第118回医師国家試験問題解説
医師国試の過去問演習は,みんな使ってるQBオンラインで!
国試対策の定番といえば「QBオンライン」.117回までの問題解説が含まれた最新版が2024年3月に発売となりました.皆さんの周りでも,買い始めている方が多いのではないでしょうか.
今回は,国試対策を始める皆さんに,QBオンラインの推しポイントを一挙にドドンと紹介しちゃいます!
先輩はみんなQBを選んだ!
国試過去問を演習できるコンテンツは複数の会社から提供されていますが,118回医師国家試験受験生に対する小社のアンケート調査によると,『QB』の所有率は群を抜いており,なんと93.1%.
手前味噌で恐縮ですが,先輩受験生のほとんどが本書を持っていたことから,『QB』が安定して多くの学生に支持されてきたことがわかります.
絶対に失敗したくない国家試験という一大イベント.周囲と違うコンテンツを用いる勉強法には,不安を伴います.
その点,多くの学生や専門医の先生方から常にフィードバックをもらい地道な改訂を重ねてきているので(メジャーはもう30年以上になります!!),『QB』ならば安心して国家試験対策に集中できるといえます.
国試の上位得点層にはQB派が多い
また,同じ118回受験生へのアンケートにて「過去問演習に最も使用したコンテンツ」を伺ったところ,国家試験の得点率上位群の方が,下位群よりも,メインで『QB』を使用している割合が高いことがわかっています.
なぜQBが選ばれるのか?
①1問で周辺知識まで身につく!だからQBだけで国試の約9割が解ける!
QBの問題解説は,ただ正解選択肢について説明するだけではありません.
受験生が迷う間違い選択肢についても「なぜ間違いなのか」をしっかり解説しています.
さらに,「基本事項」「補足事項」「TONEXT」といったまとめを読むことで,
1問の演習だけでそれ以上の得点力を身につけることができるんです.
②mediLinkアプリの連携機能で,ワンタップで病みえやYNにとべる
過去問演習の際には『イヤーノート』や『イヤーノートATLAS』『病気がみえる』などといった参考書をあわせて確認する場面が出てくるかと思います.
このとき,紙だとそれぞれの本をいちいちめくり直さないといけないですが,
アプリでは,これら他書籍の関連項目にワンタッチで移動できるので,勉強の効率化が図れます.
特に,画面サイズが大きめのiPadを使っている場合,スプリットビューを使うことで,QBオンラインの画面を閉じることなく,参照先の『イヤーノート』『病気がみえる』などをワンタップで表示することが可能です.
(スプリットビューの具体的な活用方法は下記のTwitterツリーからチェックできます!)
こうした「mediLink」アプリの連携機能をフル活用することは,時間の節約になるのはもちろんですが,基礎に立ち返って学習する際の手間を減らし,学習の心理的なハードルを下げることにもつながります.
「勉強していて理解が甘いな……と気づいていた項目があったけど,面倒くさがって復習を怠った結果,結局テストで似た問題が出たけど解けなかった!」ということは誰しも経験があるのではないでしょうか.
国試対策においても,こうした1つ1つの「基礎から理解できていない」をそのままにしておくと,いつまで経っても応用力がつかず,思うように点数が伸びていきません.特に近年は正答の丸暗記だけでは太刀打ちできない,思考力を問われる問題が増えており,きちんと病態から理解しているかが合格の鍵となってきています.丸暗記に頼らず,確実な実力をつけることの重要性が高まっています.
さて,「mediLink」で「QBオンライン」と併用できるのは,参考書だけではありません.
「Q-Assist prime」などmediLink動画のコンテンツとの併用も非常に有効です.
mediLink動画の画面から「QBオンラインで関連問題をとく」ボタンをタップして関連問題を解いたり,関連する電子書籍「イヤーノート」「病気がみえる」アプリにジャンプすることが可能です.
すべての国試対策コンテンツをmediLinkに集約することで得られる恩恵が色々あるということですね.
③一周目問題で輪郭を掴む
90%という高い合格率をもつ医師国試の必勝法として,「多くの人が覚えている正答率の高い基本事項を抜けなくマスターする」というものがあります.
そこで有用なのが「1周目問題」です.
1周目問題とは,国試の全体像をつかむために必要な問題を,近年5回分を中心としてピックアップしたものです.
1周目問題を解くことによって,
・国試の全体像を掴む
・基本事項をおさえる
ことが効率よくできるというわけです.
④検索性
QBオンラインの最後の推しポイントは,検索性.
全文検索と疾患検索を駆使することで,苦手な疾患についての問題を一気に演習することができるんです!
回数や分野,各論総論必修,画像問題,はたまた自分が苦手な分野や疾患など,痒いところに手が届いた様々なフィルターを用いることで,自分だけの問題セットを作成することもできます.
いつから使い始める?
ここまではQBオンラインの推しポイントを説明してきましたが,ここで118回を受けた先輩たちが,いつからQBを解き始めたかというデータを見ていきましょう.
5年生から開始する人が優勢でした.
また,先輩たちはQBを何周したのかも見てみましょう.
QBを使用していた人のうち,1/3以上の学生が3周以上解いています!
最後に焦らないためにも,早いうちから演習を進めておくのが吉です◎
医学生は忙しい!
国試対策を早く始めることにはメリットしかありません.
マッチングや卒業試験においても国試の過去問やよく似た問題が出題される場合があり,早め早めに国試の過去問を解いておくと,これらの対策を楽に進めることができるのです.
よくある出題範囲として【メジャー科5年分】などがあるので
もし6年生の春から過去問演習に手をつける場合は,最低でも6〜7月までにメジャー1周目問題完了を目標にするとよいと思います.
早いうちから始めておけば,マッチング,卒業試験,国試対策をぐっと楽にすることができます.
少しずつ,過去問演習を始めてみませんか?