第116回医師国家試験問題解説
[4〜5年生向け]第116回医師国試【体験記】 実習中にQBで問題演習を
みなさん,こんにちは.
今回は,実習中からQBオンラインで演習を始めた先輩の体験記をお送りします.
対面で実習があるとき,オンラインになってしまったとき,それぞれどのように勉強していたのかをまとめていただいています.
実習スケジュールをうまく利用したQB演習法
(日本医科大学 H.Sさん)
私は,学校でQBを5年時に共同購入しました.
実習は4年の秋からでしたが,5年の3月には新型コロナウイルスの感染拡大により完全にオンライン化しており,
実習自体が中止になったことも多かったので勉強する時間はたくさんありました.
私の勉強スケジュールを,対面の実習があった時期となくなってからに分けてお話したいと思います.
実習中に次の科を演習していた
まず実習があったころについてです.
実習は,基本的に2週間ずつで科が切り替わる仕組みでした.
なので,次に実習をする科に該当する科目のQBを2週間で終えることを目標にしていました.
具体的には,自分が今神経内科を周っていて,次に周るのが整形外科であるなら,神経内科を周っている2週間の間に,整形外科のQBを解くということをしていました.
しかしながら,実習が忙しく暇な時間がないときには,
循環器等のボリュームがある科のQBを2週間で解き終わるのが難しいこともありました.
このようなときには,目標としていた期限内に解ききることはあきらめて,
確実にその科のQBを解ききることを優先しました.
つまり,循環器をまわっている最中にも循環器のQBの残りを解いたりしていました.
演習はiPadで
演習の方法ですが,1周目を解くときには,正確さよりもスピード重視で解説は流し読みしていました.
ただし,病態にあたる知識等は必ず覚えるようにしていました.
一方で,細かい遺伝子の名前等は見るだけにしておくという風にして,強弱をつけていました.
なお,私は必ずGoodNotesのQ-Assistのプリントにメモが出来る状態で勉強したかったので,常にiPadを使って演習をしていました.
ノートづくりに夢中になるあまり肝心の勉強がおろそかになることを防ぐため,
QBの解説のスクリーンショットをそのままiPadのノートに貼り付けをするということもよくしていました.
私の学校の実習はかなり空きの時間も多かったので,
忙しい科の時期に解ききれなかった問題も,そうした時間で十分に解ききることが出来ました.
しかし,時間があるならばやはり実習前にQBを予習する形で解いた方がよかったなと思います.
なぜなら,実習で担当になった先生にQBのコメントや解説などについて,
より知識を深める質問ができ,理解が深まるからです.
対面の実習が中止に…
COVID-19の影響もあり,対面の実習がなくなってからは,モチベーションの維持をすることが困難でした.
実のところ,実習がなくなってからは,モチベーションが保てず,
1ヵ月ほど勉強できなかったこともままありました.
そんな中でもQBの学内演習状況を示したプロットは,自分を鼓舞することに役立ちました.
対面実習中の貯金の成果もあり,結果的に,5年の間にQBメジャーを1周はした状態になりました.
その後はマイナーや公衆衛生,必修問題などの対策に着手していくことができました.
私がよく使った機能
おまけとして、私がQBオンラインでよく使用した機能について紹介します.
■ シャッフル機能
QBにひととおり触れた状態になると,
メジャーの科目はなんとなく頭に入っている気がしてモチベーションが低下してきたので,
ランダムに問題が出題されるようにして自分のやる気のモチベーションの維持を図りました.
これはQBオンラインのシャッフル機能というボタンを押せば出来ます.
■ 疾患検索・キーワード検索
学内試験の休憩時間に
「さっき出た問題に似たのQBにあったよね?なんだっけ・・・」
といった場面がよくあるのですが、こういう時にキーワード検索機能が役立ちました.
例えば,
「QBに皮膚筋炎の問題の解説のコメントに重要なことが書いてあった気がする・・・なんだっけ」
となったら,検索ボックスに「皮膚筋炎」といれて問題を検索し,
その中から該当問題を探せばいいのです.
休憩時間などあまり時間がないけど調べ物がしたいときに便利でした.
最後に
私は真面目な性格ですが,人に見られていないとサボりがちな性格でもあったために
モチベーションの維持に苦労しました.
同じような方のお役に少しでも立てたらと思います.頑張ってください.
いかがでしたでしょうか.
実習に合わせた目標の立て方,目標通りに進まなかったときの対応,「QBオンライン」の機能など,
とても参考になったのではないでしょうか.
みなさんもぜひ,実習に合わせてQBを有効活用してみてください!