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[6年生向け]国試対策で健康対策!?過去問から学ぶ,直前期にベストな生活習慣【国試合格体験記】

💡「国試当日の成功を掴むには,たしかに勉強が1番重要.

けれど,生活習慣に着目して健康を心がけることも大切なんです.

これは,116回国家試験を終えた後,ある先輩が伝えてくれた言葉です.

国試に向けた受験勉強は道のりが長いです.「頑張る」を毎日欠かさず続けるている人が多いとことと思います.めちゃくちゃ体力使いますよね

そしてそろそろ年末……この時期になると,焦りと不安に拍車がかかり,気持ちが滅入ってきます.体に負担をかけてでも無理に勉強をしてしまいがちなのが,これからの時期かと思います.

でも,国試突破の条件として忘れてはならないのが,心身の健康です.

💡「国試当日後悔しないための健康準備」ってどんなのですかね?

前述のお言葉をくださった学生さんにお話をお伺いしたら,

と,なんと体験記を送ってくださいました.

とのことで,体験記にも国試の話題が満載!是非参考にしてみてください.

体調管理,生活習慣の改善,年末からでも間に合うようですよ……!国試本番後悔しないように,一読しておきましょう.


🌸国試合格体験記🌸
国試対策で健康対策!?過去問から学ぶ直前期にベストな生活習慣
(東北大学 Iさん)


夜型生活のアタマでは,試験当日困るかも…?

実は,私はもともと夜型の生活をしていました.朝は8時30分に起きて,自習室で20時半ごろまで勉強.就寝は深夜1時を過ぎることが日常茶飯事.同様の生活習慣の人がみなさんの中にも多いのではないでしょうか.

このような生活習慣でも,日常生活に支障をきたすことは正直ありませんでした.しかし,国試本番を意識した場合に,試験開始時間に頭をフル回転状態にできる自信がないことに気が付きました

試験の開始が9時半ですので,最低でも3時間前の6時半には起きる必要があると思いました.本番当日にいきなり頭の回転のタイミングを変えることはできないでしょうし,失敗した時のリスクが大きすぎます.

ですから,本番約1ヵ月前の年明けから始めて徐々に体を国試当日の動きに馴染ませようと考えました.

国試を実践① 「早起きが早寝に通じる」はホントだった

実際にはまず,国試過去問の選択肢(※)にもあるように,無理矢理にでも朝早く起きることからスタートしました.

国試番号107I3 

💡「早寝早起きではなく,早起きが早寝に通じる」ことが「睡眠障害対処12の指針」(厚生労働省健康局)を根拠に解説されている.

朝早く起きて昼寝せずに夜まで粘れば,夜は早く眠くなります.年が明けてからは,夜19時には勉強を切り上げ,23時には寝て,7時に起きるようになりました.

勉強を早めに終わらせることに多少の不安はありましたが,18時半で試験が終わる本番のスケジュールに合わせられていることや,決めた勉強のノルマはきちんとこなせていたことを客観的にとらえ自分に「大丈夫!」と言い聞かせて解消していました.とにかく,一日の初めと終わりを本番に合わせて備えることで,本番で力を発揮できるはずだと考えました

国試を実践② 日光浴でサーカディアンリズムを整える

睡眠の他にも,体のコンディションを整えるのに効果的なことがあります.そのひとつは,国試の正解選択肢(※)にあるように,太陽の光を浴びることです.一気に目が醒めますし,サーカディアンリズムがそこで切り替わる感覚が実感できます.

国試番号114C13 

💡入眠困難を主訴とする不眠症の成人患者に対する適切な指導として「一定時刻に起床し日光を浴びましょう」を選ぶ問題.

私の場合は朝起きて一番はじめにベランダに出て,10分ほど光を浴びていました.家の立地上日光が差し込む時間帯が早朝しかなく,貴重な陽の光を逃さず浴びることをモチベーションにして起床していました.

国試を実践その③ 食物繊維で眠気対策

また,食事の順番を工夫しました.「食後,血糖値の急降下による眠気が勉強の妨げになることがあり,どうにか対策ができないかと考えました.そこで参考にしたのが,国試の正解選択肢(※)でした.

国試番号112E1

💡「食物繊維の十分な摂取によって発症リスクが低下する」ものとして,2型糖尿病を選ぶ問題.

食事による血糖値の上昇を緩やかにすることで,急激にインスリンが出て血糖値が下がりすぎることを抑えられるようです.

また,モーニングの外食もオススメです.ランチやディナーの外食よりもコストパフォーマンスが高くて優雅ですし,何より勉強の気分転換になりました.

他に,体を癒やすためにはお風呂が本当に大事です.シャワーだけではなくお湯をはって湯船につかっていました.また,週に1回,夕方にランニング(散歩)をする習慣をつけました.運動不足の解消のためでもありましたが,主な目的は友人とおしゃべりして気晴らしをすることです.煮詰まった時の気分転換になり,勉強の集中力が増しました.

準備万全!本番当日はスッキリした頭で国試にのぞめた 

上記の習慣を積み上げていった結果国試前には,理想的な生活サイクルが完全に体に染み付いていました.国試の前日は21時に布団に入って22時前には入眠でき,その晩は熟睡ができました.翌朝6時には気持ちよく目がさめて,試験開始のときには頭をフル回転させることができました.

一方で,周りの受験生の中には,あまり寝られず寝坊が怖いので徹夜で来たと言っている人もいました.直前に生活習慣を矯正しようとするも,一朝一夕ではやはり無理があったようです.

自分にとっては,やはりしっかりと寝られたという事実が大きな安心感につながりました周りの人が寝られなかったと言ってる中で,自分はしっかりと寝られていたので,言葉は悪いですが優越感に近い自信のようなものを密かに感じていました.睡眠に気を取られなかったので,集中して試験問題に臨むことができたと感じています.

[後輩へ]受験応援メッセージ🌸 

受験を通じて,生活習慣は勉強の基礎であると強く感じました.今回の記事は受験生向きに書いたものですが,生活習慣の大切さは,受験生だけではなく万人に対しても当てはまり得る内容だと思います.この記事が多少なりともみなさまの役に立てますと幸いです.ご拝読ありがとうございました.

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