[4年生向け]将来につながる,おトクなCBT対策法 (1)

医学生のみなさん,こんにちは.
メディックメディア編集部のAです.

今回から,CBTを控えた4~5年生のみなさんに
「将来につながる,おトクなCBT対策法」
4回に分けてご紹介します.

「CBTとかまだ早くない!?」という方.
「対策ならもう始めてるよ」という方.
「気にはなってるけど,何をすればいいの??」という方へ.

これだけやっておけば,CBTだけでなく
マッチングや国試にも,長いスパンで役立ちますよ.

 
◆ できる人は4年生から勉強している!

突然ですが,今の4~6年生は,
常に試験を意識しなくてはならない状況にさらされています.

~~ 4年生からの医学生の試験スケジュール~~

4年生末 :CBT
 ↓
5年生  :臨床実習
 ↓
6年生夏 :マッチング試験
 ↓
6年生冬 :卒業試験
 ↓
6年生2月:国家試験

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

6年生になれば,試験の嵐が立て続けに襲ってきます.
今や,5年生から国試対策を始めるのは当たり前.
CBTを控えた4年生は,この長い試験対策期間の
スタートラインに立っているのです.

でも,4年生はまだまだ忙しい時期.
部活やサークル活動だってしっかりやりたいし,
学生生活を充実させたいですよね.

そこで提案です.
効率的にやりましょう.
キーワードは「病気の知識」です.

 
◆ 「しっかり理解」が後々響く!

CBTから実習,マッチング,
卒試,国試,さらには認定内科医試験に至るまで,
みなさんは常に「病気の知識」を問われ続けます.

たとえばCBTの出題割合はこちら↓

A 基本事項:約5%
B 医学一般:約20%
C 人体各器官の正常構造と機能,病態,診断,治療:約40%
D 全身におよぶ生理的変化,病態,診断,治療:約15%
E 診療の基本:約10%
F 医学・医療と社会:約10%

(共用試験実施評価機構のウェブサイトより)

CとDが臨床系の問題にあたりますので,その割合は55%
半分以上が,「病気の知識」を問う問題ということになります.

では,効率的な勉強法とは何か?
それは,「覚える」のではなく「理解する」ということ

「病気の知識を,その場限りで暗記するのではなく,
そのつど根拠づけて理解しておく」
ということです.

時間かかりそう,と思った方.
なんで暗記じゃいけないの?と思った方.
たしかに逆説的ですが,これが効率的なんです.

病気の知識は膨大です.
CBTレベルで仮に暗記できたとしても,国試レベルではそうはいきません.
何より,試験のたびにそのつど暗記しては忘れ,
また暗記して,を繰り返していたら…そう,効率が悪いんです.

これに対して,各疾患の特徴を根拠づけて理解しておく方法では,
その知識は今後の試験にずっと使えて,
浮いた時間を別のことにまわせるようになります.

詳しくは今後の記事でご紹介しますが,
CBTは特に,「暗記」ではなく「理解」が重要な試験です.
CBT対策として,あとあと使えるしっかりした知識を身につけておくことは,
CBTだけでなく,他のすべての試験に応用できる
「効率的な」勉強になる,というわけですね.

かといって,だらだらと時間ばかりかかっては本末転倒です.
みなさんの「しっかり,効率的な」CBT対策が迅速に進むよう,
強力なツールをご用意してありますので,次回以降の記事をお待ちくださいね.

次回は,「しっかり,効率的な」CBT対策を目指して,
皆さんが意外と知らない,CBTのキホンをお伝えします.

(編集部 A)

【関連記事】
将来につながる,おトクなCBT対策法 (2)
将来につながる,おトクなCBT対策法 (3)

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