イヤーノート2025 内科・外科編
[4~5年生向け]【体験記】ポリクリでもイヤーノートは大活躍!調べ物の最適解はこれ!
いよいよ12月になり,木枯らしに吹かれて冬を感じる今日この頃.
医学部高学年の皆さんは病棟実習にも慣れてきた頃合いなのではないでしょうか.
皆さんは,見学にレポートに口頭試問にと忙しい実習をどのように過ごされていますか?
この記事では,実習の様々な場面で『イヤーノート』を活用し,レポートや試問に役立てるのみならず,実習ベースの”活きた”知識を蓄え続けている先輩のポリクリの過ごし方を紹介します!
是非ともこの先輩に倣い,有意義な病棟実習を過ごすとともに,実習を通した国試対策を実践しましょう!
ポリクリでも大活躍のイヤーノート!
T大学 Y.Tさん
【購入のきっかけ】
元々『病気がみえる』(以下,病みえ)を使って勉強し,CBTを受けました.その後,実習がはじまるタイミングで『イヤーノート』(以下,YN)を購入しました.
薬剤の情報がより多いこと,素早く診断や治療方針を確認できることが,臨床実習で役に立つと考えたことがその理由です.
【実習での使い方】
糖尿病内科をまわっていたときの使い方を紹介します.
実習では患者さんに実際に問診・診察を可能な範囲で行い,カルテに記載された情報を元に資料を作成しました.その後,作成した資料を元にカンファレンスで発表を行う機会がありました.
●実習に行く前の復習
実習行く前にはイラストが豊富で病態から理解しやすい『病みえ』をざっと読んでイメージを復習しました.
それぞれの疾患にどのような症状が出るのかを押さえて,実際に患者さんに会ったときに鑑別疾患を思い浮かべられるようにしておきました.
●実習中はさっと調べられるイヤーノート!
実習中では適宜YNをチェックしました.担当の先生が患者さんについて説明をしてくれたので,タイミングを見計らいながら,出会った単語をmedilinkアプリの検索ボックスに単語を入力し,周辺の知識を固めていくように心がけました.(例:「糖尿病 薬物」「Cペプチド」等)
●問診の意義の確認
担当の患者さんを先生が問診する場面を見学することがあります.その際に,それぞれの質問の意図をYNで確認できたことはとても有意義でした.
例えば糖尿病の患者さんの診察で,「痺れはないか,眼が見えにくくないか」などの問診がされていたとします.
このような場面でYNを使って調べることにより,この質問は3大合併症の有無を問うもので,その進行の度合いを知るために不可欠な質問だと知ることができます.
▲「イヤーノート内科・外科」で必要な情報をすぐに参照!
回診が終わってからも、カルテを先生と見ながら適宜YNを参照していました.
●カルテの理解のお供に
検査所見やカルテを読んでるときにもYNは非常に便利です.患者さんの訴えだけでなく,客観的なデータを読解するためにYNが役に立ちました.
例えば糖尿病について,一型か二型かをわかつ自己抗体の有無や,インスリン分泌能の指標であるCペプチドの数値などは,診断名と関連して説明ができるようになりました.
●豊富な治療の記載でカンファの理解が捗る!
薬剤の商品名がYNに載っているので検索も簡単です.
レポートを書くときに,商品名ではなく一般名を用いるように指示があったため,一般名に加え代表的な薬剤の商品名が載っているYNでその都度検索にかけていました.
同時に作用機序も簡潔に説明されているため,一石二鳥です.最近になってよく使われるようになった薬も記載があったため,カンファレンスの議論も理解できました.
▲例えばカンファレンスで知らない薬剤名が出てきたときも,YNを使えば検索で一発!
投薬が治療の主役の科は,薬の作用機序を理解することが求められます.
例えば,内因性のインスリンの分泌能がどれだけ残っているのかによっても,同じ糖尿病と名がついても病態は異なるのです.
患者さんに合わせて柔軟に設定される治療方針の意義を知るのに,YNは大活躍するはずです.
●予習・復習でも便利
先生から「これってどういうこと?」といったように質問されることもよくあります.
そのため,スキマ時間にYNを見て予習して,答えてられるようにしていました.
そうすると,「よく調べてるね」と言ってもらえることが多いです!
さらに重要なのは,YNで知識があると,患者さんの訴えや,経過の理由に納得が行くようになります.
実習中の課題でレポートの提出が求められることもあるかと思います.YNでつけた知識は,レポートを作るために参考文献を読むときにも役立ちます.
マーカー機能やブックマーク機能を使って,実習中にパッと見た項目に記しをつけて,一覧からすぐ見つけられるようにしておける点も便利でした.
▲ブックマークやマーカーは一覧化して表示することもできます!
マーカーとブックマークの使い分けとしては,大きな項目全体が必要なときはブックマーク,項目の中の単語が必要なときはマーカーを引いて使っていました.
また,YNと病みえを横断して検索できたり,YNから病みえに飛べたりすることも,両者の強みを同時に活かせるため,便利でした(病態のイメージに病みえ,治療方針にYNを使うといったように,役割分担ができました).
【おわりに】
YNは国家試験対策に便利であると同時に,ポリクリでも大活躍することでしょう.
病態から,治療方針,所見,問診,カルテ記載に至るまで,広い場面での基礎となる知識を得ることができます.
現場でこのように得た経験や知識は国試対策にも役に立つはずです.
イヤーノートを問診・カンファ・カルテ理解・レポート・試問など,病棟実習の様々な場面で活用されていたようですね.
実際に先生方から臨床現場でも活用しているとのお声をいただいているイヤーノート.この先輩のように,ポリクリでもぜひお役立ていただけたなら幸いです!
なお,イヤーノートを病棟実習に活かす方法については,以下のような体験記も過去に寄せられています.
レポートを書くとき.概念や診断基準,症状や必要な検査などが『イヤーノート』にはわかりやすく書かれていました.
他の参考書や資料を調べつつ,『イヤーノート』を常にそばに置いて,ポイントをおさえるための参考とすることで,ポリクリのレポートは安定して良い評価をもらえました.
ある日,ふと手元のYNを見たところ,私が必死にたくさんの参考書からかき集めた知識がすべて(しかも単純化されていてわかりやすい),YNに書かれていることに気が付きました.
それからは,課題やレポート,さらにカルテの記載に取り組む際にはまずYNでポイントを確認し,足りない場合(病態生理の理解,最新の治療法など)に,YNに書かれたキーワードを参考にして図書館で論文検索したり,参考書を探したりするようになりました.
なお,イヤーノートの詳しい使い方については下記の記事も参考にしてください!
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