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[6年生向け]医師国家試験【体験記】回数別書籍を用いた対策と効率的なまとめづくり

 

こんにちは.編集部のM.Sです.

 

コロナ情勢は今もなお油断を許さない状況ですが,

大学によっては,テストが再開,マッチング対策,講義など始まっているかと思います.

忙しい時期だと思いますが,この記事は今この時期に見ておくことをおすすめします!

ほんの少しだけお時間を下さい!

 

 

今回は,

今年の2月に行われました「第114回医師国家試験」に合格した先輩の合格体験をひとつ紹介します.

 

 

みなさんは

「近年3回分の医師国家試験過去問題を解く」

とぼんやり意識している方も少ないのではないでしょうか.

 

 

実際に国家試験に合格している先輩の体験記で,

より早く敵(本番の国家試験)を知ることをおすすめします!

 

 

 

 

◆◆◆

 

【体験記】回数別書籍を用いた対策と効率的なまとめづくり

(東京医科歯科大学 Nさん)

 

◆◆◆

 

 

 

皆さんは先輩や先生から「直近3年分の過去問はやっておくこと」と言われた経験が少なくとも一度はあると思います.そんな時の対策本として,私は回数別の書籍を選びました.

 

というのも,CBT対策の時から『クエスチョン・バンク』を用いており,慣れていたので「同じ形式の問題集の方がスムーズに演習に取りかかれる」と思ったからです.

これから回数別に取りかかろうとする学生さんもいるとは思いますが,取りかかる前に,私の回数別活用術をお伝えできればと思います.

 

 

 

【6年:春〜夏】

 

私はマッチングの筆記試験で国試直近3年分から出題されるということもあり,

6年の6月頃に回数別の書籍3冊(最新3年分)を購入し,7月から解き始めました.

まずは3年分を1周,問題編と画像集の冊子を使って

国家試験本番に寄せてそれぞれ2日に分けて解いてみました.

 

 

この時点での勉強量は

臓器別のQ-Assistの講義動画を大体ひと通り見て,付属の問題を解いたのと,

『クエスチョン・バンク』メジャー内科の1周目問題を半分くらい解いただけでした.

当然,まだ知識の定着が十分でなく,多くの問題で間違えてしまいました.

 

 

復習を行うにあたり,

いつでも3年分の問題と解説を持ち運べるようにしたいと思い,

回数別の問題編の薄い冊子に付箋でメモを残す形を思いつきました.

 

 

 

このような方法で解説を読みながら知らなかった知識やゴロ,問題のアプローチの仕方などを問題集に書き込んでいきました.

問題集に書き込むことで,解説を読みながら知っていることと知らないことの区別がついたり,覚えているけど大事なことを再確認できたりと,より集中して自分と向き合った勉強ができたと思います.

このような勉強法をしつつ,復習もあわせて2週間ほどかかりました.

 

その後は「QBオンライン」で問題演習を行うことが多かったのですが,

マッチング試験本番まで3年分の問題集は常に持ち歩き,隙間時間を見つけては見直すようにしていました.

 

 

マッチングで必要だからという理由で解き始めたとはいえ,

この時期に回数別を解くことで来たる2月に向け,

「自分はどこまでできるようにならなければいけないのか,そして今どの位置にいるのか」

を知るきっかけになりました.

 

 

また,当時は必修・各論・総論の区別もついておらず,

さらには国家試験の時間割なども知らなかったので,

本番と同じ形式で解き進めたことにより,出題形式を理解できました.

 

 

 

 

【6年:秋〜冬】

 

マッチング試験後は回数別の勉強は1回終わりにして,実習や卒業試験の勉強をしていました.

また,国試対策という面でも回数別ではなく,臓器別を主軸として進めていました.

この時期は臓器別を何度も復習し,知識を固めてから直前期に再度演習として回数別を使おうと計画していました.

 

 

 

 

【6年:冬(直前期)】

 

次に回数別を書籍で解いたのは1月半ばです.

「QBオンライン」で直近3年分をサクサクとやろうかと思っていましたが,

 

盛永先生が配信で

 

 

直前期は3年分を本番と同じように紙で時間計ってやりましょう

 

と仰っていたので書籍で解くことにしました.

 

 

この時も本番を意識して,夏のとき同様,問題集と画像集,そしてマークシートを用いて実際の国家試験スケジュールに合わせて解きました.このような方法で解くことで結果的に緊張感が生まれ,直前期に本番を意識して解くことができたので書籍を用いて良かったです

 

 

この時には既に夏と臓器別の演習で何回か解いた問題も多く,答えを覚えている問題も多かったです

.そのため,この時期は正解することよりも

「どう考えるべきなのか,間違い選択肢を消すにはどの情報が大切なのか」

という部分をより意識して解きました.

 

 

復習する時にも夏に貼っていた付箋が役に立ちました.

周辺知識の確認はもちろん,夏と比べて自分がどのくらい成長したか(夏にどれだけできなかったか)も確認できます.

また,「夏に自分はこの問題のどこに注目していたか」という部分が記録からも読み取れるので,

「ここが当時の弱点だったんだな」

と振り返ることができ,復習の助けとなりました.

 

 

直前期では時間もないため,国家試験に必要な知識,明らかに踏み込みすぎである知識の取捨選択をするように意識して勉強しなければいけないので,本来ならば大事な知識であるのにスルーしてしまったことがないかの再確認にもなりました.

 

 

この時期に所々模試などで新しく知ったことやメモで分かりにくかった事に関するまとめなどを追加することもありましたが,大部分は夏に作ったメモを確認する程度で事足りました.参考までに3年分の演習〜復習までを大体1週間半くらいで終えました.

 

 

 

【国家試験当日】

 

国家試験当日も実際に行われた国家試験の問題を確認するために,付箋をつけた回数別の問題集を持っていきました.そして各ブロックが始まる前に,対応する過去問と書き込みを読んでいました.

 

試験当日はとても緊張していましたが,最後の最後に国家試験のシミュレーションを自分の中で行うことができたことで,少し心が落ち着きました特に必修は独特なので切り替えの意味でも助けとなりました

 

 

 

最後に・・・

 

臓器別を解いた後に回数別を秋頃から始める方も多いと思いますが,私はひと通り過去3年分を夏に解いておくことで,最終的にどの位置まで学力を伸ばしていかなければならないのかと,目安がついたように思います.

 

直近3年分をやり込むことで国家試験に対応できるようになると言われていますが,私は特に112回国家試験から500問体制が400問体制となり,臨床に即した問題が多くなっている今,直近3年分の重要性が増しているように思います.そのため,国家試験受験において,過去3年分の演習は必要不可欠だと思います.

 

 

 

回数別を使って3年分解く方の中で,私のやり方でやってみようと思ってくださる方がいれば,ぜひ問題集を活用してみてください.ノートを1から作成するよりも手軽に作れると思います.

 

私の体験談のうちの何か少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!

最後まで読んでいただいてありがとうございました.

 

◆◆

 

いかがでしたでしょうか.

オンラインでの勉強法が流行っている今でも,結局CBTとは違い,受験する国家試験は「紙」で解かなければいけません.

勉強法はどうであれ,どんなに知識をため込んでも,実際の国試の問題で時間を測って解いてみることで,

時間配分が上手くできない,焦ってマークミスが多い,「2つ選べ」を見逃していた,などと

自分の弱点が分かると思います.

これは,「大丈夫」と思っている人ほど本番でよくやってしまった,ということを聞きます.

 

 

回数別書籍では問題集と画像集が別冊でできており,より本番に近いシュミレーションを行うことができます.

シュミレーションを書籍で行い,敵を知り,己を知り,いち早く自分にあった対策をすることが本当の本当におすすめです!

対策はしすぎることはないんです!

 

みなさんが近い未来の直前期(12月〜2月)に自信を持って国家試験に挑めるようになっていることを心より願っています.

 

(編集部 M.S)