【総合内科専門医試験体験記 vol.1】Q-Assistユーザーの試験対策法を紹介
皆さま,こんにちは.メディックメディア編集部です.
毎日,厳しい暑さが続いていますね.
ただでさえ暑さで体力が奪われる8月.
「仕事もプライベートも忙しいけれど,そろそろ総合内科専門医試験の対策を始めないとマズイのでは・・・?」と内心焦りを感じ始めている先生もいらっしゃるのではないでしょうか.
いざ,対策を始めようとしても,
- ●「具体的に何から始めればよいのか分からない」
- ●「周りに受験経験者がいない」
- ●「年次が上がり同期もバラバラで,情報交換をする機会がない」
- ●「誰がいつ受験したのか分からない・・・」etc.
と日々の激務の中で,情報を集めるだけでも大変な思いをされていないでしょうか.
そこで今回は,仕事や育児と両立しながら,見事「第53回(2025年)総合内科専門医試験」を受験し,高得点で一発合格された先生に,インタビューを実施しました.
総合内科専門医試験に向けて対策を考え始めないと…と思っていらっしゃる先生は,是非参考にしていただければと思います
今回お話を伺った先生のご経歴
- 学生時代: どちらかといえば,「真面目な学生ではなかった」と振り返るものの,イヤーノート,クエスチョン・バンク(QB)を使って国家試験を一発合格.
- 初期研修: 都内の大学病院
- 後期研修以降: 医師3年目から内科専攻医として2年間勤務,その後,5年目で内分泌代謝科のスタッフとして従事.2020年からは循環器内科を本格的に専攻.
- 保有資格: 糖尿病専門医,循環器内科専門医,認定内科医
- 現在,1歳のお子さんの育児に積極的に取り組んでいるパパさんドクター
試験までの道のり
①試験対策の戦略とスケジュール
受験資格の要件は以前から満たしていましたが,コロナ禍による試験の延期があり,受験のタイミングを逸していました.その後,循環器内科専門医の受験時期とも重なり,当初は「1年で2つの専門医試験を受けるのは厳しい」と悩みましたが,家庭環境(第一子の誕生)や今後のキャリア(異動予定があり,次の施設にいくとサマリーの再作成などハードルが上がる)を考慮.結果として,「夏に循環器内科専門医を手堅く取得し,その後に総合内科専門医に挑む」という計画を立て,今回の第53回試験を「最初で最後のラストチャンス」と位置づけて覚悟を決めました.
実際の試験勉強をスタートしたのは,試験年の7月中旬です.最初に他社の総合内科専門医向け講義コンテンツを購入して視聴し始めました.その講義は「内科全般の知識をすでに高いレベルで有していること」が前提の構成だったため,視聴を進めるうちに,自分の学生時代の知識や内科の基礎が思った以上に欠如している現実に愕然としました.「このままではまずい」とすがる思いで基礎から学び直せる教材を探し始めたことが,メディックメディアの教材を手に取るきっかけでした.
②試験対策の勉強法
まず,タイムスケジュールを1歳の子どもの育児と仕事,勉強を両立させるため,徹底的に効率化しました.
- 朝の時間を最大活用: 夜21時に子どもと一緒に就寝し,朝4時に起床.職場が自転車圏内だったため,毎日始業までの4時間をすべて勉強時間に充てる.
- 職場の居残り勉強: オンコールや当直のない日は,終業後に1〜2時間職場に残って集中して勉強.
- 家庭への配慮: 19時前には帰宅するようにして,子どもの夕食やお風呂を手伝うルーティンを維持.
そして,インターネットで合格者の体験記を調べ,「Q-Assist 内科専門医試験」の評判を知り,サンプル動画をチェックしました.各診療科のコンテンツが細かく短時間で区切られており,スキマ時間に最適だと感じました.一方で講義はポイントが凝縮されていたため,自分のように基礎から学び直したい人向けにより合う動画はないかと思い,医学生向けの「Q-Assist」のサンプル動画もチェックしました.すると,驚くほど自分が求めていた内容そのままの講義であり,即購入を決めました.
ここで,私の「Q-Assist(医学生向け)」お薦め3大ポイントをご紹介します.
- すでに書き込みがなされたテキスト教材が用意されている→自ら板書をする手間が省ける
- 1動画約10分→スキマ時間で視聴可能
- 2倍速できる→全ての動画を単純計算すると約95時間(約4日間)で視聴可能
結果的に,この判断はとても正しく効果絶大で,全動画の視聴後では,QBオンライン内科専門医試験などの問題をスラスラと解けるようになりました.
また,動画の視聴や問題集を解いた際に,復習したいポイントや解き直したい問題をパワーポイントでまとめ,「スライド暗記カード」も作成していました.1日1回は必ず見直すようにしており,パッと思い浮かばない時にも見直していました.今,この「スライド暗記カード」を見返すと,あの時の頑張った自分が思い出されて,感慨深い気持ちになります.

③試験本番
「一発勝負,ダメなら総合内科専門医は諦める」という強いプレッシャーから,試験前夜はかなりの緊張と興奮状態に陥りました.前夜は深夜1時過ぎまで眠れず,当時住んでいた場所から大阪の試験会場へ向かうためには,朝5時起きが必要だったことも重なり,実質4時間ほどの睡眠で当日を迎えることになりました.しかし,普段4時起きで勉強していたため,睡眠不足は感じませんでした.移動中の新幹線やタクシーの車中では,直前まで自作の「スライド暗記カード」を見返し,また,不安な気持ちを抑えるために,清澤先生の講義動画を再生することで,気持ちを落ち着けて会場に入ることができました.
試験の対策法(教材の活用割合)
合格のために数々の教材を使い分けましたが,その活用比率と具体的な使用感・評価は以下の通りです.
| 教材・コンテンツ名 | 活用割合 | 特徴と具体的な活用法・メリット |
|---|---|---|
| Q-Assist (医学生向け) |
8割 (主軸) |
内科の強固な基礎を作るために最も役立った最重要コンテンツ.視聴後に問題を解くと,驚くほど解けるようになった.清澤先生の分かりやすい語り口は,日々の臨床における患者さんへの説明(インフォームドコンセント)の表現方法としても大変参考になり,試験勉強の枠を超えて大いに影響を受けた. |
| 自作のスライド暗記カード | 1.5割 | PCとタブレットを活用し,動画や問題集の復習したいポイントや解き直したい箇所をまとめた.時には,気になった図版をネットから拾ったり語呂合わせを用いたりして,最終的に300枚以上のPower Pointスライド(暗記カード)を作成.これを1日1回必ず見返すルーティンを確立した.気になった時にもすぐに振り返りができた. |
| 日本内科学会:内科専門医試験 総合内科専門医試験 過去問集,noteの記事 | 0.5割 | 内科学会が好む頻出疾患の傾向や,実際の試験の出題思考を把握するためなど,情報収集に活用.Q-Assistで基礎を固めた後にこれらの問題を解くと,スラスラと驚くほど解けるようになり,自分の勉強方法の正しさをみるみる実感できた. |
| QBオンライン 内科専門医試験 |
補完 | Q-Assistで得た知識のアウトプット用に使用した.あわせて,臨床レベルの知識の補完に利用した. |
| 試験の後も残しておきたい 総合内科専門医試験 |
補完 | 問題自体はシンプルだが,解説が充実している. |
| 日本内科学会:生涯教育のためのセルフトレーニング問題と解説 | 補完 | 内科学会が好みそうな疾患の把握に有用. |
| イヤーノート | 補完 | Q-Assistのベース知識に対して,総合内科専門医試験レベルで少し足りないマイナーな知識や詳細を調べるために併用した. |
| 『病気がみえる』 シリーズ |
補完 | 学生時代から愛用.豊富なイラストや写真を通じて病態を視覚的に把握するのに非常に役立った. |
試験当日について
あれほど「一発勝負」に怯え,緊張の状態で挑んだ試験本番でしたが,いざ蓋を開けてみると,驚くほど手応えがあり「楽勝」と言える状態でした.
Q-Assistの講義で叩き込んだ強固な基礎があったおかげで,出題される問題の本質がクリアに見え,詰まることなくスラスラと解答を進めることができました.結果として,全体の平均点よりも10%以上高いスコアを叩き出して合格.清澤先生を信じて基礎からの学び直しを決断した自分の選択は間違っていなかった,と心から報われる結果となりました.
試験を振り返って
今回の受験で,昨今の総合内科専門医試験は,かつての「合格率6割の超難関時代」に比べて難易度がやや緩和され,現在の医師国家試験+αレベルになっているという印象を強く感じました.ガイドラインに準じた基礎知識がしっかりと問われています.
そのため,現在の試験傾向においては,高度なレベルの問題集や講座で勉強するよりも「確固たる内科の基礎を構築すること」が最優先であり,それがそのまま得点に直結します.
卒後間もない先生であれば,凝縮された講座でも対応できるかもしれませんが,私のように卒後十数年が経過し,自分の専攻科目以外の内科知識から長く離れている先生にこそ,医学生向けのQ-Assistを用いた「1からの学び直し」を強くお勧めしたいです.破格とも言えるコストパフォーマンスでありながら,各動画が短く区切られているため,多忙を極める臨床医や育児中の先生でも,必ず時間を作ってやり切ることができます.試験対策にとどまらず,指導医を目指す世代の先生方の臨床スキル向上にも繋がる素晴らしい教材だと確信しています.

