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『診察ができる』シリーズの使い方について解説!PBL・実習・OSCE対策から臨床研修まで活用できる!

皆さん、こんにちは。今回は病気がみえるシリーズの姉妹本「診察ができる」シリーズの使い方や活用方法について解説していきます。どうぞお付き合いくださいませ。

 

目次

 

 

■「診察ができる」シリーズとは?その活用シーン

診察ができるのコンセプトは『はじめて臨床推論・鑑別診断を学ぶ人のためのガイドマップ』となります!「病気がみえる」を縦糸、「診察ができる」を横糸として知識・理解のネットワーク化を図るというコンセプトで作成されています。

診療科ごとの「病気がみえる」が縦糸,それを横断するように「診察ができる」が横糸となりシリーズが編み目のように連携してより深い理解を促すことができます.

診察ができるシリーズは臨床実習を中心に活用できます!

Vol.1身体診察は『Pre-CC OSCE

Vol.2鑑別診断は『Post-CC OSCE対策を中心に有効な書籍になります.

そして,診察ができるシリーズはOSCE対策だけでなく『実習・初期研修』など臨床現場でも活用することができます。

■「診察ができる Vol.1 身体診察」の活用例

①Pre-CC OSCE対策 

「診察ができるvol.1 身体診察」ではPre-CC OSCEにおける医療面接・身体診察・救急(心肺蘇生法)のステーションに対応しています。Pre-CC OSCEで出題される項目の手技について、イラスト・図解を交えながら解説しています。

また、「*」マークのついたセクションは「学生が臨床実習中に学修し身につけるべきだが,臨床実習前には備わっていなくても良い項目」です。Pre-CC OSCE対策前には該当の箇所は省略して出題範囲だけを確認して対策することができます。

*診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目〔1.0版〕に基づく

②vol.1 身体診察の臨床実習(CC:clinical clerkship)での使用例 

このようなシーンで活用ができます!vol.1身体診察を使って、実習で必要な身体診察を確認することができます。また、解説付き特典動画もついているので、適宜活用するとよいです!

 

手技の「やり方」だけでなく「得られた所見の評価」までを掲載し、解剖生理と連携させてわかりやすく解説してあります!

病態生理や詳しい解説は書籍で読みながら理解して、実習中などの空いたスキマ時間にさっとアプリ版などで確認する、などで活用が可能です。

 

 

■「診察ができる Vol.2 鑑別診断」の活用例

③Post-CC OSCE対策 

基本的臨床能力を評価する実技試験である、Post-cc OSCE対策での活用例を紹介します。

  1. Post-CC OSCE必須の問診事項・身体診察事項について、症候ごとに厳選し冒頭1ページに記載しています(全39症候)。直前期はこの項目を軸に復習ができます。こちらのページ以降でそれぞれの問診・身体診察について注意すべきことなどを詳しく解説しています。
  2. ★ マークがPost-CC OSCEで出題される可能性の高い疾患です。〔※「診療参加型臨床実習に必要とされる技能と態度についての学修・評価項目(2023年度~)1.0版」に基づいて掲載〕こちらをベースに鑑別を想起できるように確認するとよいです。
  3. KEY QUESTIONSでは医師が実際に患者さんに問診するフレーズを記載。それらの質問の意図を本章の解説を読みながら学習することでより問診のイメージができます。

 

「vol.2鑑別診断」の特典動画コンテンツ「問診☆攻めNIGHT」に付属の配布プリントを使って、ロールプレイを友達同士で実際に行うことができます。Post-CC OSCE対策として実践的に学習が可能です。わからなかった点は該当の書籍ページや動画をみて確認することができます。

 

④Vol.2 鑑別診断の臨床実習(CC:clinical clerkship)での使い方

このようなシーンで活用ができます!

実習で鑑別を想起する、そんなシーンでは『vol.2 鑑別診断』が活用できます。

診察にあたって、どのような内容を問診すべきかイラスト・図を交えて解説しています。その際に注意すべきことなども記載しています。聴取できた症状から診断を想起できるフローチャートや身体所見も掲載しています。

 

また、次のようなシーンでも活用できます。

疾患を軸に他の鑑別を挙げたり、今後の対応について考えるシーンで活用ができます!

  1. 問診でみられる症状の頻度や病歴を記載しています。データに基づいてどれくらいその疾患らしいかを評価できます。
  2. その疾患が疑わしいときに同時に鑑別すべき疾患、考えられる合併症を記載。これらを想起しておくことで見逃しのピットフォールを防ぐことができます!
  3. 検査・身体所見を記載。尤度比も合わせて記載しているので、どの所見がより鑑別に有用か理解することができます。
  4. 今後の対応まで記載。補足事項でPointとAdviceを記載して注意すべき点なども理解できます。

また、それらの疾患の評価で必要なスコアも多数掲載しています。スコア評価をすることでより実践的な診察の評価ができます。

 

また、「vol.2 鑑別診断」に掲載されている『基本的臨床手技』章とあわせて学習することでPre-CC OSCEに出題される課題をすべてカバーできます。

⑤Vol.2 鑑別診断の卒業後の活用方法

このような、研修医になってからの初期対応でも活用できます!

  1. 診察ができるvol.2では、それぞれの症候の疫学データを多数掲載。プライマリ・ケア外来、救急外来など、どの現場でどんな疾患の患者さんが多いのか理解できます。
  2. 「診察開始時の確認事項」では緊急に対応すべき病態について記載。緊急対応が必要な患者さんの対応もこちらで解説しています。実際の診療で注意したい事項なども記載されているので、卒業後も活用できます。

 

また、診察に時間的制約があるような救急当直外来でも活用できます!

このような救急外来のシーンでも活用できます!上記のシーンでは「救急車搬送時の初期対応」の章が活用できます!

  1. 救急外来で想起すべき疾患を厳選して記載しています。緊急対応が必要な疾患を軸にミニマムに最低限度の分量で掲載しています。
  2. 初期評価、問診診察も迅速に聴取すべき事項をピックアップしています。
  3. 行うべき検査とそれらで想起すべき疾患をフローチャートで記載。これを軸に対応することで判断に迷わず素早い診察ができるようになります。
  4. 実際の症例を交えて教訓をコラム形式で記載。臨床現場をよりイメージできます。

■書籍情報・最新情報

いかがでしたか『診察ができる vol.1 身体診察』『診察ができる vol.2 鑑別診断』の魅力は伝わりましたでしょうか!?

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今後とも『診察ができる』シリーズをどうぞよろしくお願いいたします!

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