イヤーノート2025 内科・外科編
[115回国試受験生向け]『イヤーノート』で直前対策(前編)★ 「青字」を要チェック!
こんにちは.編集A.Kです.
お正月も過ぎ,国試受験生の皆さんは,
国試本番に向けていよいよラストスパートを切ることと思います.
この時期の『イヤーノート』の使い方をご紹介し,
少しでもお役に立つことができれば嬉しいです.
特に,イヤーノートは持っているのに
自宅の本棚や学校のロッカーで眠っている…そこのアナタ!
もったいないです!!!今使わないでどうしますか!
早速,以下の方法で使ってみてほしいです.おおまかな手順は次の通りです.
(1)問題演習をする(これまでの復習をする)
(2)演習後に解説を読む際に,『イヤーノート』の当該ページを開く
(3)その疾患の全体像をおさらいし,青字(国試既出事項)をチェック!
(1)問題演習をする(これまでの復習をする)
まず,予備校の問題集や,
『クエスチョン・バンク(QB)』『回数別医師国家試験問題解説』などで問題復習をしたとき.
傍らに『イヤーノート』をおいて,演習した疾患のページを開いてみましょう.
軽く一読し,その疾患の”全体像”をおさらいしましょう.
具体的な問題を挙げて説明しますね.
107回で出題された心タンポナーデの治療の問題.実際に解いてみましょう.
https://qb.medilink-study.com/#/Answer/107F26
症状緩和のためにまず提案すべき治療はどれか,という問題でしたが,
心タンポナーデであることを考え,心囊穿刺による排液と答えることができますね.
(2)演習後に解説を読む際に,『イヤーノート』の当該ページを開く
『イヤーノート2020』の心タンポナーデのページを開いてみましょう.
『イヤーノート』は,過去に国試で問われた知識を青字で示しています.
実際の『イヤーノート2020』誌面情報はこちら↓
(クリックで画像を拡大)
〔治療〕の項目に
「心膜腔穿刺による排液が第一選択である.」
とあり,青字になっていますね.
『イヤーノート』では国家試験で正解選択肢となった情報は青字となっています.
(3)その疾患の全体像をおさらいし,青字(国試既出事項)をチェック!
『QB』で問題演習したとき,その答えもイヤーノートで青字になっているのですが,
それ以外の青字,つまり,“その疾患で他に何が出題されてきたか”を
最低限確認しておきましょう.
※情報量が多いイヤーノートですが,青字だけ見るなら,サッと網羅できそうですね~!
例えば,〔検査〕の項目の青字.
「心エコー」が最も重要な検査であること.
重要な所見として「奇脈」があること.
など,青字部分を追って記憶を整理してみてください.
〔検査〕項目の青字はたった2箇所です.すぐ確認できますね.
ちなみに,「心エコー」が問われた問題は,113F48,105C30など,
「奇脈」が問われたのは114A40でした.
直近の国試で問われている重要ポイントですね.
電子版を使って確認すると,
その青字がどの国試で出題されたのかを確認することができます.
確認したい青字部分をクリックすると,該当国試番号が表示され,「QBオンライン」に移行後実際に問題演習が可能です.
アプリをお持ちの方は,そちらで見るとよいですね.
※最新版「イヤーノートアプリ2021」では,111~113回国試で出題された内容には青下線が追加されています.
該当国試番号をクリックする前に,直近の国試で出題されているのかどうかを判断することができます.青字部分✕直近国試出題事項箇所を整理することができますね.
アップデート版を購入されている方は是非ご活用ください!
国試は毎年2月に施行され,『イヤーノート』は3月に発行されるため,
最新の国試で問われた事項は,その年の『イヤーノート』では青字になっていません
(例:『イヤーノート2020』では,113回,114回国家試験の出題事項は青字になっていません).
このため,5年生で『イヤーノート2020』を買った人は直近2回の過去問集(113,114回),
6年生で『イヤーノート2021』買ってくださった人は直近1回の過去問集(114回)について,
問われた内容に青いマーカーなどを引いて,既出事項であることが分かるようにしてみてくださいね.
青字ばかりでなく,黒字(=国試で未出題)のうち,
検査・治療・対応に関わる箇所に目を通し,重要そうなポイントをチェックすることも大切です.
15日(金)にお送りする後編では,具体的にどういうところに注目しておくと良いか,
いくつか例をあげて,最近の傾向をご紹介します.
編集部A.K
国試直前期の使い方はこちらでも紹介中です.↓
直前期の使い方~青字と黒字を使いこなす|『yearnote(イヤーノート)』内科外科のエッセンスが一冊に