第116回医師国家試験問題解説
『QB』を選ぶメリットって結局なに?mediLinkとの連携についても解説【QB2023-24シリーズ順次発売③】
1つ目の記事では,「国試上位層と下位層の演習数の差は6年4月頃にはすでについており,その後は埋まらないこと」「QB国試の所有率は約92.4%であること」「国試の得点上位層にはQB派が多いこと」「QBの解きはじめは5年生の春という先輩が多いこと」などを紹介させていただきました.
2つ目の記事では,「QBを何問・何周解くのがよいか」考えてみました.
最終回の今回は,各種ある過去問演習サービスのなかからQBを選ぶメリットについて考えてみたいと思います.
QBを選ぶメリットのなかで特筆すべき点は,以下の3点に集約されるかと思います.
1.「mediLink」の連携機能で最大効率化!
2.進捗管理機能でモチベーション維持
3.内容面・機能面ともに実績のあるサービスであること
それでは一つ一つみていきましょう.
1.「mediLink」の連携機能で最大効率化!
過去問演習の際には『イヤーノート』や『イヤーノートATLAS』『病気がみえる』などといった参考書をあわせて確認する場面が出てくるかと思います.
このとき,紙だとそれぞれの本をいちいちめくりなおさないといけないですが,
アプリでは,これら他書籍の関連項目にワンタッチで移動できるので,勉強の効率化が図れます.
特に,画面サイズが大きめのiPadを使っている場合,スプリットビューを使うことで,QBオンラインの画面を閉じることなく,参照先の『イヤーノート』『病気がみえる』などをワンタップで表示することが可能です.
(スプリットビューの具体的な活用方法は下記のTwitterツリーからチェックできます!)
こうした「mediLink」アプリの連携機能をフル活用することは,時間の節約になるのはもちろんですが,基礎に立ち返って学習する際の手間を減らし,学習の心理的なハードルを下げることにもつながります.
「勉強していて理解が甘いな……と気づいていた項目があったけど,面倒くさがって復習を怠った結果,結局テストで似た問題が出たけど解けなかった!」ということは誰しも経験があるのではないでしょうか.
国試対策においても,こうした1つ1つの「基礎から理解できていない」をそのままにしておくと,いつまで経っても応用力がつかず,思うように点数が伸びていきません.特に近年は正答の丸暗記だけでは太刀打ちできない,思考力を問われる問題が増えており,きちんと病態から理解しているかが問われるようになってきています.丸暗記に頼らず,確実な実力をつけることの重要性が高まっています.
さて,「mediLink」で「QBオンライン」と併用できるのは,参考書だけではありません.
「Q-Assist prime」などmediLink動画のコンテンツとの併用も非常に有効です.
mediLink動画の画面から「QBオンラインで関連問題をとく」ボタンをタップして関連問題を解いたり,関連する電子書籍「イヤーノート」「病気がみえる」アプリにジャンプすることが可能です.
すべての国試対策コンテンツをmediLinkに集約することで得られる恩恵が色々あるということですね.
2.進捗管理機能でモチベーション維持
QBオンラインには「学内演習状況」のプロットが表示されています.
上の画像は,とある大学のある学年におけるプロットの推移です.国家試験が近づくにつれ,プロットの各点が右上に集まってきていることがわかります.
「学年のみんなはどれくらい進んでいるのか」「自分は遅れをとっていないか」が常に把握できるので,モチベーションの維持に有用です.(※医学生の「全然勉強してないよ〜」詐欺に騙されずに済みます笑)
このプロットの大移動は医学生のほとんどが使用しているサービスだからこそ得られる貴重な情報です.QBオンラインを選ぶ理由の一つに挙げていいと思います.
また,昨年より新しいグラフが追加され,国試を受験した先輩と比較して自分の進捗が早いのか遅れているのかも分かるようになりました.
グラフは先輩が6年生の時の同月1日時点でのQBオンラインの進捗を表しています.
3.実績のあるサービスであること
ここまで色々と紹介してきましたが,最後はやっぱりこれに尽きると思います.
92.4%の先輩が持っているということ.50%以上の先輩がQB掲載問題を2周以上演習をしていること.
また,商品を選ぶ際に忘れがちなサービスの継続性,動作の安定性,内容の更新頻度などについても,「QBオンライン」を選んでおけばまず安心であるといえます.
関連する医師国試過去問演習サービスの中でも長い歴史をもつため,細かい使い勝手や,安定性に関しても改善が重ねられています.また,QBの解説は各科目の専門医が執筆しており,読者のみなさまからのフィードバックや,医学の変化にあわせた内容のメンテナンスも行われています.
ぜひ,今の時期から計画的に活用していってくださいね.
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