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[118回受験生向け]【国試体験記】公衆衛生対策~計算問題対策を中心に~

今回お送りするのは公衆衛生対策の国試体験記・第2弾です.

避けては通れない計算問題対策について詳しく語ってくれた先輩の国試体験記をお届けします!


公衆衛生対策~計算問題対策を中心に~
(横浜市立大学 Y・Hさん)


私の公衆衛生対策の進め方

▼ 全体像

私は10月から公衆衛生対策を始めました.

臨床科目であれば,それまでの試験の経験などから,なんとなくでも学習ポイントが分かることが多かったです.例えば,QBの解説にステロイドの副作用が列挙されていたとして,「試験的に問われやすいのは易感染性とかで,成長障害とかはあまり問われないから,前者については忘れていたらしっかりチェックして,後者については軽く読み流そう」などと考えながら勉強を進めることができました.

しかし,公衆衛生はQBの解説を読んでも聞いたことはあるけどよく知らない用語や細かい数字が多く,また1年生の教養科目を最後に避け続けていた計算問題など忘れている内容もあります.

「ただ闇雲にQBを解いて解説を読んでいるだけでは,何を覚えるべきかよく分からないな」と感じ,Q-Assist公衆衛生を見ながらの学習に切り替えることにしました.Dr.盛永の講義は過去の傾向から押さえるべきポイントを強調して説明しているので,公衆衛生対策の取っ掛かりには最適だと思います.

Q-Assist公衆衛生の活用法

講義を1コマ見て,問題解説に移るタイミングで一時停止

動画で解説される問題を先にQBオンラインで解き,正解しても△にしておく

動画の解説で理解する

次のコマに進む

1単元終えたらQBオンラインの検索機能を使って,
講義で扱われていなかった過去10年分の問題を検索して解き,正解しても△にしておく

次の単元に進む

全単元終えたら×の問題を一気に解き直し,正解したら△にする

という流れで進め,12月中旬くらいには公衆衛生を一通り終えました(直前期に備え,意図的に正解しても△にしていました).

▼ 計算問題の対策法

公衆衛生の計算問題はしばしば必修の3点問題として出題されます.国試あるあるの「関連知識で2択までは絞れた!」とかもないので,解き方の分からない問題に出会うと,根拠のない推理を繰り広げ最終的には直感に頼ることになり,5択であれば80%の確率で必修の3点が消えます.考えただけでも恐ろしいです.大学入試でも数学に苦しめられたトラウマがあったので,気合を入れて対策しました.

Dr.盛永の解法以外にも解法があるものに関しては,QBや模試の解説なども参考にして,自分にとってやりやすい解法を使うようにしました.時間節約のため,初見の問題以外は紙に書くのは立式までとし,後は電卓でやっていました.

計算問題は様々なパターンに慣れることが大事なので,過去10年分までなどとこだわらず,QBの検索機能を駆使して古い問題も解いてみることをおすすめします.

国試本番の感想

本当に疲れました.国試せん妄なんて都市伝説だと思っていましたが,Fブロックの最後の方では国試せん妄を発症し,解ける問題を普通に誤答してしまいました.

「もう2度と受けたくない」というのが率直な感想です(笑)

最後に

よほど自信がある人を除けば,しっかり勉強してきた人ほど本番中に不安を感じてしまう場面が多くなると思います.

私は「普通に難しくない?」と毎ブロック思いながら解いていましたが,自己採点をしてみたら自己ベストでしたし,「分からなさ過ぎて人生で初めて途中で帰ってやろうかと思った」と言っていた優秀な友人も余裕で合格していました.

周りと足並みを揃えて対策をすれば十分合格可能なので,がんばってください!


いかがでしたか.
この体験記を参考に,計算問題を確実に得点できるようになりましょう!

(編集T.F)

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