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〔3・4年生向け〕購入データから『病みえ』が見える!?

こんにちは,編集部のH.S.です.

先日の記事「〔3・4年生向け〕『病気がみえる』活用法!」「『病気がみえる』まとめ買いのすゝめ」では,『病気がみえる(通称:病みえ)』の基本的な特徴や3・4年生での活用シーン,まとめ買いによって可能になる効果的な学習方法などについてお伝えしました.

今回の記事では,実際にどのくらいの医学生が「病みえ」を所有しているのか?実際の購入時期は?といった疑問に答えていきたいと思います.

目次

▼国試受験生の所有率は80%を軽く超える

下記のグラフは第118回医師国家試験採点サービス「講師速報」のアンケート回答者・6,381名のデータのうち,主要科目である『病気がみえるvol.1 〜10』を所有している方の割合を示したものです.

国試受験生の『病気がみえる』所有率

これによれば大半の巻の所有率は8割を超えており,「病みえ① 消化器」を例に挙げると,所有している国試受験生は82.7%もいる,という結果になりました.

もちろんこのデータはそれぞれの巻のみに限った所有率ですので,シリーズ15冊のうち1冊でも持っている方の割合は,当然もっと高くなるということになります.

まさに医学生にとって「病みえ」はマストなシリーズであることがおわかりになるかと思います.

●約74%は4年生以下での購入者!?

このように高い所持率を誇る「病みえ」ですが,実際に大学6年間のいつ頃に購入されているのでしょうか.

こちらは2023年度(2023年4月〜2024年3月)にmediLinkアプリ版「病みえ① 消化器」を購入した医学生の,購入時の学年を示したグラフです(1-15まとめ買い,書籍とのセット買いなども含む).

『病気がみえる①消化器』の購入学年

こちらのデータによれば,半数近い方は4年生のときに購入されています.また1〜3年生での購入も3割近くを占めており,これらを合計すると約74%の方は4年生以下の学年で購入していることがわかります.

書籍版を先に持っていて,後からアプリ版を購入する方も一定数いるため,実際にはこれよりもさらに多くの方が4年生以下で購入していることになります.

以前,4年生までに「病みえ」を購入された方にインタビューした際には「臨床系の授業が始まる前に,参考書として購入した」「学内試験対策で購入した」「CBT対策を始める際に購入した」などの声が多かったです.

特に「QBオンライン(医学共用試験CBT版)」を使い始めてみて,問題解説からリンクで跳べる便利さから,「病みえ」を購入したという人も多いようです.

【参考記事】

●もちろん5年生以降でも使える場面は多数

一方,5年生以降で購入された方からは,「実習のタイミングにあわせて購入した」「卒業試験対策・国試対策用に購入した」といった声が多かったです.

大学によってはマニアックな知識まで出題されるケースがある卒試では,「病みえに載っている“枝葉”の知識が役立った」ということがあるようですね.

また「QBオンライン(国試版)」を使った学習の際にも,CBT版以上に問題解説からの「病みえ」リンクが,知識を深めるのに大活躍することは言うまでもありません.

▼最適なタイミングを見定めて入手を!

このように医学生の所有率が高く,4年生までには大半の方が購入する「病みえ」.

自分にとって最適なタイミングを見定めて入手し,ぜひフル活用してくださいね!

【参考記事】

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