており、アプリ版を持っていればワンタップで該当のページへの移動が可能。
『病気がみえる vol.7 脳・神経』の神経伝導路のまとめページや、正解選択肢である橋出血のページにさっと移動して復習することができます。
問題集(QBCBT)と参考書(病みえ)をシームレスに行ったり来たりすることで、効率のよい問題演習が可能になります!
●講義動画との併用もおすすめ
病みえは講義動画との併用もおすすめしています!
病みえのアプリ版では、画像を長押しすることで簡単にコピーができます。これを講義動画のPDFのテキストに貼って、自分だけの最強まとめノートを作るという使い方をしている方が多いようです。
こちらの記事では、このコピペ機能を活用して国試勉強をした先輩の実際の講義テキストを公開!ぜひチェックしてみてください。
「欲しいものは早く買わなきゃ。死ぬまでの日割りが安くなるじゃん。」
バラエティ番組でおなじみの某バイオリニストがこう言っていました。
どうせ使うものなら、早く手に入れたほうが長く使えてお得。
それは『病気がみえる』も同じです!
ぜひ低学年から『病気がみえる』を使い倒して、国試まで走り抜けてくださいね!
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