[新刊]国試に使える!『病気がみえるvol.11運動器・整形外科』徒手検査編
こんにちは,編集Y.Kです.
ジメジメした毎日が続いておりますが,皆さまいかがお過ごしでしょうか.
先週6月17日に発売となった『病気がみえる vol.11 運動器・整形外科』,
もうお手にとっていただけたでしょうか?
先日は『病みえ運動器・整形外科』ビジュアライズへのこだわりをお伝えしましたが,
https://informa.medilink-study.com/web-informa/post10699.html
今日は第2回として「国試に使える!どこが使える?徒手検査編」をお伝えします.
もう買ったよという方にも,迷い中という方にもきっと役に立つと思いますので,是非読んで下さいね.
◆国試で問われやすい徒手検査や徴候についての内容が充実◆
国試での整形外科といえば,「大腿骨頸部骨折」「椎間板ヘルニア」などが
よく出題されますし,これらの疾患については重点的に勉強されている方も多いと思います.
『病みえ運動器・整形外科』では,これらの重要疾患はもちろん,
他にも国試で問われやすい様々なポイントをビジュアライズしています.
例えば,次の問題を見てみましょう.
【109E29】
膝関節の徒手検査手技を次に示す.
診断する病変部位はどれか.
a内側側副靭帯
b外側側副靭帯
c前十字靭帯
d半月板
e膝蓋腱
膝関節の徒手検査(前方引き出しテスト)を診断に用いる病変部位を問う問題でした.
正解は「c前十字靭帯」で,96.7%と正答率は高かったのですが,
「Lachmanテストとどう違うんだっけ?」というように,
関連した病態や検査も確認したい!と思うことがありますよね.
『病みえ運動器・整形外科』p.187には,以下のような十字靱帯損傷についての表が掲載されています.
前十字靱帯損傷,後十字靱帯損傷における受傷部位やそれらの検査・徴候などがひと目で分かり,
国試で出題されそうな周辺知識もしっかりと押さえることができます.
『病みえ運動器・整形外科』にはこのような徒手検査・徴候などの図が沢山掲載されています.
◆代表的な徒手筋力テスト(MMT)は見返しに一覧を掲載◆
【110H9】
徒手筋力テストの図を示す.矢印の方向に頭部を動かしている.
主に働く筋はどれか.
a三角筋
b僧帽筋
c大胸筋
d肩甲挙筋
e胸鎖乳突筋
正解は「e胸鎖乳突筋」で正答率は64.8%でした.
どの筋肉がどう働いているか,イメージするのが苦手な方が多い印象です.
しかし,このような問題は108C15(正答率73.1%),107H10(正答率53.2%)とよく出題される傾向にあります.
正答率を見ると,苦手とする方も多いようですね.
どこのMMTが問われても,落ち着いて解答できる準備をしておきたいところです.
『病みえ運動器・整形外科』では「肩」「肘」「手」などで部位別の総論にMMTの表を掲載しているため,
筋の解剖学的な位置関係,
例えば「股関節外転」など,その運動に関わる筋とその運動のMMTと関連付けて学習することが可能です.
さらに,巻頭の見返しページにまとめの表を掲載しているため,MMTの図と検査される筋の対応を一覧で確認でき,さっと確認したいときにも役に立ちます!
『病みえ運動器・整形外科』が国試対策にも使えることがお分かりいただけたでしょうか.
次回は最終回!「国試に使える!どこが使える?リハビリ編」をお送りします.
お楽しみに!
(編集Y.K)