【内科専門医試験体験記】受験者の試験対策法をご紹介②
皆さまこんにちは,編集のK.Tです.
新制度の内科専門医試験は,2021年から既に4回実施されていますが,具体的にどのような対策をすべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は,第4回内科専門医試験を受験し合格された先生に,試験対策や本番の試験の印象についてお話を伺いました.
これから内科専門医試験を受験される先生は,是非参考にしていただければと思います.
今回お話を伺った先生のご経歴
試験対策スケジュール
受験前年の2023年10月頃から『内科系専門医試験 Quick Check』で対策を始めていました.
その他の問題集を使い始めたのは2024年1月(試験の5ヶ月前)ごろからです.
土日はあまり時間がとれなかったので,基本的には平日の終業後2時間くらいで問題集を,通勤や診療の合間に『内科系専門医試験 Quick Check』を解くようにしていました.
2024年4月までの主な対策法
次の2つの教材をベースに勉強していました。
①『内科系専門医試験 Quick Check』
1周目で一通り解いたあと,2周目は間違えた問題のみを解くというやり方で4月までに2周しました.初期研修や臨床では振り返る機会がない,解剖・組織や生理等の知識を体系的に復習するうえで役立ったと思います.
新制度の内科専門医試験についても過去の受験者から寄せられた出題情報を毎年反映しています.
②日本内科学会の『認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集 第2集』
1月から始めて2周しました.問題の難易度は本番の試験よりもやや簡単なので,他の教材と併せて使用するのがよいと思います.
2024年4月中旬以降の主な対策法
周囲の評判を踏まえて『クエスチョン・バンク 総合内科専門医試験 予想問題集』を解きました.
理由としては,『認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集 第2集』の認定内科医試験の過去問よりも難しい問題を対策するためです.
時間の都合上1周しかしていませんが,この問題集を解ければ合格点に達するだろうと感じる難易度でした.解説が丁寧だったので勉強しやすかったです.
『内科系専門医試験 Quick Check』は間違えた問題のみ3周目を解く等、直前まで苦手分野の潰しこみに使用していました.
試験対策を振り返って
内科専門医試験は評判のとおり難易度の高い問題も出題されますが,合格するには国試レベルの内容や初期研修,臨床で学んだ基本事項を押さえることが大切だと感じました.
問題集などで難しい問題への対策も必要ですが、他の受験者も得点できる基本事項を落とさないことが重要だと思います.
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基本事項の復習にポイントを置き,仕事と両立しながら合格を掴んだ先生の体験記はいかがでしたか?
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この記事をご覧になった先生方の内科専門医対策が実を結び,無事合格されることを編集部一同祈念しております!