医学生の「医師以外」のキャリアについて ~メディックメディア編~
医学部生の皆さんは,6年生でマッチングに勤しんで,卒後は初期研修を2年間終え,その後は専門医取得のための専門研修プログラムに進む,という道を歩まれる方が最も多いのではないかと思います.
実際にこうした道を歩まれた,医師として活躍されている素晴らしい先輩方が,皆さんの周りにはたくさんいるのではないでしょうか.
そして,その先輩方は,医師としての進路選択に関するあなたの問いかけに,親身になって相談にのってくれることでしょう.
ですが,医学部生の「医師以外」の進路についても,ちょっと気になりませんか?
あるいは,医師以外の進路選択について興味があっても,周りの先輩方はみんな医師として働かれているので,なかなか生の声を聞けないのではないでしょうか.
この記事では,メディックメディアの社内で働いている医学部卒のメンバーが,「どのようなきっかけで入社を考えて」「どのような就職活動を経て」「どのような業務に従事しているのか」について,2人の社員にお話を伺いました.
多くの方の参考になればと,初期研修を行わなかった方と,初期研修後に入社された方のそれぞれにお話を伺っています.
この記事が,皆様の進路選択において,少しでも参考になったならば幸いです.
初期研修を行わずに入社したAさんの場合
入社のきっかけ
医学部卒業後,初期研修を行わずに音楽活動に勤しんだというAさん.
国家試験の勉強を行う傍らで本の『クエスチョン・バンク』を読んでいて目にした,「卒後やりたいことがある人もアルバイトにぜひ!」といった内容の広告を受け,まずはアルバイトとして働き始めたとのことです.
その後,音楽活動の傍らでメディックメディアのアルバイトを続け,途中「初期研修してみてもいいかもしれないな」と考えるも,コロナ禍に突入.
せっかく初期研修を行うならコロナ禍が終わってからの方が…と考えたAさんは,出版業にかねてから興味があったこともあり,そのままメディックメディアの中途採用に応募されたとのことです.
就職活動について
アルバイト時代に社内の雰囲気を知っており,働きやすくてよい職場だと感じていたAさんは,就職活動をメディックメディア1本に絞られていたとのこと.
一般的な就職活動に馴染みがない中,必死に調べて面接対策などを行い,無事に中途採用にて内定に至ったとのことでした.
現在の業務
Aさんは現在,書籍や模試などに関する業務に従事されています.
臨床現場で活躍されている医師の方々に原稿を依頼して,その原稿がガイドラインや最新のエビデンスに沿っているかを精査したり文章を校正したりする業務や,書籍の内容が国家試験を解くために十分な内容となっているかを検討・検証する業務が主とのことです.
医学生や医師に向けた出版物を作成していて,その中で医学的な内容の精査なども必要となってくるため,医学部時代に培った知識が業務で大いに活きているとのことでした.
また,本来は医学生のアルバイトさん(※)などに依頼しなくてはならない医学的知識が必要な業務がある程度自分でもできるため,業務をスムーズに運びやすいとのことです.
(※)メディックメディアでは,医学生のアルバイトさんが多数活躍しています!
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初期研修後に入社したBさんの場合
入社のきっかけ
Bさんはもともと学生時代に「医師以外の選択肢もあるのかな」とぼんやりと考えてはいたそうです.
ですが,地方の医学部にいたため医師以外の進路に関する情報がなく,周りがみな初期研修に進む中で,初期研修をしないという選択肢はなかなか現実的なものとして見えてこなかったとのことです.
初期研修で様々な科を回る中で,どの科も面白いと感じるものの,色々と魅力的な選択肢がある中で特定の診療科に絞ることは難しいと思い悩んだBさん.
そんな中で,「自分の大学の先輩がメディックメディアに入社した」とのウワサを耳にしました.
かねてから教育分野にも興味のあったBさんは,「そういう選択肢もあるのか」と,自分が魅力を感じていた様々な科のすべてに関わることができるメディックメディアを,初期研修終了後の進路として考え始めたとのことです.
就職活動について
初期研修と並行しながら就職活動を行われていたというBさん.
有給休暇を使って会社見学に行き,自分から「インターンを行なってほしい」と志願することで,数日間のインターンにも参加しました.
メディックメディア側は,会社見学やインターンの受け入れについて,かなり歓迎的なムードがあり,就職活動はやりやすかったそう.
会社見学やインターンを経ることで,メディックメディアの業務内容や職場環境に魅力を感じ,最終的には入社に至ったとのことです.
現在の業務
Bさんの現在の仕事内容は,書籍と模試に関する業務がメインとのことです.
書籍については,原案を作成した上で医師の方々に原稿を依頼し,その内容を確認・精査するという業務を一気通貫で担われているというBさん.
書籍の原案を考える上で,医学的知識や臨床の視点があると「どういった内容が欲しいか」が医学生・医師の立場でわかるため,医学部卒であること,研修医を終了していることが業務を支えているとのことです.
また,模試に関する業務も,先生方に依頼する問題の草案を考える上で,模試で問うべき臨床で重要なポイントや国試で問われそうなポイントが分かるため,医学部卒・研修修了という経歴が活きているということでした.
以上,医学部を卒業した後に,「メディックメディアで働く」という進路を選ばれた先輩方の声でした.
なかなか情報の少ない,医学生の医師以外のキャリア.少しでも,進路に悩める医学生の皆様の参考になったなら幸いです.
なお,本稿で紹介したメディックメディアでは,一緒に働けるメンバーを随時募集しています.
少しでも興味があるという方は,お気軽にお問い合わせください!
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