レビューブック 必修・禁忌(第5版)
[6年生向け]「なんとなく」が一番あぶない!?「必修対策」!
こんにちは!編集部A・Oです!
インフルエンザウイルスが日に日に勢力を拡大している今日このごろ,
皆さんは体調崩されていないでしょうか.
僕は先日38.2℃の熱を出してしまいました.
特に受験生の皆さんは体調管理に気をつけながら,
頑張りすぎず,頑張りましょう!
さて,本日は「必修対策」についてです!
国試本番まで残り約2ヵ月となりましたが,必修対策は進んでいますか?
年明けからはじめればいいかな!と思っていても,
国試が近づくにつれて,公衆衛生対策やら,直前期講座など,
やりたいことはどんどん増えていきます.
そうなると必修対策は後回しにしてしまいそう…
年内に一通り必修対策ができていると,気持ちの余裕も全然違いますよ!
そこで今回は,メジャー・マイナーでは対策が難しい必修問題を一部ご紹介し,
どのように「必修対策」に取り組めばよいかをまとめていきます.
それではさっそく113回からの出題!みなさんもぜひ考えてみてください!
◆◆◆◆◆◆
【113B15】
内視鏡下生検により採取された検体でH-E染色により病理組織診断を行うために,検体に直ちに浸すのはどれか.
a.蒸留水
b.重曹水
c.酢酸溶液
d.パラフィン
e.ホルマリン溶液
◆◆◆◆◆◆
(心の声)
病理…!あんま勉強ができていない分野だ,やばい
蒸留水,酢酸溶液とか使いそうだな,重曹水は違う
パラフィン?ホルマリン溶液!これじゃないか?よく聞くしこれやろ
ん?でも過去問ではホルマリンひっかけだったような…
混乱してきた,どうしよう,んー…パラフィン!
◆◆◆◆◆◆
113回受験者の声をもとに本番当日の精神状態を再現してみました.
皆さんはどのように考えましたか?
実はこの問題,正答率が69.6%でとっても低かったのです.
この問題は不正解選択肢の中でも,10%ずつに解答者が分散しており,
解答が4つに割れていることがわかりました.
絶対に8割以上をとらなければいけない緊張感や,
悩んでいるのは自分だけかもしれないという不安から,
普段なら絶対選ばないような選択肢を選んでしまう.
これこそが「必修」で陥りやすい罠なのです.
先輩方から,「必修は独特な雰囲気あるから怖い」などと聞いたことあるひとも,
なんとなくイメージできたでしょうか.
検体の取り扱いについては過去にも何度か出題があり,
軒並み正答率が低くなっています.
「1問くらいどうってことないだろ.8割とればいいんだしさ」
と思ったそこのあなた!想像してみてください.
一度不安に駆られた精神状態で臨む必修問題,計100問.
以下の不合格体験記から必修落ちしてしまった先輩が,
どのようなメンタルで必修問題に向き合ったかを知ることができます.
今回の例にあげた【113B15】は一般問題ですが,
113回では,SPIKESモデルの「P」に相当するものを選ぶ臨床問題が出題されました.
この問題の正答率も52.8%と低く,受験生を迷わせたことがわかります.
約半分の受験生がこの問題で3点を落としてしまったのです.
臨床問題を間違えると,40点しか落とせないうちの3点を失います.
たった1問で約10%ロスするのは痛いですよね…
これだから「必修」は怖い.
「なんとなく」の必修対策は本番の迷いのもと!
自分に自信を持って,冷静に必修問題に向き合えるよう,
後回しにしてしまいがちな「必修対策」については,
年内に『クエスチョン・バンク vol.7 必修問題』(以下『QB必修』)で,
一通り済ませておくこと強くオススメします!
★『QB必修』の詳しい情報はこちら★
メジャー・マイナーとは出題基準の異なる「検査の基本」「医療面接」「手技」などは,
『QB必修』で一通り学ぶことができます!
QBシリーズに共通の丁寧な解説で,間違い選択肢についても復習しておきましょう.
さきほどの【113B15】に関しても,『QB必修』に掲載している,
【107F10】の解説を読んでいれば,簡単に正解できる問題でした.
いかがでしたでしょうか.
長くなってしまいましたが,必修対策はそれほどに大切なのです.
イマイチ「必修」に対してピンときていなかった方々にとっても,
参考になっておりましたら幸いでございます!
ここまで読んでくれた方ありがとうございます!
次回は,具体的にどう「必修対策」を進めていけばよいか
を配信予定です!お楽しみに!
以上!編集部A・Oでした.