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[新5~6年生]国試体験記:国試対策はこれで完璧!『イヤーノート』活用術

こんにちは.編集部A.Kです.
来週から新年度が始まりますね!

 

国試に向けて,スムーズな勉強方法をあらかじめ知っておくことで,
効率よく勉強したいと考える方が多いと思います.
そこで,多くの先輩が活用してきた『イヤーノート』を上手く活用して,
国試を乗り越えた先輩の体験談を,今回はご紹介します.

 

◇◇

国試体験記:国試対策はこれで完璧!
『イヤーノート』活用術
J大学M.Tさん

◇◇

 

私が初めて『イヤーノート』を手にしたのは4年生のときですが,
正直最初は使い方がわからず,
とりあえず先輩にもらったから使ってみた,という感じです.

 

それが,国試を迎える頃には,なくてはならない一冊になりました.
どのように使っていったか,振り返りながら紹介したいと思います.
参考になれば幸いです.

 

●4~5年生
4年生の頃にポリクリが始まりましたが,
ポリクリでは各科の『病気がみえる』(以下,病みえ)を中心に使っていました.
このときの『イヤーノート』は自分で購入したものではなく,
先輩からのお下がりのものを使っていました.

 

5年生では2回大きな試験があったのですが,
いずれも範囲が広く複数の科にまたがっていて
病みえを持ち運んでの勉強が困難だったため,
このときに初めてイヤーノートを本格的に使ってみました.

 

その結果,イヤーノートに大変お世話になったのを覚えています.
去問でわからないことがあれば,
イヤーノート一冊で調べものが済み,
疾患に関連した重要事項も一目で確認することができました.

 

また,イヤーノートでは救急麻酔科など,
病みえが刊行されていない科の臨床的な知識を得ることができました.
各ショックの症候治療法の違いなど,
病みえでは詳しく書かれていなかった内容は
大学の必修科目の試験で必須の知識でした.

 

ほかにも,CPRはアルゴリズムがわかりやすく記載され,
外傷などなかなか教科書や参考書に詳しく書いていない救急の知識も
すっきり要点をまとめてあり,非常に有用でした.

 

●6年生
6年生になって,病院実習もほぼ各科を回り,
ある程度基礎知識が固められてきたころから,
新しいイヤーノートを買い,
本格的にイヤーノートを中心に勉強するようになりました.

 

『クエスチョン・バンク』や学校の卒業試験問題を解く中で,
少しでも知らないことや疑問点があればまずイヤーノートを開き,
重要なところはマーカーで色を付けたり,
記載されてないことがあればどんどん書き込んだりして,
オリジナルのイヤーノートを作っていきました.

 

イヤーノートでは十分理解できないことがあれば,
病みえなどを開いて,
使えそうな図があればイヤーノートの余白部分に書き込んだりもしました.

 

ネット講座のノートの表や図も,
気に入ったものはイヤーノートに書き込みました.

 

マーカーの色は,
疾患名は,症状は,治療はオレンジ,禁忌事項は特に目立つ黄色
となんとなく決まりをつくって色分けして見やすいようにしました.

 

卒業試験ではとにかくイヤーノートが活躍しました.
卒業試験は国家試験より細かい知識が問われることが多く,
最新のガイドラインの知識や,新薬など,
改訂が毎年はできない教科書や参考書には載っていない内容も
しっかり書いてありました.

 

また,イヤーノートの各論を勉強した後,
総論部分をしっかり読んでおくと,
その科の横断的な知識のまとめが得られるため,
初見の問題でも対応しやすくなり,高得点が狙えるようになりました.

 

このようにして卒業試験で繰り返し読み,
書き込んだイヤーノートは卒業試験が終わるころには
私にはなくてはならない一冊となりました.

 

自分で使い込んだイヤーノートは,
どこにどんなことが書いてあったかなんとなく覚えていて,
ちょっと忘れたこともすぐ開くことができます.

 

国試直前で時間に余裕がない中,
いろいろな参考書に手を出すことができない状態で,
使い込んだイヤーノートは本当に頼りになりました.

 

国家試験が終わった今,研修医生活でもこのイヤーノートがきっと役に立つと思います.

 

(編集部A.K)

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