イヤーノート2025 内科・外科編
[6年生向け]医師国試に最も近い模試とは【体験記】
皆さんこんにちは。編集部のM.Tです。
コロナウイルスについて緊急事態宣言が出て、今後日本はどうなっていってしまうのやら…。
僕自身、母親から
「コロナって今後どうなると思う?」、「どう対策すればいいの?」
と質問攻めにあい、
「ああ、臨床現場にいなくても医学的な知識って求められるんだなあ」
と思いながら、母親に手洗い・消毒の仕方を教えるなどしています。
皆さんもぜひ、身近な人を守るために、もっている正しい知識を使っていきましょう…!
さて、今日お送りする国試体験記は「模試」についてです。
全国的に臨床実習のスケジュールなども大幅に変更になってしまっている今年度…。
例年であれば、友人と学習進捗を確認し合うことが実習の合間などで自然にできましたが、今年度はそうもいかなそうです。
しかも、国試本番で問題になるのは学内だけではなく、全国の学生と比較した自分の立ち位置です。
学内・全国の学生と比べて自分の学習進捗が進んでいるのか、遅れているのかを把握するきっかけになるコンテンツが「模試」です。
今研修医1年目の方から、卒業間際に「模試」についての国試体験記を頂戴したので、ぜひ皆さんご一読ください…!
そして、今年度使う模試選びの際にお役立てください。
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■ 最も復習しやすく、本番に最も近い模試
(日本医科大学 K.S)
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夏に国家試験模試を受けてみて
夏くらいにメディックメディア以外の2社の模試があったので、両方とも受験してみました。
1社の模試は難しく知らないことが多く出題され、ただただ焦りや不安感を覚えるばかりでした。
逆に、もう1社の模試は難度が高くない問題が多く、学ぶことが少ない印象でした。
ただ、いずれの模試も高得点をとるのはなかなか難しく、過去に勉強したテーマなのに間違えてしまう問題もありました。
「これQBでやったはずだったけど…」
「なんでこんな簡単な問題なのに間違えてしまうんだ…」
「見直しのときに答えを変えて、逆に間違えてしまった…」
など、反省した点がたくさんありました。
普段の演習では問題を解き、すぐに答えを確認すればそれで終わりですが、模試では一通り解くか、試験終了時刻にならないと終われません。
「余った時間をどうするか、どのように見直しするか」
「必修は8割とらないと落ちるから気をつけないと…」
「これはもしかして禁忌かな?」
など、1セット400問の模試でしか意識しない、国試本番に近い思考を経験できました。
それもあり、秋以降は国試本番に近い経験をより多く積めるように、模試を積極的に受けようと考えるようになりました。
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メディックメディア模試を受験したきっかけ
先程書いた2社の模試について思ったのが、「復習のしにくさ」でした。普段の勉強で『イヤーノート』(以下、『YN』)や『レビューブック』(以下、『RB』)を使っていたので、模試の中で出たけど知らなかったことをメモするときに、毎回『YN』や『RB』のページを調べないといけないのが面倒でした。
そんな中、メディックメディア模試(以下、MM模試)が秋頃に実施されるのを、夏の『INFORMA』で知りました。先輩から「MM模試はまだ始まったばかりの模試」と聞いていたので何となく不安でしたが、メディックメディアのコンテンツはデザインも良く、各書籍の間で参照ページを振っていて、次にどこを見ればよいか分かるなど、使いやすさにこだわっているコンテンツが多かったので、思い切ってMM模試を受験することにしました。
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実際に模試を受験してみて
私は12月にMM模試を受験しました。難易度は難しすぎず、かと言って簡単に高得点をとれるわけでもないという、「ちょうどいい難易度」でした。とても役に立ったのは、『YN』と『RB』へのリンクでした。特に『YN』は5年生のときに購入したので最新年度とズレてしまうのではないかという懸念がありましたが、最新年度とその前の年度の両方のリンクが載っていたので、助かりました。知らない知識や確認したい知識が出てくるたびに、スムーズに調べることができ、とても復習しやすかったです。また、模試では国試の出題基準に初めて掲載された疾患がよく出題されますが、MM模試ではそういった知らない疾患をテーマにした問題でも優しい誘導があったので基礎知識を利用すれば解くことができ、記憶にも残りやすかったです。
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オンラインでの復習
受験したその日のうちに一度復習しましたが、年が明けた1月にもMM模試を改めて復習しました。MM模試は紙の解説書に加えて、オンラインでも解説を読むことができるようになっています。1周目の復習は紙の解説書で行い、2周目はせっかくなのでオンラインで復習してみました。まずは自分が間違えた問題を連続して演習しました。『QB』と同じで、自分が前回どの選択肢を選んで間違えたかもわかるので、『QB』であるあるの「前回と同じ間違いをしてしまった…」という悔しさが生まれ、より記憶の定着に結びつきました。また、正答率が低かった問題もあわせて復習しました。勘でたまたま合っていた問題などを洗い出すことができ、いい機会になりました。こういったフィルタリングのしやすさが、国試直前の限られた時間を使って復習をする上で、かなり役に立ったと思います。
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ビデオでの解説講義
1月に一部の問題についてビデオでの解説講義が配信されたので、視聴してみました。他社の模試にもビデオの解説講義はありますが、1本あたり1時間ほどの動画が数本あり、すべてを見るとかなり時間をとられてしまいます。それに対して、MM模試のビデオの解説講義は1動画につき5分ほどで、それも問題ごとだったので、間違えた問題や苦手なところに絞って復習することができました。また、先生が文字を書いているときは数倍速になるように編集されているので、無駄な時間もなくエッセンスが抽出された動画で学習することができました。
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実際に国試を受けてみて
実際に国試を受けた感想として、一番本番に近かったのはMM模試でした。改めて振り返ってみると、過剰に難しい問題を出す模試を受けて、変に焦って勉強のペースが崩れるよりも、本番に近いクオリティの模試で適切に自分の学習進達度を評価できる方が、より効率的だなと感じました。
復習のしやすさだけでなく、問題の質と難易度でもMM模試が自分の国試合格に一番役立ったように思います。皆さんもぜひ受験してみてはいかがですか?
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K.Sさん、ありがとうございました。
僕自身、「メディックメディア医師国試模試」の編集を担当しているのですが、
問題選定の際に大事にしていることとして
・ただ難しいだけの問題を意味もなく使わない
・『研修医になってすぐに使う知識』『全国のどの病院でも必要になるトピック』など、出題の妥当性のあるものだけは正答率が多少低くなっても出題を検討する
というのがあります。
400問1セットを解いて復習するのにかかる時間って結構なものなので、理不尽な難しさのせいで限られた時間を無駄にはしたくないですよね。
内容や難易度、復習のしやすさについて、これからも模試編集チーム全員でしっかり追求していきます…!
今年もよい模試ができるように、チームみんなで頑張って問題を作っています!
ぜひ「メディックメディア医師国試模試」の受験をご検討くださいね。
それでは今日のメルマガはここまでです!
皆さん、体調を崩すことのないよう、お気をつけください…!
ではまた次回のメルマガで。
(編集部M.T)