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国試の過去問演習、いつ始めればいい?【QB2023-24シリーズ順次発売①】
国試対策の定番,『クエスチョン・バンク(QB)』.『QB2023-24』がvol.1より順次発売され、vol.6公衆衛生、vol.7必修、117回の最新国試解説がこれから4月下旬にかけて出揃う予定です!
今回は,国試対策を始める皆さんが疑問に思うであろう,「国試の過去問演習をいつ始めればいいの?」ということについて,データから考察していきたいと思います.
国試対策を始める前に知っておきたい残酷な現実
あれこれ理由を並べ立てるよりも,まずはデータを見てもらったほうが早いでしょう.
ということで早速ですが,下のグラフをご覧ください.
これは,117回国家試験受験生を国試成績上位・下位の2群に分け,5年生の4月からのQB平均問題演習数をプロットしたグラフです.
成績上位者と成績下位者ではQBの演習数に1,000問強の差があります.また,その差は6年4月頃にはすでについており,その後は埋まらない.
ということが読み取れます.後で演習数を挽回しよう…と思っても,そのときには周囲も頑張っているので結局追いつけない,ということが起こっていると考えると,これが非常に怖いグラフであることが皆さんにも伝わるのではないでしょうか.
今この記事を読んでいるあなたが5年生以下であるならば,6年生の4月までに周囲よりも演習数を多くこなすことを意識してスケジュールを組んでみましょう.
……ここまで読んで,「もう私は6年生だから,今から頑張っても意味がない…?」と不安になった方もいるかと思います.ここでもう1つグラフを見てみましょう.
これは,国試成績上位・下位だけでなく,不合格者をさらに別の群に分けてプロットしたグラフです.
成績下位の合格者と不合格者は,夏までは演習数に差はないが,7月頃から演習数に差が開き,国試当日には平均500問ほど差がつく,ということが読み取れます.
私たちメディックメディアの社員が分析前に想像していたよりも,「成績下位の合格者」と「不合格者」間の演習数の差がはっきりとグラフに表れており,正直なところ驚いています.
国試対策のスタートが遅かった!という方は,夏〜秋の時期にペースを落とさず頑張ることで,合格圏内に入ることができる可能性が高まるといえるでしょう.
先輩はみんなQBを選んだ!
問題演習へのモチベーションが高まったところで,次は教材の話をしていきます.
国試過去問を演習できるコンテンツは複数の会社から提供されていますが,117回国家試験受験生に対する小社のアンケート調査によると,その中でも『QB』の所有率は群を抜いており,なんと92.4%.
手前味噌で恐縮ですが,先輩受験生のほとんどが本書を持っていたことから,QBが安定して多くの学生に支持されてきたことがわかります.
絶対に失敗したくない国家試験という一大イベント.周囲と違うコンテンツを用いる勉強法には,不安を伴います.
その点,多くの学生や専門医の先生方から常にフィードバックをもらい地道な改訂を重ねてきているので(メジャーはもう30年以上になります!!)『QB』ならば安心して国家試験対策に集中できるといえます.
国試の上位得点層にはQB派が多い
また,同じ117回受験生へのアンケートにて「過去問演習に最も使用したコンテンツ」を伺ったところ,国家試験の得点率上位群の方が,下位群よりも,メインで『QB』を使用している割合が高いことがわかっています.
みんな『QB』はいつ買ってるの?
では,先輩たちはいつ『QB』を買っていたのでしょうか?
5年生の4〜6月が多数派でした.意外とみんな買うの早い…!と思った方もいるのではないでしょうか??
『QB』はいつ解きはじめた?
次に,QBはいつ解きはじめたかというデータもみていきましょう.
こちらも5年生から開始する人が優勢でした.
医学生は忙しい!
国試対策を早く始めることにはメリットしかありません.
マッチングや卒業試験においても国試の過去問やよく似た問題が出題される場合があり,早め早めに国試の過去問を解いておくと,これらの対策を楽に進めることができるのです.
よくある出題範囲として【メジャー5年分】などがあるので
もし6年生の春から過去問演習に手をつける場合は,最低でも6〜7月までにメジャー1周目問題完了を目標にするとよいと思います.
今から始めておけば,マッチング,卒業試験,国試対策をぐっと楽にすることができます.
少しずつ,過去問演習を始めてみませんか?
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