[6年生向け]104回国試 不合格原因大分析! その3

◆公衆衛生をなめたら落ちる!

編集Mです.
前回は,直前対策最重要ポイントである必修対策について書きました.
では必修の次に重要なのは?
ズバリ,公衆衛生対策です.

前回が長く難しい話だったので,今回は簡単にまとめますね.

一般と臨床が別々に採点される医師国試において,
一般問題1点,臨床問題3点という配点は,必修問題以外では意味をなしません.
臨床や必修が例え満点でも,一般の基準を超えられなければ不合格なんです.

そしてこの一般問題のなかで圧倒的な出題割合を誇るものは何か?
それが公衆衛生なのです.

ここで104回の「TAKE OFF」データを分析してみましょう.
次に示すのは,合格者と不合格者の各分野における得点の比較です.

公衆衛生の出題がダントツに多いのが分かります.
そして出題数の多さもあってか,
合格者と不合格者の差が圧倒的に大きいのは公衆衛生なんです!

公衆衛生はみんなやる気が起きない科目…
でも,実は勉強すればマイナーと並んで非常に得点効率が高い科目なんです.
出題数が多いだけでなく計算問題など定番問題が多いため,やった分,点になる.

ただし,『クエスチョン・バンク公衆衛生』が発売になるのは10月下旬と遅いのです.
これは夏に出る最新の「国民衛生の動向」を反映して問題を改編しているためです.
(だから『クエスチョン・バンク公衆衛生』は発行以来20数年の間,ダントツの人気を誇ってるんですよ)

また,公衆衛生に多く出題される数字や法律は忘れやすい.
短期記憶勝負なんです.
だからこそ,公衆衛生は国試対策後半戦からしか対策できず,
本番まで短期記憶を保持するために直前での対策が最も有効となるなのです.

これを怠ると…,やはり国試は落ちやすくなるんですね.

公衆衛生対策の実践編についても,別の担当者が記事を準備していますので,
ここではポイントを列挙するにとどめますね.

◆!対策!◆
公衆衛生対策の極意 公衆衛生は短期記憶勝負 直前に必ず見直せ!
その一 『QB公衆衛生』はマスト.最低2周して間違いはゼロに!
その二 『サブノート』で差がつく!『QB』併用し,マーカー引いてチェック
その三 『サブノート』の付録を徹底活用せよ!

さて次回で最後です.
残りのポイント3つをさらっと解説して終わる予定ですので,どうぞよろしくお願いいたします.

 
(編集部 M)

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