[新刊]絶賛発売中!『イヤーノート2014』大改訂の内容とは?(神経・精神・運動器疾患編)

こんにちは!編集Aです.
全国書店で発売中のイヤーノート2014』
その大改訂情報をお送りしています.

(第1回:免疫編はこちら↓)
http://web-informa.com/books/20130423-2/

今日は,大改訂したJ章(神経・精神・運動器疾患)についてご紹介します.

実はこのJ章,昨年版(イヤーノート2013)から
大改訂の物語(?)は始まっていたのであります.
脳血管障害,認知症,脱髄性疾患,…などなど,
昨年は各論を中心に大幅リニューアル.
より簡潔でわかりやすい書面を目指し,
かつ内容も最新のものへと生まれ変わりました.

今年はさらに,他の項目についても大幅な見直しを実施!
以下の内容を大改訂しました.


1.『神経総論』を大幅改訂!

神経総論,とりわけ局在診断に必須の知識は,
内科系の総論の中でも,もっとも勉強しにくく,整理しにくいテーマです.
(でも国試には頻出なんですよね…)

イヤーノートでも当然,こうした知識を整理し,
過去問で出題された知識を加え続けていたのですが

これまで以上にクリアカットに,ポイントをついた形にするために,
あえて全面的に書き直しました.

その際,多くの医学生の方々にご支持をいただいた
『病気がみえる vol.7 脳・神経』と連動するよう,
構成を近づけたり,図版を転載したりしました.

たとえば J‐18ページに掲載されている表.

yn_mailmagazine130426_1
錐体路,温痛覚,深部感覚,
小脳系の伝導路の違い(交差するかしないか,交差する場合どのレベルか)は
ブラウン・セカール症候群など多彩な切り口で問われますが,
今回の改訂で,「違い」が一目でわかるようになっていますね.

「神経系の構造と機能」では,このほかに,

●近年,問われることが多くなってきた高次脳機能および高次脳機能障害
●脳血管障害の理解の基本になる,動脈・静脈の解剖

も,国試で狙われるポイントを徹底的に,整理しなおしました

また,「診察・検査」の項目でも,脳波や筋電図などの波形を図示し,
より視覚的にわかりやすくなるよう工夫しました.
yn_mailmagazine130426_2

国試対策はもちろん,実習でも
これまでより,使いやすくわかりやすくできたのではないかと思います.
2.「脳動脈解離」「むずむず脚症候群」を新設!

今後,国試に出題されそうな疾患として,
脳動脈解離」を追加しました.
たとえ国試に出なくても,研修医には必須の疾患知識です.

また,精神科で扱われることもある「むずむず脚症候群」も
新たに追加しました.

 

3.『頭部外傷』を全面書き換え

最近増えている『プライマリケア』重視の国試問題.
救急科目からの出題が増えるなど,その傾向については
このWEB INFORMAやメルマガでも繰り返しご紹介しています.

(データでみる106回国試(その5)救急分野からの出題増加)
http://web-informa.com/kokushi/data/20120507-2/

(データでみる107回国試(その3)臨床医的な思考が問われる)
http://web-informa.com/kokushi/data/20120507-2/

(医師国試ガイドライン:何が変わったの?)
http://web-informa.com/benkyo/20120522-2/

救急対応が必要となる「頭部外傷」についても,例外ではありません.
特に近年の傾向としては,高齢者の外傷の頻度が高まっていることも
おさえておきたいポイントの一つではないでしょうか.

そんな臨床現場や国試出題の最新の傾向を顧みて,今年は
『頭部外傷』の内容を大幅に見直し,大改訂を行いました.

頭部CTのタイミング,緊急手術の対象となることが多い疾患,
“切迫するD”についてなど…実臨床で重要となるポイントをまとめています.

また,「スポーツ外傷」「揺さぶられっ子症候群」「高次脳機能障害」など,
頭部外傷分野における近年のトピックについても取り上げています.

もちろん本書を読むだけでは実際の対応力は養えません….
実際の患者に遭遇した場合にどうするか,
国試の過去問を解いて,流れを繰り返しイメージしたり,
病院実習にもしっかり取り組んでくださいね.
そのまとめとして,イヤーノートを有効利用していただけたらと思います.
2年かけて大改訂を遂げたJ章を,ぜひ活用してください!

(編集部A,M)

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