国試

QBオンラインと走り抜ける!国試までのロードマップ 〜現役生編〜


雨の日が続き,いよいよ本格的に梅雨を感じる今日この頃ですね.

大雨や土砂災害の報道が日々なされていますが,皆様どうぞお気をつけてお過ごしください.

さて今回は,QBオンラインで計画的に国試対策をされた先輩の体験談をお届けします.

先輩の計画を参考に,本格的な夏に向けて,今一度国試までのロードマップを考える機会にしていただければと思います.

既卒生の方のQBオンライン演習スケジュールは,こちらの記事で公開中です.


計画的に進めよう!QBオンライン演習スケジュール

(帝京大学 A.Hさん)


私は、もともと要領が良いタイプではなくこつこつと勉強するタイプで,国家試験対策も直前に焦らないように早期から演習を重ねました.周りを見ていても国家試験対策の開始時期は全体的に早くなっているように感じます.これから国家試験対策を開始される方の参考になれば幸いです.



書籍とQBオンラインの使い分け

国家試験対策としてQBを使い始めた当初は書籍とオンラインを併用していました.書籍は書き込みができる点と,前後の問題の解説や基本事項の内容がすぐ確認できる点が便利で使用していました.全体像の把握に役に立ったと思います.オンラインを利用した理由は持ち運びの利便性に加え,シャッフル機能とソート機能を使用して効率的に演習できるからです.6年生の7月以降はオンライン一本に絞り,基本はタブレットで,移動中はスマホで演習を行いました.

・5年生 ~学内試験対策〜

私の大学は5年生の最後に国家試験形式の総合試験があるため,それに向けてまずは1周目問題を解くことにしました.予備校講義の問題解説部分は聞かず,問題演習はすべてQBで行っていました.自分のよく間違える問題の履歴をQBオンラインで一括して管理したいと思ったからです.5年生は実習のスキマ時間に勉強することが多かったため,書籍ではなくオンラインを中心に演習を進めました.まずは出題頻度が多い基本的な疾患の基礎を抑えることを意識して演習を行いました.

・6年生前半 ~集中して書籍で問題演習〜

6年生の初めにまとまった勉強の時間がとれたので,7月までに書籍でメジャー科目のすべての問題を一周しました.このときは関連問題を順番に解いていき,一つの疾患に対して,特徴や臨床問題での出題の傾向をつかむことを意識しました.これにより1周目問題を解いていた時からさらに周辺知識が整理されていきました.

・6年生中旬 ~卒業試験対策〜

7月~10月はマッチングと卒業試験の時期であったため,卒業試験の過去問演習を中心に学習し,加えてQBオンラインで×がついている問題を復習していきました.この際,いつも忘れてしまう内容はまとめノートにまとめてテスト前に確認できるようにしました.このノートに直前期まで補足していき,何度も確認することで曖昧になりやすい知識が整理されました.このノートは当日国家試験会場に持っていき直前まで確認しました.

また,このタイミングでQB必修を購入し,必修の1周目問題を短期間に集中して演習しました.この時に演習しておいたので,直前期は×がついた問題だけ見直せばよく,必修対策に自信をもつことが出来ました.

・6年生後半 ~直近3年分と苦手科目集中演習〜

ここまでの期間でマイナー対策がおろそかになっていたので,11月頃から改めてマイナー講義テキストの重要部分を暗記し,QBオンラインでマイナー科目の過去5年分演習を行いました.マイナー科目は演習していないとすぐに忘れてしまうため,定期的に小テスト機能を使い,間違えた問題にしぼって1日10問でも触れるようにしていました.マイナー科目は出題ボリュームとしては少ないため,過度の対応は不要かと思いますが直前にやろうと後回しにすると手が回らなくなってしまいます.定期的に知識の忘却を防ぐために触れておくことをおすすめします.

また,メジャー科目も問題を解いただけで,暗記しきれていない状態であったためこの時期に3年分の国試の内容を完璧にすることに取り組みました.ただ問題を解くだけでなく,曖昧になっている知識は必ず講義テキストに戻って確認し,周辺知識を含めて頭に入れるようにしました.地道ですがこの何度もテキストに立ち返って確認する,という行為が記憶の定着に役立ち,模試でも点数が安定して取れるようになりました.

・直前期

12月はメディックメディアの冬期講習を受講し知識を補完しつつ,模試の結果を踏まえて苦手分野に集中して取り組みました.この際QBオンラインで直近5年分の未演習orこれまでの演習で×がついている問題にしぼりこみ,シャッフル機能を使って演習しました.苦手分野をこの時期に再度演習することで,本番での不安がなくなりました.記憶の抜け漏れを防ぐために,毎日ミニテスト機能を用いて,マイナー,内科・外科,小児,公衆衛生などでソートし,分野横断的に問題に触れるようにしました.

また,必修落ちが怖かったため,正答率80%以上で自分が間違えている問題や,正答率80%以下で必修としてはやや難しい問題にソートし,必修の対策を行いました.

QBオンラインはソート機能を使うと自分の苦手に合わせて効率的に演習することができるので,直前期にうまく活用することがポイントだと思います.

最終的に1周目問題は3~4周程度,その他の問題は1~2周程度演習を行い国家試験は余裕を持って合格することが出来たので,この戦略でやってよかったと思っています.

最後に

国家試験の直前は確認したいことがどんどん出てきて,誰しも計画していたタスクをすべてこなすことは難しくなります.なるべく早め早めに計画を立てて,QBオンラインをうまく活用して対策をたてることをおすすめします.この経験が勉強方法に悩む受験生の助けになることを願っています.

 関連コンテンツ

新着記事カテゴリー


 すべて

 国試

 CBT・OSCE

 動画・アプリ

 マッチング

 実習

 コラム

 その他