第5回内科専門医試験の対策法〜第4回から読み解く傾向と対策〜

今回は,Q-Assist内科専門医試験の講師さとみな先生に,2025年実施予定である第5回内科専門医試験の対策法を教えていただきました.
今後,内科専門医試験を受験する先生方はぜひ参考にしてください!

みなさんこんにちは,さとみなです.今年ももうすぐ冬が来ます.
ということは,少しずつ,しかし確実に内科専門医試験の足音が近づいてきているということですが,みなさんいかがお過ごしでしょうか.
「内科専門医試験対策ってなんかよくわからないな...」「そもそも何をやったらいいの?」と思ってこの記事に辿り着いた先生方,多いと思います.
ということで,今回は第4回内科専門医試験のデータをもとに,第5回受験生がどのように対策をしたら良いのかをお伝えしていきます.

内科専門医試験対策は結局何をやればいいのか?

まず結論から言います. メディックメディアのQシリーズ(Q-Assist,QBオンライン,Quick Check)が,内科専門医試験対策の必要十分条件と思います.Qシリーズは,我々メディックメディアが導き出した内科専門医試験合格への最適解で,この教材自体が皆さんへのアンサーとも言えます.

とりあえずこれをやっておけば,合格できると思います.もちろん,日々の業務で得られる知識の差や,勉強時間がたっぷりとれる人ととれない人の差などなど,多くの背景因子が関わってくるのは事実ですが,少なくとも,このQシリーズをやっていたのに他の受験生に大きく引き離されていた,ということは絶対に無いです.

まあ私自身がQ-Assist内科専門医試験の講師ですから,「そりゃポジティブなこと言うのは当然でしょう」と皆さん思うと思いますが,客観的にみても,ここまで完成度の高い内科専門医試験用の教材は他にないのではないかと思います.蓄積されたビッグデータをもとに,少なすぎもせず多すぎもせず,効率的かつ最適化された教材です.

過去の出題傾向から見る第5回試験の対策法

と,まずポジショントークとも捉えられかねない内容から始まってしまいましたが,客観的な視点から第4回内科専門医試験の評価をしましょう.

まず,第4回は合格率が特別でした.第3回の合格率は87.56%と例年に比べて明らかに低く,このまま低くなっていってしまうのか!?と思われていたのですが,第4回では過去最高の95.65%という,専攻医の心臓に悪い合格率の乱高下が認められました.
これはどういうことかというと,絶対評価的な要素が強い,という意味ではないかと思います.平均点は,第3回が69.28%,第4回が74.18%であり,合格率と完全に比例していますから,受験者一人一人がしっかり点数をとることができれば,ちゃんと合格させますよ!という意図の表れでしょう.少なくとも,機械的に下位10%を落とす試験ではないということです.つまり,正しく対策してしっかり知識をつければ,みんな受かるのです.

以前,総評の記事でもお伝えしたとおり,第4回では,「『ここまで問う』のレベルを,前回から少しだけ広げている」のですが,「問われている疾患自体は頻出のものばかり」でした. つまり,対策としては「問われやすい疾患を,深くなり過ぎない範囲で深掘りする」という方法が良いということになります.

例を挙げましょう. 例えばアメーバ赤痢.治療として,国試レベルではメトロニダゾールを選ぶことができればOKですが,内科専門医試験ではプラスでパロモマイシンを選べなければいけません. ここまでが第3回受験者のレベルで,「赤痢アメーバの治療→メトロニダゾールとパロモマイシン」と答えられる状態が前提条件となったうえで,第4回ではいよいよ,治療だけではなくその特徴が色々と問われました(ちなみに治療も問われました).「5類感染症であること」や「感染経路は経口と糞口があること」,「検体を出す時はできる限り迅速に提出すること」などといった知識が必要な問題が出題され,一気に深掘りされる結果となったのです.

こういう深掘り問題を,全て解けるようになることは困難ですし,その必要はありません.が,この程度の深掘りであれば,アメーバ赤痢が頻出疾患であるということをわかっていれば対応できたことと思います. 「頻出事項は確実に正答できるようにする」+「こういった深掘り問題もある程度は対応できる」という2点が組み合わされば,合格は固いです.

となると,頻出疾患って結局どれ,という話に帰着しますが,それはQシリーズQ-Assist,QBオンライン,Quick Checkが全てです.

使い方としては,まずQ-Assistを視聴するところから始めるのが最も効率的と思います. 頭が整理された状態で,QB onlineで問題演習をしたり,Quick checkで知識を確認したりすることで合格に十分な力をつけることができます. 対策開始時期は,12月〜1月頃が良いかと思います.そろそろ対策を始めていきましょう.

▼Q-Assist,QBオンライン,Quick Checkに関する詳細は,こちらからご確認ください. https://informa.medilink-study.com/regularpost/44195/

みなさまの合格を心より願っています.


筆者

Dr. さとみな

さとみな先生

内科専門医でありQ-Assist講師.

軽快なトークから繰り出される

臨床エピソードや小ネタによって記憶に残る講義が人気.

https://x.com/muroyamuron

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