レビューブック 公衆衛生 2025
[118回受験生向け]【国試体験記】秋から始める問題演習中心の公衆衛生対策
6年生の皆さん,公衆衛生対策はもう始めていますか?
近年は卒試対策なども兼ねて早い時期から始める人が多くなっていますが,今ぐらいの時期から公衆衛生対策を始める人も依然として多いです.
そこで,今回は11月から公衆衛生対策を始めた先輩の国試体験記をお届けします!
秋から始める問題演習中心の公衆衛生対策
(東京女子医科大学 M.Sさん)
はじめに
私は講義動画を一切見ず,公衆衛生も「クエスチョン・バンク」(以下,QB)・『レビューブック 公衆衛生』(以下,レビューブック)のみで対策しました.
講義動画・書き込みした講義動画のテキスト・レビューブックの3つで対策をしている同級生が多かったのですが,講義動画を長時間見る勉強法が自分には向いていないと考えたこと,使う教材をできるだけ減らしたかったことから,レビューブックに書き込む勉強スタイルをとりました.
私の勉強スケジュール
▼ 11月頭まで
マッチング試験が過去3年分(正答率80%以上のみ)の国試過去問から出題される病院を受けたため,公衆衛生も出題範囲に含まれる問題は解いたのですが,他病院の対策に追われてしまい,それ以上の対策はできませんでした.
9月からは毎週診療科ごとの卒試があり,公衆衛生の卒試は11月中旬だったため,本格的に公衆衛生対策を始めたのは11月頭でした.
▼ 11月頭~11月末
まずはQBを解きながらレビューブックを読んで,何度も出題されている重要な箇所にマークをつけたり,余白に周辺知識を書き足したりしていました.
講義動画を見ていないと,初めは解けない問題が多くなってしまいますが,めげずに解き進めることが大切だと思います.
▼ 11月末〜
毎朝QBを出題テーマごとに解いて,レビューブックの該当項目を熟読することをルーティンにしていました.
同じ時期に必修対策も本格的に始めたため,各テーマの分量によって解く範囲を調整することで,公衆衛生対策は1時間~1時間半程度におさまるようにしていました.
▼ 1月中旬~
11月末から続けていたルーティンはQB全体を2周するまで続け(卒試対策で1周していたため,この時点で計3周),1月中旬からはQBオンラインの検索機能を使い△×問題のみ解く+テキスト熟読,に変えました.
それが終わったら○△×問題のみ解く,その次は正答率60%以上のみ解く…などとパターンを変えながら公衆衛生に毎日触れるようにしていました.
何度も解いて自信がついたので,本番数日前の直前期はレビューブックを熟読するのみとしました.
国試本番を終えて
公衆衛生は初めて見るグラフや,今まであまりフォーカスされていなかった知識や数字が出題されることもあります.
そういった問題を見て慌ててしまうのは周りのみんなも同じなので,落ち着いて考えることが大切だと思いました.
講義動画を見ている同級生が多かったため,不安に感じた時期もあったのですが,結果的には自分に合った勉強法で自信をつけるのが一番だと思います.
私はQBをひたすら何回も解いたため,毎年出題されているテーマの知識がついただけでなく,公衆衛生の出題パターンにも慣れることができ,自信を持って本番に臨めました.
勉強法は人それぞれですが,QB(過去問演習)をベースにすることを私はおすすめします.
最後に
公衆衛生は範囲が広く,内容的にも手をつけるのがおっくうな分野だと思います.
分野別で最も出題数が多いものの,基本的には知識問題の割合が高いため,やればやるほど点数が伸びる分野でもあります.
最後まで諦めずに,自分を信じて頑張ってください!
いかがでしたか.
この体験記を参考に,ご自身に合った対策開始のタイミングと勉強法をぜひ考えてみてください.
(編集T.F)