新着記事

国試

[6年生向け]第115回医師国試【体験記】私は一度必修で失敗した

いかにも夏といった気候が続く今日この頃.いかがお過ごしでしょうか.
今回は必修落ちを経験した国浪生による体験談をご紹介します.


必修落ちしないために2年目に編み出した勉強法
(D大学 S.Oさん)


こんにちは.私は114回で必修単独落ちとなった国浪生です.
114回の必修は149点で,合格点より9点も足らず不合格※となってしまいました.
そのため,QB必修で早期に必修対策を行い,115回の本番では得点率は9割を超えることができました.
以下からご紹介する勉強法が,少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいです.

(※編集注:必修は絶対基準で160点以上が合格だが,114回国試は1問採点除外となったため,158点以上が合格となった)

■史上一番必修が簡単な年での必修落ち

114回国試は「今までの国試史上一番必修が簡単だった年」とも言われていました.
そんな中,9点も足りずに必修落ちをしてしまい,
自分は一生必修8割の壁を超えられないのではないか? とさえ思いました.

そもそも,私は模試で必修が8割を超えたことがなかったため,
現役生時代の自分の必修対策は失敗だったと感じ,何が良くなかったのかを考えました.

・必修落ちした原因は?

原因の一つは,必修対策する時期が遅すぎたことです.
私は模試で必修8割を得点したことがなかったにもかかわらず,
必修対策として勉強を始めたのは6年生の12月の頭からでした.

とりあえず一日50問ずつ解いていきましたが,
1月中旬にQBに掲載された問題を1周解き終わらせることくらいしかできず,
十分な確認は間に合っていなかったように思います.

なぜ必修対策を始めるのがこんなに遅くなったかというと,
私は大学の卒業試験が11月までかかってしまい,
正式な卒業が決まった12月にやっと国家試験対策に本腰を入れたためです.

模試の必修で一度も8割超えたことがなかったとはいえ,
毎回平均して78%前後は取れていたので,
たとえ12月からの対策でも必修ならきっと間に合うだろう,
という油断もありました.

それに加え,「必修は一般臨床の勉強をしていればそんなに心配する必要はない」
というどこからともなく流れてきた噂を真に受け止めてしまったのも大きな敗因です.

国家試験においてこんな少ない勉強時間で合格したとか、
必修は特に対策しなくても勉強しているうちに8割取れる科目
だとかいう武勇伝に近い噂を信じるのは絶対お勧めしません.

それはその方々のポテンシャルに左右されるため全部が全員に当てはまるわけではないからです.

言われてみれば当たり前なのですが,直前期はそんな甘い言葉に逃げたくなってしまいます.
分かります、私もそうでした.
でも,必修はそんな甘い科目ではありません.

必修は対策してこそ8割を安定して取れる科目,THE王道を進んでこそなんです.
(そのTHE王道が『QB必修』なんですけどね)

■必修落ちの反省を活かして行った必修対策法

上記の反省を活かし,浪人時代に行った必修対策について,
時期別にお話したいと思います.

・〜夏,秋〜

まず8月〜9月にかけて『QB必修』に載っている全問題を
1日1時間,間違いを気にせず100問解きました.
これだと『QB必修』に掲載されている問題を2週間で解ききることができます.

夏のうちに必修という独特の問題に対する自分の感覚のズレを認識し
早めに軌道修正をすることで
今後の模試で高得点が取れることにも繋がりますし,
一般臨床の基礎知識を復習するためにも良いと思います.

私の場合は勉強会メンバーと時間を測りながら
全問題をサーキット式にして解いていました.

そして国試への焦りが少ない秋のうちに必修対策講座を視聴し,
知らない手技・検査をじっくり勉強しました.

・〜冬,直前期〜

冬から直前期である12月後半から1月にかけては,
必修が得意な人何人かと同時に問題を10年分を解いて
解説も一緒に見ながら自分以外の人の意見や考え方を聞くことに重点を置きました.

114回で必修落ちした私は周りと同じ考え方ができなかったことに
どう対策をすればよいのか悩んでいましたが,
勉強会メンバーを巻き込んで必修を解き,
解説の際に周りもどう考えたのか意見聞けば一番の対策になると思いました.

(この時期はみんな必修に対して不安を抱える時期なので誘いやすいかもしれません笑).

自分以外の人と必修を解いて良かったことは,
自分の間違えた考え方の訂正や問題の深読みを修正してもらったことです.

また,この方法で必修問題を10年分解いて私なりに見えたことが3つあります.

一つ目,手技は年度が近い回数で似た手技が出るため自分たちで予想が立てやすいこと,
二つ目,医療面接は決まったものしかでないこと,
三つ目,臨床問題でさえ前年度やその年の必修問題と被ることです.

必修の問題は次年度かなり似た形成で出してくる可能性が高いため,
勉強会メンバーと次の国試問題の予想や類似問題を挙げたりしながら解説を見るのが一番自分の知識に定着したなと思いました.

10年分の必修を解いているうちに必修ならではの問題として,
医療面接の会話形式や疾患を分類するさまざまな項目を問う問題(qSOFA,GCS,Apgarスコア等)が判ってきます.
それだけをまとめたノートなどを作っておくと必修の試験前の休み時間に確認できるのでおすすめです.

以上が私が行った必修対策です.
必修は油断せずしっかり対策すれば8割取れる分野です.

本番でも必修が一番緊張して周りが見えなくなりますが,
十分に対策していけば自然と周りが選びそうな選択肢がわかってくるものだと思いました.

私の体験談がぜひ参考になれば幸いです.


いかがでしたか?

必修対策に油断は禁物です.
今のうちから本番直前で焦らないよう,十分に対策しましょう!

カテゴリー