第116回医師国家試験問題解説
[6年生向け]医師国家試験【体験記】 国試直前! 一般問題対策 ~QB&QC~
国試まであと30日を切りました。先週は大雪が降りましたね。
体調には気をつけて、直前期ラストスパートをかけていきましょう!
今回は、一般問題対策として「QBオンライン」のミニテストと「Quick Check」を使用して直前期の対策をした学生さんの体験記をご紹介します。
一般問題対策 ~QB&QC~
(日本医科大学 T.Dさん)
医師国家試験には一般問題と臨床問題がありますが、これらの得意不得意はみなさん分かれると思います。私は一般問題が苦手でした。
臨床問題ってヒントになる単語を複数見つけられればある程度疾患の候補が出たり、場合によっては一発で答えが出る場合もありますよね。しかし一般問題は臨床問題以上に知っていれば解けるし、知らなければ博打な分野です(なんなら115回の時はA1の問題から博打でした。しかも間違えた)。私にとって一般問題は、いつも成績が悪いわけではないけど安定しない、そんな分野でした。
模試の総論各論の一般問題は冬メックが56%、第4回テコム模試が78%です、受験期間は2週間くらいしか離れていないのに、ここまで差があります。流石に2週間でこれだけ成長したというのは無理があるので、試験次第と言ってもよいのではないでしょうか。
とはいえ一般問題、特に総論は過去問ベースの出題です。
それはわかっていたので、1月からは「QBオンライン」のミニテストを活用しました。
5年分の一般問題から総論または各論で20~30問のミニテストを隙間時間に演習していました。回数を重ねていると理解したのか答えを覚えただけなのか正答率は上がっていきます。
正答率が増えて次第にミニテストを解く時間が短くなり、より演習を重ねることができたと思います。
しかしミニテストの一般問題は基本的に即断即決・解説は一応確認程度で対応していたので、理解したのか答えを覚えただけなのかが自分でも曖昧になっていました。
ただ単に答えを覚えているだけだと、そのまま出題された場合には正解できても,少し文言を変えられてしまえば悩んで間違える可能性はあります。
そこで見つけたのが「Quick Check」です。
QBオンラインのページ下にありますが知名度はそんなに高くないと思います。
QCは過去問を一問一答形式の〇×形式にしたもので、問題数だけ見るとかなりの量がありますがものすごいスピードで演習が進みます。
私は国試の1週間前に初めて5年分の一周目問題を3日くらいで解き切りました。
直前期だったのでそんなに間違えず、一問一答の問題からぼんやりとどんな問題だったか思い出せるくらいになっていましたがそれでも間違える問題は間違えます。
2周目は間違った問題のみを演習しますが、一度間違えた問題は悩んだりまた間違えたりします。
残りの日々はこれまでの勉強に加え、QCの間違えた問題だけを1日1周してました。
QBオンラインでは正答できる問題もQCでは間違えることは割とありました。
1つの問題でも別の角度から見てみると違う見え方をしてきます。
直前期は一般問題に比重を置きましたがそれでも本番は最初から苦戦しました。
QCも1週間前と言わず4週間くらい前から手を付けていれば余裕もあったと今は思います。
一般問題対策は人それぞれかと思いますが、もし対策の仕方が見つかっていないのであれば参考にしていただければ幸いです。