模試の復習
【メディックメディア模試】受験お疲れさまでした!
まずは,弊社模試の受験お疲れさまでした.模試の結果をご覧になる前に,ご自身ではどのように感じられましたか?
模試は単に点数をつけるためのものではありません.
「解くスピードは適切だったか?」「知識があやふやだった部分はなかったか?」
本番さながらの形式,難易度の問題を解くことで,自分の“今の実力”や“今後の課題”が浮き彫りになります.
今回の記事では,模試後にぜひ活用してほしい「成績表の見方」と「復習方法」について,具体例を交えながらご紹介していきます.
成績の数字に一喜一憂するのではなく,それを“次の学びにつなげるため”に活かしていけるよう,この記事がみなさんのサポートになれば幸いです.
【成績表の見方】
模試の復習方法を成績表のデータに沿ってご紹介いたします.模試は,単に点数をつけるためのものではありません.自身の弱点を把握し,それを“次の学びにつなげるため”に活かしていけるよう復習,見直しを行いましょう.
〔総合判定〕
大学受験の際の模試のように,判定が記載されています.偏差値や順位は毎日集計データが更新されているため,受験人数によって変動します.
3回のメディックメディア模試でいずれもC以上と評価された受験生の国試合格率は99%を誇ります.D評価以下であった場合にも,対策を図ることで十分に合格することが可能です.
(こちら現在改修中です.しばしお待ち下さい.)
・判定が良くなかった人
➡基礎力をつけるmedilink動画講義を一通り見よう!
➡病気がみえるでビジュアル的に学習して定着させる!
・得点率に余裕があった人
油断は禁物!
➡直前予想や直前アシストでギリギリまで対策する(medilink動画講義)
〔総合成績〕
総合得点,必修問題,一般・臨床問題の得点,禁忌肢選択数が表示されています.必修(~80%),一般,臨床(より得点率の低い方)のどれを苦手としているのかを把握できます.
また,全国および学校での順位,偏差値,平均点を確認できるため,立ち位置を知ることが可能です.6年生は同級生に会う機会が少ないと考えられるため,周りの進捗を把握することは大事であると考えます.
・必修対策
➡まずは必修対策の方法を確認
➡レビューブックでまとめて確認
➡必修ガイドライン講座で必修対策!
・一般問題が苦手な場合
➡まずは一般問題対策を確認
➡イヤーノート,Quick Checkで細かい知識を入れなおすことがおすすめ
・臨床問題が苦手な場合
➡問題演習量が足りないことが考えられる.
QBonlineで一週目問題だけでなく,抜粋問題を一通り解き切ることがおすすめ
〔得点分布率〕
必修および一般・臨床の自分,全国,校内の分布を確認できます.
必修は得点率80%を合格ライン,一般・臨床では上位90%を合格ラインとしています.(前日受験された方の結果を毎日反映しています.)
・判定が良くなかった人
➡基礎力をつけるmedilink動画講義を一通り見よう!
➡病気がみえるでビジュアル的に学習して定着させる!
・得点率に余裕があった人
油断は禁物!
➡直前予想や直前アシストでギリギリまで対策する(medilink動画講義)
〔正答率の高い問題の成績〕
正答率の高い問題(一般・臨床 60%以上,必修 80%以上)の間違えた問題数を示しています.
医師国家試験は難しい問題を解ける必要はないです.みんなができているのにできていないことが危険因子となります.
つまり,ここに示された問題は合否を分けた問題となります.
各問題の正答率が確認できるので,復習の際に正答率が高い問題を間違えていないか確認しましょう.正答率が高い問題は検査・治療など細かい部分まで押さえましょう.
➡medilink動画講義で苦手分野を復習しよう
➡イヤーノートで検査・治療などの細かい部分まで確認をしよう
〔禁忌肢一覧〕
本番の国家試験では,「一定数以上選択した場合,どれだけ点数が取れていようが無条件に不合格になる選択肢」が存在します.弊社にて過去の国家試験を分析し,その結果から禁忌
肢を予想して設定しております.(詳しくはこちらの記事をご覧ください.)
作用を逆にして覚えたために禁忌肢を踏んでしまった,などがあり得るので,禁忌肢にはしっかりした対策が必要です.
・medilink動画講義…清澤先生など先生方が禁忌について触れながら講義しています.基礎固めにおすすめ.
・QBonlineでの問題演習…正解した問題でも毎回Don’tの記載がないか確認しておきましょう.
・レビューブック必修・禁忌…まとめて記載があるので,模試前,受験前ごとの復習に有用.
〔分野別成績(グラフ・表)〕
自分の分野ごとの知識の偏りがわかります.偏差値40を切っているような苦手分野(黄色のマーカー部分)を把握しましょう.
【模試復習で使えるコンテンツ紹介】
今回の記事でご紹介するコンテンツは主に以下の6つです!
- 低学年から国試までずっとアシスト『【mediLink動画】「Q-Assist」』
- 内科・外科を網羅した参考書『イヤーノート』『YN』
- 問題演習のための「クエスチョン・バンク」『QB』
- 医療人共通のテキスト「病気がみえる」『病みえ』
- 実習・OSCEだけでなく国家試験でも使える「診察ができる」『診でき』
- 疾患ごとに要点をまとめた短文集「レビューブック」『RB』
①【mediLink動画】「Q-Assist」
CBT対策に,臨床実習のお供に,国試対策に.低学年から国試合格までずっと使い続けられる動画講義です.
清澤先生,盛永先生,さとみな先生が国家試験に必要な知識を解剖生理・病態から丁寧に解説しています.
6年の夏までに一通りの動画講義を見終わることをおすすめします.
一通り見終わったあとは,
・正答率が高いのに模試で解けなかった問題の復習に動画を見直す.
・模試で臨床問題が苦手であると判明した際に,動画の問題演習部分を追加で閲覧する.
とさらなる学びがあるかもしれません.
②『イヤーノート』(YN)
『イヤーノートシリーズ』は,全科のエッセンスをまとめ繰り返し確認できる,医師生涯教育を支援する参考書です.過去に国試で問われた知識をほぼすべて記載しており,その範囲がひと目でわかります.
重要な知識だけ短時間で復習したい方におすすめです.
・間違えた問題
・知識があやふやな選択肢
を効率的に復習できます.
③「クエスチョン・バンク」(QB)
QBオンライン(国試版)は,医師国家試験の過去問を演習できるサービスです.
収録問題数は16,000問以上.過去問を分野別に演習し,達成度を確認しながら弱点の復習が可能です.
模試サイトのリンクをクリックするだけで,関連する問題に直接アクセスして学習できます.
・難しいと感じた問題の類似問題の演習
・苦手分野であると判明した分野を総復習
・一般問題,臨床問題の苦手な方だけに絞って演習
などがおすすめです.
④「病気がみえる」(病みえ)
『病気がみえる』シリーズは,各科の主要疾患と,それに関わる解剖・生理をイラスト・写真・図表・グラフなど多彩なビジュアル資料でわかりやすく,記憶に残るように解説したシリーズです.
・正答率が低い問題など,ピックアップして覚える機会の少ない疾患は病みえでビジュアル的に覚える
・特徴的な画像が多い皮膚科,産婦人科など検査道具の写真など画像を復習
などの際におすすめです.
⑤「診察ができる」(診でき)
『診察ができる』シリーズは『はじめて臨床推論・鑑別診断を学ぶ人のためのガイドマップ』がコンセプトです.OSCE対策・臨床実習だけでなく,国家試験対策にもお使いいただけます.
・診察の手技の事前準備,体勢,順番などの復習
・この疾患と勘違いした鑑別疾患を特徴ごとに学びなおしたい
などの際にお役立ていただけると思います.
⑥「レビューブック」(RB)
『レビューブック』は疾患ごとに要点をまとめた短文集ですが,単なる短文集ではありません.INTRO(概要)→症状→検査→診断→治療と,各疾患の記載を”幹から枝葉へ”のコンセプトのもと,情報を階層化しているため,系統立てて疾患の特徴をつかめます.
短時間にその疾患の情報全体を一覧することが可能です.
・必修の点数が芳しくなかった人
・禁忌肢を踏んだor踏むのが怖い人
・マイナー化などイヤーノートに存在しない科を素早く復習したい人
におすすめです.
【科目ごとの対策について】
それぞれの記事に対策法例があります.
医師国家試験対策:小児科対策
医師国家試験対策:産婦人科対策
医師国家試験対策:必修対策
医師国家試験対策:マイナー対策