クエスチョン・バンク医師国家試験問題解説
こんにちは,メディックメディア編集部のYです.
今回は都内と地方の両方を検討し,戦略的にマッチングを駆け抜けた先輩の体験記をご紹介します.
病院選びの「軸」の決め方から,地味に大変な書類作成のコツまで.
「納得のいく結果」を勝ち取るためのロードマップを,ステップ形式で分かりやすく整理していただきました.
― 都内も地方も受けた私のマッチング体験記 (N大学 Tさん)―
ゴールデンウィークもおわり,あっという間に5月中旬ですね!そろそろマッチングの季節かと思います.
「やばい,マッチング対策何もしていない…」って焦り始める6年生,
「そろそろ考えたほうがいいのかな…?」って気になり始める5年生,
両方いると思います!
私自身は『都内と地方』の両方を考えて,こつこつ早めに行動するタイプだったかなと思います.『4年生のころから見学行かないといけない病院もあるらしい』と聞いて4年生の3月から見学に行ったりもしていました.ですが周りを見る感じ,
この時期に『ゼロ』でも,全然間に合うと思います!
私は,都内の病院は6つ見学して2つに応募し,地方の病院は4つ見学して2つに応募しました.
その経験から言えるのは,
マッチングは,「早くから完璧に準備した人だけが勝ち取るもの」じゃなく,「自分の軸を持って動けた人が納得のいく結果を得られるもの」!
時期ごとのマッチング対策について流れに沿って解説します.
実習を回ってきて,
・自分がすごい熱いタイプで色んな手技を経験したいタイプ(ハイパー)
・できる限り無理したくない!最低限でいい(ハイポ)
なのか分かってきていると思います.
ハイポは悪く言われがちですが,長く医者を続けるために折れないことも大事ですよね.
これを決めたら,病院を探しましょう!
完璧な戦略はいらないので,
・レジナビなどの大型病院説明会に行く
・病院見学ツアーに参加する
・先輩に聞く
・ネットで給料や有給などの口コミを調べる
といったことから動き出しましょう.
私は救急体制や給料,立地が特に重要ポイントでしたが,人によって異なると思います.先輩や同級生に聞いた感じ,知っておくべきポイント(例)は以下の通りです.
▼知っておくべきポイントの例

※ChatGPTで作成しました
◆救急体制におけるポイント

※ChatGPTで作成しました
病院を探す手始めとして大規模説明会は,地方病院の情報収集にはかなり有用です!
「こんな選択肢あるんだ!」って視野が広がります.
ただ,都内の有名病院は参加しなくても集まることもあって,あまり出ていないことも多いです.なので都内は正直,
・先輩の口コミ
・自大学の情報
・立地
・病院のブランド
で動く人が多い印象ですね.
つまり,都内と地方では情報の取り方が違うと思います!
都内はどこも倍率が高いこともあって,見学回数が厳しかったり,面接・筆記試験が厳しかったりします.早めに動いたほうがいいとは思います.
無限に見学すると,普通に疲れます.もし,あなたがマッチング6年生の場合は上記よりもっと絞って見学・応募をする必要があります.
見学までのやりとり,日程調整,実習があるなかでの平日に見学を両立させる難しさ,いざマッチング応募となると膨大な量の履歴書の作成がはじまります.書類も地獄になります.
なので,むやみやたらに見学に行かずに,まずはどんな病院に行きたいかを考えてから見学の計画を立てましょう.
私は自分の譲れない条件をExcelにして比較して決定していました!

そしたら,
・病院を7~8個くらいに絞ってみる
・とりあえず一番いいと思うところに見学申し込みを出す
これだけで十分スタートラインだと思います!
イメージが湧くだけでもかなり違います.
全部完璧に比較しなくていいので,
「なんとなく合いそう」を言語化できるようになりましょう!
見学が病院を決める上でやっぱり一番重要なこと.
実際条件がすべていいのに,何かいる研修医の先生と自分の雰囲気が合わないこともあったりするようです.年度が変わると結構雰囲気が変わることもありますが,少し意識した方がいいとは思います.
見学する診療科を見に行くときに,診療科に迷ったら
①自分の将来志望する診療科
②総合診療 or 救急救命科 など研修医が学ぶことの多い診療科
③口コミで面接の担当の先生の診療科が分かっていれば,挨拶のために行ってみる
で行ってみるといいと思います.
私は見学時にはただ漫然と突っ立つことはせず,積極的に自分のできることをしたり,先生方に質問したりと活動的な姿勢を見せるようにしていました.大抵は1日しか来ない実習生は覚えていないと思いますが,病院によっては研修医が採点権を持っていたりするので要注意です.
私は病院見学だけでは記憶に残らないだろうという考えから,外部病院実習可能な大学の制度を利用して1カ月間第一希望の病院で実習をさせていただきました.面接のときにもその話になりましたし,マッチングで採用された1番の理由はその実習だと思います.
筆記がある病院もありますね.
細かい内容は病院によって違うのでここでは言いませんが,QBを早めに回しておくと,本当に楽だと思います!
どうせ国試でやる内容でいつか必要になる上,病院ごとの独自試験の基礎知識にもなるからです.夏前に一周していると,学校の卒業試験も含めた気持ちの余裕が全然違います!
モチベーションにもなりますね!

これ,結構大変ですね.
最終的に受ける病院が少なかった私でもきちんと病院ごとに合わせた志望理由に書き換えること,添削をしてもらうなど忙しかったです.
【特に大変だったこと】
・郵送期限,募集期間がばらばらなこと
・記載内容が全然違うこと
・この時代に手書きしなくてはいけない病院が多いこと
・受験日が被らないようにうまくバランスのいい日程を組むこと
出しすぎると,本当にしんどいですね.しかも,後述しますが面接(受験日)が近すぎると面接のクオリティにも響いてきます.
だからこそ「ある程度絞る」は大事だと思います!
偏見ですが,面接ははどれほどその病院を第一志望であると思わせるか,その病院でいかに役に立てるか話せるかだと思います.
10分の面接は早すぎて差はつかない気がしますが,30分の面接は思っているよりとても長かったです.
準備していないと,途中で失速します.
・なぜこの病院か
・将来どうなりたいか
・なぜ都内/地方か
・どんな医師になりたいか
ここはちゃんと病院に合わせて変更して完璧にしましょう!
3日おきに受けるのは普通にありますが,前日他の病院を受けた次の日にまた面接せざるを得ないこともあるようです.失敗談として「全然その病院に関連ない前日の志望理由を喋り空気が凍った」と言ってる人もいました.
場所?
忙しさ?
ブランド?
給与?
将来の専門?
正解はないけど,必ず第一志望から順番に書きましょう!手ごたえがなくても絶対に,です.相手にマッチングで第何希望にしたかは絶対に伝わらないので,顔色を伺う必要はありません.
5月中旬,まだ何もしていなくても,全然間に合います!
今日からひとつ動いてみましょう~!
・レジナビに申し込む
・先輩にLINEする
・病院を7つ挙げてみる
・Excelを開く(自分なりのまとめ計画を立て始める)
それだけで,もう一歩目です!
マッチングは大イベントな気がしますが,過ぎると意外とあっという間です.
「自分がどう働きたいか」を考えるいい機会と思って,楽しみながら乗り切りましょう!