レビューブック マイナー 2022-2023
[4〜6年生向け]医師国家試験【体験記】『レビューブックマイナー』で卒試も国試も迷子にならない
10月になりましたね.寒暖差が激しい今日この頃ですが,体調を崩してはいないでしょうか.
秋といえば,6年生は本格的にマイナー対策を意識し始める頃かと思います.
そこで今回は『レビューブックマイナー』を使ったマイナー対策の体験記をご紹介します.
この先輩は4年生から『レビューブックマイナー』を使っていたそうですので,4,5年生の方にも参考になるかと思います!
『レビューブックマイナー』で卒試も国試も迷子にならない
(順天堂大学 M.Wさん)
そもそも国試対策,いつ始めた?
振り返ってみると,「国試対策するぞ!」と意気込んで勉強を始めることはありませんでした.ポリクリで困らないために4年生後期(CBT終わり)から「Q-Assist」を視聴し始めて,そのまま気が付いたら国試対策の勉強に移行していたという感じです.ポリクリで回る科の前の週末までに動画を見て,回っている最中に「QBオンライン」を解く,といった順で進めていました(ただし部活で忙しかった際など無理にならないようにはしていました).
マイナー対策はマイナー科を回り始める5年生6月頃から始めました.
ちょうど実習でまわっている科を勉強できると,実際の患者さんを前にした時の理解度がまるで異なるのでおすすめです.エピソード記憶にも繋がりますし.また,クルズス(ポリクリ班に対して臨床の先生が行う少人数授業)でも先生の質問に答えられていい気分になれます.
『レビューブックマイナー』,いつ買った?
私はCBT対策のために『病気がみえる』を買い揃えていましたが,当時マイナー科の『病気がみえる』がなかったため,授業で細かい内容を書き込むための勉強材料として,4年生の4月に『レビューブックマイナー』(以下『RBマイナー』)の購入を考えました.
しかし,ちょうどCBT終わりの4年生9月に新しい版が出ると気付き,数ヵ月のために買ってしまうのがもったいなく感じて旧版をCBTが終わる4年生9月まで一つ上の先輩に借りました.やはりマイナーは医療の進歩が目覚ましく,特に耳鼻咽喉科,眼科,皮膚科あたりは新しい知識がどんどん追加されていくので,新しい版の必要性を感じました.
『RBマイナー』は4年生から6年生国試までずっと使えますが,2年に1回改訂があるので購入時期が難しいです.個人的には勉強する機会損失を考えれば,勉強したいと思った時に売っている版を購入するのがいいと思います.最新版はアプリでアップデートするにとどめてもいいかもしれませんね.
卒業試験でも迷子にならない
『RBマイナー』は,CBTや国試だけでなく,卒業試験にも大いに役立ちました.
私の大学の卒業試験は細かい内容まで聞かれ,また分量も多くなかなかハードなものでした.自分で勉強を進めて行くと,「これ,ガイドラインまで細かく確認したほうがいいのか…?いや,ここに凝りすぎるのはオーバーワークなのか?そもそも皆どこまで知ってるんだ…??」と疑心暗鬼になってきます.
そこで役立ったのが『RBマイナー』でした.『RBマイナー』は国試で過去に出題された項目をベースに構成されているので,「国試に向けて」勉強しなくてはいけない範囲を受験生レベルで過不足なく教えてくれます.逆に,『RBマイナー』に書いてあることは知っていなきゃダメです.卒試の勉強では,紙の『RBマイナー』に卒試の過去問の解説を書き込んでいきました.その際に,「これは卒試だけで出た最新TOPICS」,「これは『RBマイナー』にも記載ある基本事項」,と頭の中で整理しながらメリハリをつけて勉強していました.
国試本番で「これ『RBマイナー』で見たやつだ!」
『RBマイナー』をベースに勉強することで,国試の概要をおおまかに把握することが出来ました.それだけでなく,CBT前からずっと継続して読み込むことで,まだ国試で問われていないような細かい内容まで目を通すことが出来ました.
例えば115A70では,『RBマイナー』を参考にAnkiというアプリで自作したフラッシュカードの内容がほぼそのまま出題され,「これ,『RBマイナー』で見たやつだ!」と試験中テンションだだ上がりでした.
「RBマイナーアプリ」でデジタルノート作りが捗る
私は卒試の解説を直接余白に書き込んでいきたかったので,『RBマイナー』は主に紙で使用していました.また,紙版を買うとついてくるアプリ割引クーポン(約40%オフ)の期限(私の場合は6年生の6月ぐらいでした)が切れる直前にアプリも購入しました.
「RBマイナーアプリ」を購入したことによって,iPadやスマホで「QBオンライン」を解く際に,すぐに参照リンクに飛べるようになりました.いくら『RBマイナー』が一冊にまとまっているとはいえ,本である限り厚みもあるので,わざわざ書籍を引っ張りださなくて済むようになり快適でした.アプリを買うことで,例えば電車内でも部分部分の確認がさらっとできるので,ストレスフリーになってよかったです.
また,Ankiでフラッシュカードを作っていたので,質のいい画像を簡単に導入できるようになって便利でした.「RBマイナーアプリ」から,簡単に画像をコピーして自分のカードにペーストできました.スクリーンショットを撮ってトリミングしたりだとか,webでぴったりの疾患の画像を探すような手間が省けて思わぬ収穫でした.マイナーは画像一発問題が多く,もしくは画像さえ知っていたら解けてしまう問題が多いので,自分のノートやAnkiにも画像を多く取り入れることを意識していました.「RBマイナーアプリ」はどこでも見られてデジタルノート作りにも便利なので,もっと早くから買えばよかったなあと今では思います.
まとめ
CBT対策から卒試,国試まで,『RBマイナー』ベースにどんどん知識を広げていくことができました.しっかりと勉強の方向性を示してくれるので,『RBマイナー』は重宝しました.また,「RBマイナーアプリ」は参照に便利なだけでなく,画像がいっぱいでデジタルノート作りに役立ちました.私の体験記がマイナー対策の参考になれば幸いです.