医師国家試験対策:小児科対策

  • 『イヤーノート小児科 2025』発売!国試対策にあたり,実際の使い方をチェック
  • まずは成人の疾患について把握したうえで,小児科特有の疾患概要をつかもう
  • 直前期はイヤーノート青字で重要事項を確認

 


皆さんこんにちは!編集部Kです.

先日,いよいよ『イヤーノート小児科 2025』が発売されましたね.

こちらの記事でもその特長や使い方を解説しましたが,実際に小児の国試対策をしていくにあたり,「どのコンテンツを」「どのタイミングで」「どのように使っていくのが」効果的かわからない!という方も多いのではないでしょうか?

国試対策が本格化するこの時期,改めて効率的な小児科対策について解説します!

目次

毎年国試で25問も出題がある範囲=小児科

国試では,毎年小児科の問題が25問程度出題されます.118回では24問,117回では27問,116回では25問出題されていました(小社基準によるカウント).


118回医師国試科目別出題数ランキングでは,第1位の公衆衛生(64問)に続き,小児科は第2位にランクインしています.

これだけの出題数がある分野なので,きちんと対策のための時間を割く必要があります.

まずは内科・外科で成人の疾患概要をつかもう

小児科の勉強では,小児特有の基準値や成長発達など覚えることが多いだけでなく,同じ疾患であっても疫学,症状,治療が成人とは異なることが少なくないため,そもそも成人の疾患概要が頭に入っていないと混乱の原因になってしまいます.

また小児科の扱う範囲は全ての臓器であり,成人を対象とした内科外科の勉強は各臓器について系統的に学ぶのに最適です.内科外科で学ぶ疾患や,その機序をベースの知識とすることで,小児科での疾患理解の理解も深まります.

小児科の勉強をするうえで,土台として成人の疾患をある程度理解しておくことは必要不可欠といえるでしょう.

内科外科を完璧にしておく必要はありませんが,内科外科の授業や,講義動画を見たうえで小児科の勉強を始めましょう.

成人でも小児でも発症しうる疾患については,内科外科の各科目でも小児科疾患を扱うことがあるので,見逃し注意です!(例:血液での白血病や,神経の筋ジストロフィーなど)

Q-Assistの講義動画で小児科特有の疾患概要をつかもう

内科外科の授業を終え,ようやく小児科の勉強をスタート!

まずおすすめなのが,Q-Assistの動画です.プリントを使いながら,国試に出やすいところを教えてくれます.講師の清澤先生が教えてくれる語呂合わせも頭に残りやすいと医学生から人気です!

小児科の学習でまず大事なのは,正常の成長と発達.他の診療科の勉強ではまず習わない,小児の成長発達特有の数値は暗記が必須.正常との差がそのまま問題となることも多く,ここがわからないと覚えていた人は確実に拾える問題を落とすだけでなく,各論でもつまずいてしまう原因になるので重点的に確認しましょう.国試でも,正常発達の問題が毎年のように出題されています.

Q-Assistの小児科では,解説する疾患を小児科特有のものや先天性疾患に絞っています.発症が小児に限らないものは,内科外科で扱うこともありますので,必要に応じて内科外科に立ち戻って確認してみましょう.

過去問演習と参考書を組み合わせて効率的に学習しよう

Q-Assistの動画で概要を掴んだら,いよいよ国試対策の過去問演習に入っていきます.

国試に合格された方に話を聞くと,国試対策は過去問演習と参考書の確認を組み合わせるのが多数派のようです.

メディックメディアでは,『クエスチョン・バンク』(以下,QB)『病気がみえる vol.15 小児科』『イヤーノート小児科』を組み合わせて演習することをオススメしています!

●『病気がみえる vol.15 小児科』で知識をしっかり確認

小児科の知識がまだしっかり定着していないうちは,豊富なイラストを用いて要点をわかりやすく解説した『病気がみえる』を使って過去問演習していくのがオススメ.

小児の生理学的特徴や正常な成長・発達を,病みえならではの豊富なイラスト・表などを用いて丁寧にビジュアライズしています.小児科を基礎から体系立てて理解することができますよ.

また,本編の全ページにQRコードが掲載されており,ここから一問一答クイズや小児科関連動画(反射など),心音などの充実したコンテンツにアクセスすることもできます.

※mediLinkアプリ専用QRコードを読み込むことで,購入者限定特典コンテンツがご利用いただけます.利用にはmediLink会員登録・袋とじ内のシリアルナンバーの登録が必要です.

『病気がみえる vol.15 小児科』をうまく活用して,Q-Assistで掴んだ小児の概要をさらに深く,しっかり理解していきましょう.

●『イヤーノート小児科』で小児のポイントを素早くチェック!

小児科の知識がある程度頭に入ってきたら,徐々に『イヤーノート小児科』にシフトしていき,演習スピードを上げていきましょう.

※『イヤーノート小児科 2025』は電子版のみの発売となります.


『イヤーノート内科・外科』をお持ちの方には,『イヤーノート小児科 2025』のクーポンを配布するキャンペーンを開催中です.詳細は下の画像をクリックするか,こちらのページをチェック!


2024年10月29日に新しく発売された『イヤーノート小児科』は,『イヤーノート内科・外科』同様,過去に国試で問われた小児科の知識を整理・掲載しており,国試で狙われている知識,その範囲がひと目でわかる参考書です.

↑第118回医師国家試験で出題され,正答率65%と低かった重症複合免疫不全症(SCID).全体像が分かっていないと解けない設問でしたが,『イヤーノート小児科』では,このような疾患についてもしっかり〔概念〕から〔予後〕まで記載してあります.

また,『イヤーノート小児科』ならではの大きな特長として,疾患の記載冒頭に〔小児ポイント〕の項目を新たに設けており,小児科領域で抑えておくべき重要なポイントを整理しています.

〔小児ポイント〕で成人期との違いを素早くおさえた後,疾患の全体像を理解することで,忙しい中でも小児領域の知識を整理することができます.

小児科は問題数も多く,臓器別の科が全て絡んでくるため,覚えるべき知識も膨大ですが,『イヤーノート小児科』を使って,効率よく演習を進めることができそうですね!『イヤーノート小児科』の特長や使い方をもっと知りたい!という方は,ぜひこちらの記事もご覧ください♪

国試直前期の小児科対策

国試直前期で「小児科の対策がギリギリになってしまった…」という方には,『イヤーノート小児科』を使って国試重要事項を効率よくインプットするのがオススメです.

『イヤーノート小児科』では,過去に国試で問われた知識をほぼすべて記載しており,それを青字(特に重要といわれる近年3回分の国試で問われた知識は青下線)で示しています.

青字を中心に確認すれば,国試で狙われている知識,その範囲がひと目でわかるようになっています.

加えて,Q-Assist プラスの総まとめ講座の小児科で知識整理すれば,より強固な対策ができます◎
講義動画で苦手分野の知識を整理し,「QB」で過去問題の演習をして,知識をさらに定着させていきます.

問題演習とコンパクトにまとまった『イヤーノート小児科』,加えてQ-Assist プラスの総まとめ講座の小児科を使って,少ない時間を効果的に使っていきましょう!


いかがだったでしょうか?

小児科は勉強量が膨大ですが,着実に学習を進めていくことで,成人疾患や臓器別の疾患の知識も相互作用で強固になっていく分野だと思います.

また,小児特有の「成長と発達」の問題は,始めはとっつきにくいかもしれませんが,今までのプール問題をベースにした問題も多いので,問題を覚えてしまうくらい何度も解くようにしましょう.
見たことがあるという記憶も,本番では強みになります.


学んだことは『イヤーノート小児科』や『病気がみえる』シリーズに集約し,知識を定着させていきましょう!

このように学習を進めていけば,しっかりと知識が身につき,国試で大きな比重を占める小児科を得点源にすることができると思います.

皆さんが小児科対策を効果的に進めていけるよう,応援しています!

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