【114回国試】アンケート結果でわかる合格者たちの学習傾向(3) ~QBを何周解いた?
編集部のKです。こんにちは。
採点サービス「講師速報」のアンケート結果、今回はQBの演習量を見てみましょう。
アンケートでは「QBを何周しましたか?(QBオンラインを含む)」という質問を、メジャー科・マイナー科・公衆衛生・必修でそれぞれ回答してもらいました。
※間違えた問題のみ2周目に演習した場合も「2周以上」に含みます
しっかり復習をこなせたかどうかを見る基準としては、「2周以上解いた(+3周以上解いた)」人を見ていきましょう。
マイナー科の「2周以上解いた」の割合がどうしても低くなりますが、それでも4割の人が「2周以上解いた」と答えています。
さて、こちらも一般臨床の上位60%群(平均点以上の合格安全圏内)と下位20%群(ボーダー付近~不合格圏内)で比較すると、次のような結果になりました。
それぞれのカテゴリで上位群・下位群に差がみられますが、特にメジャー科で「3周以上解いた」と答えた人の割合に明確な差があることが見て取れます。
しっかり復習をこなした「2周以上解いた(+3周以上解いた)」人を見ると、上位群・下位群の差は、
メジャー科:15.5 ポイント差
マイナー科:15.3 ポイント差
公衆衛生 :12.4 ポイント差
必修 :16.7 ポイント差
と、かなりの差がみられる結果となりました。
やはりどの科目も1周以上は必要で、重点科目になるほど周数を重ねることで、得点率の差が開いていくようです。
単純に回数が重要というよりは、間違えた問題の復習を繰り返すことが重要、ということが言えるのではないでしょうか。
次回に続きます。
(編集部 K)