[新刊]『病気がみえる 腎・泌尿器』3月7日発売!(3)腎生理がすごい!

シリーズ最新刊『病気がみえる vol.8 腎・泌尿器』
3月7日(地域によって多少異なります),発売です!

http://www.byomie.com/products-8.html

(上記のURLから立ち読みができます.立ち読みはPCからがおすすめです.)

 

今回は『病気がみえるvol.8腎・泌尿器』の
目玉ともいうべき腎生理についてご紹介します.

水・電解質や酸塩基平衡異常などの腎生理は,
難しい分野だなと感じる人も多いのではないでしょうか.
『病気がみえるvol.8腎・泌尿器』では,
この腎生理の分野も充実した『みえる』内容になっています.

 

■腎臓の機能

腎・泌尿器のテキストは,
腎臓の基礎生理については,生理学のテキストに任せて,
あまり深い内容まではカバーしていないものも多いですが,
『病みえ』は違います!
腎臓の機能の章では,
尿細管でのNa,Cl,K,Caなどの動態
対向流交換系対向流増幅系
それらに関わる輸送体も詳解しています.
尿生成に関わるホルモン利尿薬
キャラクター化して図解してます.
例えばアルドステロンの作用はこんな感じになっています.

 

どうです?
ちょっと読みたくなりませんか?
このアルドステロンのキャラクターは,
尿細管性アシドーシスの病態や,
カリウム代謝の章にあるTTKGの説明にも出てきます.
是非,実際のページで確かめてみてください.

 

■水・Na代謝

水・Na代謝では,
低Na血症,高Na血症,脱水,浮腫
などの臨床病態についての説明はもちろんのこと,
それらを引き起こす
体内での水・Naバランスの仕組みや動態についての解説が
充実しています.
下の図を見てみましょう.

 

これは,
縦軸にNaの絶対量,横軸に細胞外液量をとり
低Na血症,高Na血症,脱水,浮腫における
水・Naバランスの座標を示したチャートです.
例えば,真ん中の正常の人が
Naを過剰に摂取するとします.
するとNa絶対量が増えるので
座標が上にシフトします.
つまり,高Na血症の赤いエリアに入ります.
すると同時に,水分を過剰に摂取したわけでもないのに
浮腫傾向になるということもわかりますね.
詳しい機序に関してはこの次のページに,
さらに,このバランス異常を正常にする調節機構に関しては,
さらにその次のページに示しているので,
気になった人は,是非買って見てください.

 

■酸塩基平衡異常

アシドーシス,アルカローシスなどの
酸塩基平衡異常も,
とっつきにくい分野の1つだと思います.
『病みえ』では,章を通じて
CO2とHCO3−のキャラクターが登場し,
解説しています.
ちょっと誌面を見てみましょう.

 

CO2とHCO3−の綱引きで,
アシドーシス,アルカローシスの病態を説明しています.
他にも,血ガス分析のstep by stepをベースに
アニオンギャップ補正HCO3−の解説,
尿細管でのH+とHCO3−の分泌再吸収の動態なども
『みえる化』されています.

 

どうでしたか?
『病気がみえる腎・泌尿器』の腎生理の分野に
興味を持っていただけましたでしょうか?
次回は,泌尿器疾患の紹介です.お楽しみに!

 

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