
イヤーノート2026 内科・外科編
『イヤーノート2026 内科・外科編』が,2025年3月7日に発売されました!
おかげさまで『イヤーノート』は,毎年の改訂を重ねながら多くの医学生や医師の皆さまにお手にとっていただき,国試対策や臨床実習/臨床の場など様々な学習の場面でご活用いただいています.
一方で,「購入したけれど,どのように使えばいいのか分からない…」という声を耳にすることもあります.
そこで本記事では,実際にイヤーノートを活用していた先輩たちの体験談をもとに,効果的な使い方を厳選してご紹介します.
これからイヤーノートを使いこなしたい方,もっと活用の幅を広げたい方は,ぜひ参考にしてみてください!
まずは,書籍版『イヤーノート』を主に使っていた先輩の体験記です.
この先輩は,実習に国試にと,多様な場面での調べ事に『イヤーノート』を活用されていたそう.
例えば実習では……
疑問点をイヤーノートで手軽に解決できる場面が多く,
重宝することが多かったのを覚えています.
特に便利だなと思ったのは,1冊にすべてがまとまっているので,
メインの科と違う科や,複数の科にまたがる疾患や病態についても調べやすかったことです.
『イヤーノート』一冊に内科・外科の疾患がまとまっているため,1冊で多くの疑問が解決できる点が便利だったようですね.
また,「Q-Assist」のような映像講座との併用でも,調べ事に便利だったとのことです.
主に予備校のネット講座を利用して勉強を進めたのですが,
どうしてもわからない分野は,イヤーノートで調べながら講座を見ると
知識を整理しやすくなりました.
▼調べ事に『イヤーノート』を愛用されていた先輩の体験記はこちら!
なお,この記事の先輩は書籍版の『イヤーノート』を活用されていますが,mediLinkアプリ版の「イヤーノート」では,全文から検索でき,ゆらぎ検索(例えば,「Alzheimer型認知症」を「アルツハイマー型認知症」などでも検索可能)にも対応した多機能な検索機能が備えられています.
次に,「コスパを求めるならイヤーノート!」という先輩の体験記をご紹介!
この先輩は,「QB Online」での演習で,繰り返し間違ってしまう内容があることに課題を抱えていたそう.
その解決策として,『イヤーノート』が役に立ったとのことです.
QBで演習をしていると,何度も間違ってしまう問題や,期間をあけて再び解いた時に間違ってしまう問題などあると思います.
これに関する対策として,私は『YN』を読み込むということをしていました.
この際特に意識していたのは青字・青下線や黒字です.
国家試験に出題されたキーワードが青字化されるので,これらに注目して通読することで,情報量が多いと思われがちなイヤーノートも読みやすくなります.
また,『イヤーノート』を暗記すべき内容のバロメーターとすることで,効率的に学習できたとのことでした.
6年生になり一通り頻出の知識を覚えると,今度はどこまで暗記すれば良いのか,それともそもそもこれは暗記すべき疾患なのかどうか,分からなくなることが多々ありました.
ですが,『YN』には,国試にでる知識のほとんどが詰まっています.
『YN』を開き,そこに載っている内容だけ覚える,載ってないならとりあえず切り捨てるといったバロメーターのように使うことで,より効率よく勉強を進めることができたと思います.
▼『イヤーノート』を暗記のバロメーターにしていた先輩の体験記はこちら!
次に紹介するのは,書籍版の『イヤーノート』を使い込んでいたという先輩の声.
私が思うポイントは,
●ためらわずにどんどん書き込むこと.
●イヤーノートを片っ端から覚えようとせず(オーバーワークになってしまい効率が悪い),あくまでも辞書的に使うこと.
です.
QBを解き,解説を読んでいる時に重要だと思った内容をすぐに書き込むようにしていました.
積極的に『イヤーノート』に書き込み,切り貼りすることで,知識を『イヤーノート』上に集約していたようです.
『イヤーノート』を使い込むことで,周辺の+αの知識まで自然と学習できるので,少し細かい知識が問われても比較的対応しやすいです.その前後に載っている類似疾患とも照らし合わせながら確認できることもメリットだと思います.
また,自分で書き込んだり,ラインマーカーを引いたものは圧倒的に覚えやすいです.場所での記憶にも有用で,いつも同じ表を同じレイアウトで繰り返し見ることで自然と頭にインプットされていきました.
▼書籍版『イヤーノート』を使い込んだ先輩の体験記はこちら!
mediLinkアプリ版の「イヤーノート」を切り貼りすることで,GoodNotesを用いたデジタルノートの作成に役立てていた先輩もいらっしゃいます!
講義や映像講座での記録をまとめているGoodNotesのノートに「YN」のスクリーンショットを貼り付けて集約し,自分だけのまとめノートを作成していました.
こうすることで「YN」にある内容を簡単かつ綺麗にまとめ,ノートが作成できるので大変便利でした
抜き出した図表にマーカーを引いて,赤シートが使えるアプリを使うと,暗記にも使えます.
覚えた部分のマーカーを取っていくなど,マーカーの使い分けを時期に応じて変えていけるのはデジタルノートの強みでした.
スクリーンショットによる情報集約の効率化,マーカーを切り替えるなど,デジタルならではの活用法が満載ですね.
▼GoodNotesでデジタルノートを作った先輩の体験記はこちら!
また,GoodNotesではなく,Notionによるまとめノートを作成したという先輩も!
私はNotionを使うことで知識をデータベース化できることに魅力を感じ,ノート作りを始めました.
そして,このNotionを使った勉強と非常に相性が良いのが,QBオンラインや『イヤーノート』(YN),『レビューブック』(RB)の電子版です.
多機能なノートアプリのNotionを用いたまとめは,知識をデータベース化でき,さらにそれをスマートフォンやタブレットで簡単に確認できるようになることが魅力とのこと.
自分だけのまとめノートを作るにあたって,障壁となるのが図や表の存在です.
図表を一から作成するのはかなりの手間ですが,YN・RBの表やATLASの画像はコピー&ペーストで簡単にNotionのページに貼り付けることができます.
まとめノートでネックとなりがちな図表の挿入は,mediLinkアプリ版の「イヤーノート」や「レビューブック」などであれば,簡単にコピペできることが効率化に繋がっているようですね.
▼Notionでまとめを作っていた先輩の体験記はこちら!
最後に,先輩が実習でどのように『イヤーノート』を活用されていたかをご紹介!
例えば,問診や回診,カンファなどでよく分からないことが出てきたときのちょっとした調べ事では……
実習中では適宜YNをチェックしました.
担当の先生が患者さんについて説明をしてくれたので,タイミングを見計らいながら,出会った単語をmedilinkアプリの検索ボックスに単語を入力し,周辺の知識を固めていくように心がけました.
薬剤も商品名がYNに載っているので検索が簡単です.
最近になってよく使われるようになった薬も記載があったため,カンファレンスの議論も理解できました.
また,口頭試問やレポート提出でも『イヤーノート』が活躍したとのこと!
実習中の課題でレポートの提出が求められることもあるかと思います.YNでつけた知識は,レポートを作るために参考文献を読むときにも役立ちます.
マーカー機能やブックマーク機能を使って,実習中にパッと見た項目に記しをつけて,一覧からすぐ見つけられるようにしておける点も便利でした.
実習中に『イヤーノート』で周辺知識を含めて積極的に調べ,ときにはマーカーなどで重要なポイントを見返せるようにしておくことで,幅広い知識が身につき,より有意義な実習が送れるようですね.
▼実習で『イヤーノート』を活用していた先輩の体験記はこちら!
先輩たちの実体験からも分かるように,『イヤーノート』は,疑問点の解決から国試対策,まとめノートの作成,デジタル学習,実習に至るまで,幅広いシーンで役立つ一冊です.
自分に合った使い方を見つけ,効率よく知識を定着させていきましょう.
特に,2025年3月7日に発売となった最新の『イヤーノート2026 内科・外科編』は,最新ガイドラインの反映やアップデートが施され,より実践的な学習に対応しています.
すでに使用されている方も,これから購入を検討している方も,ぜひ活用してみてください!
▼書籍版『イヤーノート2026内科・外科編』のご購入はこちらから!