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【114回国試】アンケート結果でわかる合格者たちの学習傾向(1) ~ネット講座を見終わった時期は?
編集部のKです。こんにちは。
新型コロナウイルス感染症対策の影響で、実習先の病院に行けず、自宅での学習を余儀なくされている方も多いと思います。
「いきなり自宅学習と言われても、ペースがつかめないよ…」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、114回国試を受験した先輩たちは、どんな時期に、どんな学習をしていたのか、
114回採点サービス「講師速報」のアンケート結果(回答数:4040名、うち新卒3684名)から、少しずつ紹介します。
1回目は、ネット講座を視聴した時期についてです。
「ネット講座(Q-Assist、MEC、TECOM、medu4)のメジャー科(小児・産婦含む)を1周見終わったのはいつですか?」という質問に対して、次のような時期の違いがみられました。
高いヤマが「5年生の1-3月」~「6年生の7-9月」に集中していますね。
また、全体の半数以上の人が「6年生の4-6月」までには見終わっていたことがわかります。
さて、このうち合格安全圏内にいた人にフォーカスすると、何か特徴がみられるでしょうか。
ここでは一般・臨床問題の得点状況に絞って見ていきます。
採点サービス参加者(新卒のみ)による一般・臨床問題の平均点は246.0点(82.3%)でした。
得点率で上位から並べると、上位60%の人たちが平均点以上となります。
そこで、上位60%群を平均点以上の合格安全圏内の群として、下位20%群(ボーダー付近~不合格圏内)と比較してみましょう。
グラフのヤマの位置が上位群と下位群とで明確に違いがみられますね。
上位60%群の人たちは、「5年生の1‐3月」と答えた群が最も多く、ほぼ半数の人が5年生の3月までに1周見終わったと答えています。
一方で下位20%群では、「6年生の7‐9月」と答えた群が最も多く、半数の人は6年生の6月になっても1周見終わっていないことがわかります。
また、下位20%群では、「見終わらなかった」と答えた人が高い値となっているのが特徴的です。
新6年生のみなさんにとっては、「夏までに見終わればいいか…」ではなく、まさに今、この4月~5月に集中してネット講座を見終わることが、合格安全圏内の多数派に加わる近道になるのではないでしょうか。
というのも、ネット講座を見終わるのが遅くなると、その後に続く過去問の演習に十分な時間をとることができなくなるからです。
というわけで、次回は過去問(QB)の演習状況について紹介します。
(編集部 K)