【112回医師国家試験】時間割から予想する各コマの出題数と内訳
こんにちは!
医師国試まであと3週間.
早い人には既に受験票が届いています.
そこで,メディックメディアでは,確定した時間割を皆さんにお知らせするとともに,
各コマの出題問題数と、その内訳(一般・臨床・長文から何問ずつ出るか)も予想してみました.
――――――↓確定している情報――――――
■第112回医師国家試験(2018年2月施行)日程と時間割
●1日目(2月10日(土))
A問題 |
09:30~12:15 | (165分) |
B問題 | 13:45~15:20 | (95分) |
C問題 | 16:10~18:30 | (140分) |
●2日目(2月11日(日))
D問題 |
09:30~12:15 | (165分) |
E問題 | 13:25~15:05 | (100分) |
F問題 | 15:55~18:30 | (155分) |
■“必修問題以外の一般問題”が100題減る
――――――↓問題数等の予想&その根拠――――――
さてここまでの情報と,111回までの時間割と1問ごとの時間配分から,
どのコマが「必修」「総論」「各論」なのか,そして,
「総論」と「各論」のどちらから何問ずつ一般問題が削られるのか,推測してみます.
■予想されるカテゴリ(必修/総論/各論)と問題数 まとめ
●1日目(2月10日(土))
|
時間 |
カテゴリ (予想) |
問題数・内訳(予想) |
A問題 |
09:30~12:15 (165分) |
各論 |
75問 (一般15問,臨床60問) |
B問題 |
13:45~15:20 (95分) |
必修 |
50問 (一般30問,臨床10問,長文〔2連問〕5セット) |
C問題 |
16:10~18:30 (140分) |
総論 |
75問 (一般40問,臨床20問,長文〔3連問〕5セット) |
●2日目(2月11日(日))
|
時間 |
カテゴリ (予想) |
問題数・内訳(予想) |
D問題 |
09:30~12:15 (165分) |
各論 |
75問 (一般15問,臨床60問) |
E問題 |
13:25~15:05 (100分) |
必修 |
50問 (一般20問,臨床20問,長文〔2連問〕5セット) |
F問題 |
15:55~18:30 (155分) |
総論 |
75問 (一般30問,臨床30問,長文〔3連問〕5セット) |
■予想の根拠
まず,B問題とE問題の合計が195分で,これは111回の必修の合計時間と一致するので,B問題とE問題が「必修」である可能性が高いといえます.
では残りの4コマのうち,どれが総論で,どれが各論か.
仮にCとFが「総論」,AとDが「各論」として,111回と112回の総論・各論の時間数を比較すると,次のようになります.
111回 | 112回 | |||
総論 | 一般120+臨床80(345分) | → | 一般70+臨床80(295分) |
111回と112回との差:50分 |
各論 |
一般80+臨床120(380分) |
→ |
一般30+臨床120(330分) |
111回と112回との差:50分 |
総論と各論の差:35分 |
→ |
総論と各論の差:35分 |
|
|
総論と各論の和:725分 | → | 総論と各論の和:625分 | 111回の合計と112回の合計との差:100分 |
※長文は総論のコマで出題
このように当てはめると,
これが正しいとすると,111回と112回の差は総論・各論ともに50分なので,
一般問題は総論と各論からそれぞれ50問ずつ削減される,
■1問に使える時間
もう一つの根拠として,1問あたりの時間配分があります.
111回までの時間割と問題数から,1問あたりに割り振られる時間配分は,次のように推測されます.
●一般・臨床
- ・一般問題:1分
- ・臨床単問:2分30秒
- ・臨床長文:1つの連問で10分
●必修
- ・必修一般:1分
- ・必修臨床単問:1分30秒
- ・臨床長文:1つの連問で10分
この時間配分と112回の時間割とを組合せると,CとFが「総論」,AとDが「各論」以外の組合せでは,各コマの問題数と時間が合わなくなるのです.
そのため,「必修」「総論」「各論」はこの位置だろうと推測できます.
■各コマの問題数と内訳
ここからは予想というよりは,シミュレーションです.
111回までの時間割から導き出される各問題の持ち時間を元に,
112回の時間割の各コマで出題される問題数の内訳を推定してみると,表のようになります.
もちろん他の組合せの可能性もあって,
例えばA(各論)を一般10問+臨床62問,D(各論)を一般20問+臨床58問,とすることもできます.
ただ,111回までの過去問を解いた方だとわかると思いますが,
近年の国試は1つのコマに特定の形式が固まることなく,一般・臨床・長文がなるべく均等に配分されています.
そこから推測すると,上記の配分で出題される可能性はそれなりに高いと考えられます.
各コマの合計問題数を見てみると,A・C・D・Fはそれぞれ75問となり,
ここからも理にかなった配分ではないかと思われます.
※総論と各論の割合が,臨床も含めてガラッと変わっていると、
※配点については下図を参照.さらに詳しく知りたい方はコチラ.
※本記事の「問題数等の予想&その根拠」の内容については,あくまでも弊社見解であり,実際の出題数・内容とは異なる可能性がある旨をご了承下さい.