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[6年生向け]国試体験記:国試の画像問題を攻略.『イヤーノート・アトラス』を使いこなそう!

こんにちは.編集部のASDです.

 

今回は,画像問題対策にまつわる,先輩の体験談とアドバイスをお送りします.
国試の画像問題,自信が出ないな…という方はぜひ読んでみてください.
『イヤーノート』の付録である『イヤーノート・アトラス』の活用法も要チェックです!

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国試の画像問題を攻略.『イヤーノート・アトラス』を使いこなそう!
(T大学D.I.さん)
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画像問題は,国家試験で出題される頻度が高くなってきていますが、
学生にとっては勉強のしづらい分野だと思います。
私も,本格的に準備を始める前は,
典型的な画像をしっかり覚えればいいだけだから,
と少し楽観視していました。
しかし、実際にQBや模試を解いていくにつれて、
画像をしっかり理解しなければ確実に得点していくのは難しいと感じました。

 

画像の勉強をしていくうえで盲点になりやすい点が2つあります。

 

1つ目は,解剖を正しく理解しているか,ということです。

 

胸部X線の第何弓という話をするときも、
そもそも心臓がどういう角度で位置していて、
そこに大血管がどう入り込んでいるのかということを
イメージできていなければいけません。
今年の国家試験でも実際に,気管のどの部分に軟骨が存在するのか
を覚えていないといけない問題が出ています。
私は、『イヤーノート・アトラス』を見て
「あれっ」と思った構造物についてはこまめにチェックしておくようにしていました。

 

2つ目は、正常時の画像を見ておくことです。

 

問題になる画像は基本的に何らかの疾患のものですが、
一体どこが正常と異なるのかというのをヒントにすれば、
見たことのない画像問題にも対応しやすいと思います。
アトラスの各章の初めには正常画像が掲載されているのでぜひ見てほしいです。

 

私は,QBを解きながら適宜アトラスを参照するようにしていましたが、
直前期には,アトラスだけをおさらいしていきました。
クイズを解いている気分で比較的楽しく進めていけると思います。
直前期にこれをするだけでも画像に対する苦手意識がなくなるのではないでしょうか。

 

もしも,イヤーノート・アトラスに載っていないパターンの画像を見たい
と思ったら,使えるのがGoogleです。
画像検索で様々なパターンの画像を探すことができます。
豆知識ですが、英語で疾患名を入れると出てくる種類が一気に増えます

 

学生の場合、どうしても日頃触れる画像の数が少ないので
苦手意識をもつ人が多いのは当然だと思います。
私自身見たことのない画像に遭遇したときの「八方塞がり感」は忘れられません。
そういうときに頼りになるのは、解剖の知識と正常画像との違い、そして勘です。
勘というのも決して当てずっぽうではなく、
多くの画像を見ていく中で少しずつ養われていくものだと思います。
そのためにも1枚でも多くの画像を見るべきです。
そんなに気負うことなくいろんな写真を見るつもりで,始めてみるといいと思います。

 

必ず結果はついてきます。

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いかがでしたでしょうか.

最後に,もう一度ポイントをおさらいしておきましょう.

 

解剖で疑問がでてきたらこまめにチェック.
正常像と比較して覚える.
直前期には,『イヤーノート・アトラス』ばかりを,見ていく時間を作る.

 

ぜひぜひ,これからの勉強に取り入れてみてくださいね!

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