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[バックナンバー◆6年生向け]国試体験記:「やみくもに勉強」はNG!最後は『国試脳』を信じよう(K大学 S.Nさん)

 

◆直前は,頻出の内容や基礎を大切に

 

私はずっと,国試でよく出題される疾患(肺癌,COPD,伝染性単核球症など)を意識せず,
すべての疾患について同様の労力でQBを演習していました.

 

その方針でQBを2周終え,一通りの問題を解けるようになってからは,
頻出の疾患など関係なく,解けなかった問題だけを演習していました.

 

そのため,頻出疾患の基本的な知識の確認が疎かになり,
頻出疾患の臨床問題が出題されても,その疾患だと判断できず,不正解に….

 

 

全疾患の知識をまんべんなく身に付けることも,もちろん大切なのですが,
国試直前期は,頻出疾患を重点的に勉強すべきだったと今では思います.
具体的には,間違えた問題と共に1周目問題を見直したり,
メシュランで上位に取り上げられている疾患について,
疫学,症状,診断,治療といった大まかな項目に整理し,
知識をアウトプットできるようにしておくべきだったと思います.

 

 

メシュランや予備校の講座で示されているように,国試では
よく扱われるテーマや疾患があります.それは毎年ほとんど変わりません
最近の過去問を研究し,頻出の疾患をしっかりおさえていきましょう.

 

 

◆公衆衛生対策は余裕をもって

 

私はずっと,一般問題を占める公衆衛生の割合が多いことを知らず,
それを知ったのは本番三週間前でした.
直前期ということで新しい参考書を買うのも効率が悪いと思い,
ひとまず『一日45分』と決めてQBの合間に教科書を読み始めました.

 

ですが,尤度比の計算やコホート研究の寄与危険度のあたりで
気持ちがくじけ気味になってしまいました.

 

それに加えて,やはりというかメジャーの問題の方に気持ちが向いてしまい,
結局最後まで読み切れず,不安なまま試験当日を迎えることに.
試験直前と言わず,もっと前から対策しておくべきでした.

 

 

◆最新のトピックス!すごく気になるけれど…

 

私が受けた第108回医師国試の時に,
「喘息だ!」「いやGERDがアツい!」と話題になった108C23.
正しくは気管支喘息と診断すべきなのに,
「GERDが出る」と何度も聞いていた私はGERDと思い込み,
見事に引っかかってしまいました.

 

 

このように,「普段だったら選ばないのに…」という選択肢を
思わず選んでしまう一つの理由に,
予備校の予想しすぎる直前予想講座があると思います.
さらに,直前になると新ガイドラインも気になります.
これらは重要なのですが,惑わされすぎると痛い目に合うことを実感させられました.

 

ガイドライン改定や傾向の変化などが叫ばれていますが,
結局,厚労省が求めている典型的な『国試脳』は変わっていない気がします.

 

特に直前期は情報が錯綜しますが,本当に必要なのは
直前予想講座や新ガイドラインではなく,
医師国家試験で昔から変わらず求められている『国試脳』なのです.

 

直前の情報はほどほどに,QBや予備校の講座から学んだ『国試脳』を信じてあげましょう

 

 

◆最後に

 

結果的に国試は合格だったものの,本番直前にヒヤリとしたり,
試験問題を見て後悔したりと,とても心臓に悪い経験をしました.
これらは,医師国試がどのようなものかをよく知っていれば,対策できたことです.
皆さんは,私のようにただやみくもに勉強するのではなく,
まず敵を知り,効率よく対策をしていっていただけたらと思います.

 

(K大学 S.N)

 

 

 

 

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