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[6年生]国試,取る技術!捨てる技術! (3)

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(第2回の記事はこちら)

 
◆ メリハリが大切!

――「4巻目のQB必修」!すごい言い方.でもその通りだと思う.
   やっぱり国試対策後半戦の山は,なんといっても公衆衛生ですね.

   …さて,これまでけっこういろんな話が聞けました.ありがとう.
   ちょっと整理してみましょうか.

K:
だいたい僕の国試対策はこんな感じかな.

(1) まず『QB必修』を徹底的にやる.救急やマイナー対策をかねて.

(2) 消化器,循環器,呼吸器,神経はエース級.
   小児,産科,内分泌は準エース級.
   これらの『QB』は徹底的にやる.

(3) 婦人科,腎臓,アレ・膠は頻出疾患を意識して効率よくやる.

(4) メジャーの『QB』(血液,感染症,中毒,救急,麻酔)と
   マイナーの『QB』は切る.
   ※ただし必修レベルの疾患は必修対策の中で徹底的にやる.

(5) 『QB公衆衛生』は徹底的にやる.


――徹底してますね.

K:
要するに,メリハリなんです.
全部をダラダラやるか,6割をしっかりマスターするか.
好みの問題ですが,私は全部をだらだらやる時間が無かったので,
「切るところは切る.抑えるところは抑える」を徹底しました.

やるべきことは,

● 合格するためには何が必要か.
 (必修以外で,最終的に65%以上取ること)

● そのためには自分をどこまで高めればいいのか.
 (実力で6割強解けるようになること).

ということを冷静に分析し,分析に沿って計画し,
そしてその通りに行動することです.
具体的にどれを切るかとかは,個人の判断でいいと思います.

でも,僕の方法は,全員に勧められるものかどうかはわかりません.
あくまで,医師以外の目標をみつけた僕が,時間がない中で,
「合格」という結果のみを追求した場合の医師国試対策パターンです.

医師という職業を目指す一般的な医学生にとっての国試の目的って,
本当は単に「合格」だけではないはず.

――これから,研修医として現場っていうあたらしいステージで働き,
   あたらしいことを学ぶために,
   机の上の勉強だけでも予めちゃんとやっておこう,
   いままで学んだ知識を総整理しておこう,という意味もありますよね.

   将来の目標によっても勉強法は変ってくるはず.

K:
そうですね.自分自身がどうするかは,自分で決めて欲しい.
具体的に「どれを切ろう」とか,「いや全部やろう」とか,
「この科はちゃんとやろう」というのは,個人の判断でいいと思います.

――うん.こういう人もいたんだ,っていうくらいで参考にしてもらえればいい.
   あとは人それぞれですよね.
   それでは,今日は本当にどうもありがとうございました.

K:
みなさん,国試勉強がんばってください.
医師として働く皆さんの人生が,
少しでも輝かしいものになることを祈っています.

◇◇◇◇◇

Kさんの話,面白かったですね.
でも,編集者である僕がみなさんに本当に知っておいて欲しかったのは
どの科目を切るとか切らないとかということではありません.

それは参考程度.
そもそもKさんと同じ方法をとったからといって,
みなさんが同じように70%取れるかどうかはわかりません.

知って欲しかったのは
「いままでほとんど勉強してなくて」
「学校の成績も悪くて」
「まだ『QB』もやってない」人でも,

“国試対策はまだ間に合う!”

ということなんです.

あきらめずに,自分の現状を把握して,
冷静に優先順位をきめて勉強してみてください.

あと補足です.
疾患という意味ではマイナー科目は,
重要なものは必修の範囲で問われますが,
聞かれる内容に違いがあることもあるし,
マイナーはインタビューでも話してあるように, 出るパターンが狭いので
やった分だけ得点アップにつながりやすいです.

放射線科はほんとうに「ほとんど出ない」ので切ってもいいと思いますが,
他のマイナー科は,過去5年分だけでもいいので,
『QB』をやっていたほうが安全だと思います.

特に「精神科」はマイナーのなかでも際立って出題が多いので,
要注意です.

最後に,コストパフォーマンスという意味では,
小社の『レビューブック』メジャーマイナーもオススメです.

机の上では,優先順位を決めて『QB』を解く.
移動時間など,ちょっとしたときに,『レビューブック』を繰り返し眺める.
というのがいいんじゃないでしょうか.

それでは,長~い記事で申し訳なかったですが,
最後まで読んでくださってありがとうございました.
国試ラストスパート,悔いのないように走ってくださいね!

 
(編集部 M)

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