CBT・OSCE

【新刊(3,4年生)】『レビューブック内科・外科』短期CBT完成法【体験記】

こんにちは!

『CBT・医師国家試験のためのレビューブック内科・外科2022-2023』が先週7月22日(木)に発売となりました!

前回,『レビューブック内科・外科2022-2023』の使いどころを紹介させていただきました.

⇒ 記事はこちら

今回は,実際に『レビューブック内科・外科』を使用してCBTをうまく乗り越えた先輩から届いた体験談をご紹介します.

国試やCBT対策の教材選びに迷い始めたみなさん,CBTを目前にやや焦りを感じている直前期のみなさん,必見です.

ぜひご参考にしてみてください!


CBT体験記:『レビューブック内科・外科』短期CBT完成法

(日本医科大学 K.Kさん)


実習・国試につながる書籍が欲しくて,『レビューブック』に興味が出た

僕の大学の場合は,CBTが4年の夏(東医体終わり)にありました.(編集注:今年は東医体は中止となりました.)
東医体などでCBTを目前にした先輩が焦ってるのを見て,僕もそれに釣られて3年の9月ごろからCBTを意識するようになりました.

漠然とした不安の中,試験対策,部活動の間にずるずると時間が過ぎていき,1月に先輩に相談することにしました.
実習での利便性や今後の国家試験も考えて勉強していきたいと考え相談したところ,『レビューブック内科・外科』(以降『RB内科外科』)の名前が挙がりました.
それをきっかけとして,『RB内科外科』と講義動画の併用で勉強することにしました.

この記事を読まれる皆さんの中には,CBTに向けての勉強で何を使っていこうか迷っている人も多いのではないでしょうか.
CBTは初めての大学間共通の試験であり,参考になる資料や教材も沢山あります.
色んな種類の勉強法があるために,どういった勉強が効率的なのか,悩むこともあるかと思います.

そんなみなさんに『RB内科外科』を紹介するべく,僕が実際に使用して感じたメリットなどについてお話したいと思います.

教材選びの落とし穴に嵌まらないために

僕は,CBTや国家試験対策のための教材選びに際しては
 CBT,国家試験で出題される内容や出題方法に対する相性がよいか?
 医学部の忙しい生活の中でやり切れる教材なのか?
が重要だと考えました.
そういった観点で考えると,特にCBT対策において『RB内科外科』ほど優れた教材はないと思います.

僕の周りでも,診療科ごとの教科書をたくさん持ち歩いている人はたくさんいましたが,必要な情報だけピックアップする作業をしたうえで暗記することができていたのは,情報の取捨選択に長けている一部の人だけでした.
ほんの一部の天才は大体暗記していましたが,うまく使えない人は必要な情報の選定ができず診療科ごとの参考書を頭からやった結果,

・時間がたりなくなって一部の科の知識がスカスカになる
・不必要な知識の深ぼりのせいで思ったより成績が伸びない

という現象が起きていました.

勿論,診療科ごとのテキストは知識量としては十分で,それをやりきることは素晴らしいことだと思います.
ただし,それらの膨大な量の知識をうまく整理し,自分のものとして吸収するには,ある程度のセンスや時間が要されてしまいます.

『レビューブック』は「やりきれる一冊」

僕が今回オススメしたい『RB内科外科』は,診療科のテキストの中から,CBTに出題される情報すべてと,更に国家試験合格レベルの情報をピックアップした参考書です.先述のような失敗を避けられる,だれでも使いやすい参考書なのです.

『RB内科外科』では特に,重要事項がわかりやすく強調されています.

赤波線の情報を追っていけばCBTレベルの知識が身に付き,黒波線や下線部分も追えば国家試験対策レベルまで把握できます.
また,赤字部分を赤シートで隠して演習を繰り返すだけで、国家試験レベルの知識の復習と演習を繰り返すことができるのもポイントです.

「試験対策に必要な情報はどれ?!」と迷わずに,基本事項の確認ができるのです.

さらに,CBTおよび国家試験で出題される疾患が章ごとの目次にすべて書いてあるので,目次から疾患を眺めることだけでも,基本事項の確認ができます(この勉強法は後述します).

CBTの出題形式と『レビューブック』の短文構成は相性がよい

CBTは国試に比べ,一問一答形式の知識が問われる性質が強く,広くて浅い知識の吸収が重要となってきます.

そのため,『RB内科外科』のように目次ですべての病気が確認でき,短文形式で重要な知識がまとまった書籍は非常に有益です.
しかも,持ち運び可能なコンパクトな紙書籍であるため,書き込みをして「どこでも参照できる自分用の参考書 兼 ノート」としての自分なりの一冊を作っていけるのが最大のメリットだと思います.

また、レビューブックのキーワードを赤シートで隠しながら読むことで,自分の知識の定着を確認でき、CBT用の一問一答形式の演習ツールとして利用できる性質ももっていると思います.

講義動画で大事だと思ったことを『レビューブック』に集約,目次も活用

『RB内科外科』は色々な活用法があると思います.

僕はCBTの対策を始めるのが遅い方(RBを購入したのは、結局2月になり,5ヵ月前に勉強開始)だったので,①講義の視聴とQB CBTの演習をすすめつつ『RB内科外科』の内容理解の完成度を高めていく②QB CBTの演習を繰り返す,という2ステップを意識して勉強しました.

①のステップの時は,

1.CBT臨床講義動画を見る

2.『RB内科外科』の該当部位を読む

3.講義で強調していた点のマーク+書き込みを行う

4.QB CBTを解きつつ定期的に『RB内科外科』を確認する

ということを行っていました.

この過程で『RB内科外科』の内容を頭に入れつつ,書き込みを増やしていき,自分のまとめノートとして『RB内科外科』を完成させていきました.

レビューブック内科・外科への書き込みの例1
表の書き込みやマーカー等
レビューブック内科・外科への書き込みの例
紙面に載っていない情報を自分の書き込みで肉づけ
講義で強調されていた箇所をマーカーで強調

直前期は問題演習の他に,『RB内科外科』の目次を確認することで全疾患が見えるので,目次で疾患名を確認し,必要な知識項目を一問一答の形で自分自身で問い,(各疾患のページ見ずに)答えることができるか試すことで,アウトプットしていました.

テストはいつもギリギリな方で,CBTに関して対策を始めるのが遅く,友達に心配されていましたが,結果,CBTは87%の得点率で無事合格できました(同じく『RB内科外科』を使っていた人で,9割とっている人もいました).
ひとえに,『RB内科外科』のおかげでどうにか形になったかなと思います.

今は病院実習中,ここでも『レビューブック』が役立っている

病院実習でもレビューブックを活用しています.ケーシーのポケットにピッタリ収まるコンパクトさから,いつも持ち歩いています.
紙書籍ということでデジタル端末に少し抵抗感をもつ先生に対しても気兼ねなく持ち歩けますし,内科外科の幅広い情報が網羅されており,鑑別疾患を幅広く挙げる上で非常に役立っています.

国家試験に関してもこの本の情報をアップデートしていくことで,まとめ本として活用していこうと考えています.

CBT対策から国家試験までを見据えた勉強をしようと思ったときに,教材選びは最大の問題になるかと思います.
色んな本の情報をインプットする事は大事ですが,せっかくなら「やり切れる一冊」を選びましょう.
将来の自分につながるノートとして『レビューブック』を作りこみながら勉強してみませんか?


いかがでしょうか.

合格に必要な情報が取捨選択され凝縮された『レビューブック内科・外科』は,効率的な学習にはもってこいの一冊です!一冊をCBTから国試まで長く使っていくことで,「自分のための知識集約の場」ができるのも『レビューブック』のおすすめポイントです.

ぜひ,『レビューブック内科・外科』を使ってみてください!

(編集部H.A)

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