国試

第113回医師国家試験【体験記】手を動かすことで覚える! 直前期“書くだけ”ノート勉強法

こんにちは.編集部K.Aです.
先日,デジタルでまとめノートを作成した先輩の体験記をお届けしましたが,
チェックしていただけましたか?
今回は,「勉強はやっぱり紙とペン派!」の方にお送りするノート勉強法の体験記です.
ぜひ読み比べて,自分に合った勉強法を試してみて下さいね.

 

◆◆◆◆◆
手を動かすことで覚える! 直前期“書くだけ”ノート勉強法
N大学 Y.Sさん
◆◆◆◆◆

 

時間をかけずに知識をまとめたい!

 

卒業試験が落ち着いてきた秋頃,
「国試当日に試験会場に持って行けるノートが必要だ」と思ったことがノートを作るきっかけでした.
元々,予備校講座のノートや卒業試験のメモのノートなどはあったのですが,
国試用に自分が苦手な項目や覚えられないことを集約したものはありませんでした.
バラバラになっている知識をひとつにまとめたい,
でもきちんとしたまとめノートを一から作る時間はないという状況だったので,
私は「分野ごとに,順序を気にせず,厳選して書く」と決めてまとめることにしました.

 

例えば同じページに循環器と消化器などの別の科が混ざっていると,
復習したい時に確認しづらいため,あらかじめ見開きで記載する科を決めましたが,
ページ内では特に順序を気にせずメモするようにしました.
また,強調したい箇所にはマーカーを引いたり
色付きの付箋に書き込んで貼り付けたりしました.

 

手を動かして書くことも暗記につながると考えたため,普段は手書きでしたが
図や表を載せたい時には参考書や模試の該当箇所をコピーすることで
時間の短縮を図りました.

 

問題演習しながらどんどん書き込む

 

基本的には問題を解いていて
「この治療法忘れていたな」「この数値どうしても覚えられないな」
と気が付いた際に,忘れないようにその場でメモをしていました.
勉強を進めるごとに気が付くこともあるため,
そのたびに既存のメモにもどんどん書き加えていきました.
その際,必然的にその科のページを開くことになるため,
復習にもなって効率がよかったと思います.

 

ノート作りを目的にしない!

 

ノートは暗記用に見返すだけでなく,友人と問題を出し合う時にも使っていたので
直前期は常に持ち歩いていました.
もちろん国試当日も最後の見直しにも使いました.

 

細かいルールは特に決めていなかったのですが,一つだけ心がけていたのは,
あくまでもノートは覚えて点数につなげるためのものであり
ノート作りそのものを目的としないことです.
直前期のやることが多い時期にノートを作ることに時間を割いて,
問題演習や復習の時間が削られていては本末転倒です.
また,あれも書こう,これも書こうと盛り込まず,
メモする項目は要点のみに絞ることを心がけました.

 

最後に

 

ノートの作り方は人それぞれです.
私はB5サイズの紙ノートにまとめましたが,
周りを見ると,予備校のテキストに書き込む人,
ルーズリーフでファイリングしている人,
ミニサイズのノートに書き込む人など,皆思い思いに作っていました.

 

国試を受けるうえで求められる知識は膨大です.
その知識をいかにまとめるかを早い時期から考えておくと,
直前期の勉強が少し楽になるかもしれません.

 

◆◆◆◆◆

いかがでしたか?
余談ですが,Y.Sさんがお使いのノートは, 可愛いゆるキャラが全面にデザインされたものでした.
お気に入りのアイテムを使って勉強へのモチベーションを上げるのも大事ですね.

(編集部K.A)

 関連コンテンツ

新着記事カテゴリー


 すべて

 国試

 CBT・OSCE

 動画・アプリ

 実習・マッチング

 研修医・医師

 コラム

 その他