CBT・OSCE

[3~6年生向け]CBTから国試まで長く使える「レビューブック」で,スマートに知識を蓄える方法【体験記】

6月を迎え,一年の折り返しももう間近となりました.各学年のみなさんが,勉強についてそれぞれ違った悩みを抱えていることと思います.

・CBTが直前に迫っているけど,知識の確認が追いついていない!スピード重視で勉強したい!

・実習中,こまめに知識の確認ができるようなベーステキストがほしい…

・国試対策を漠然と進めているけれど,重要なポイントをわかっているか自信がない……

こんな不安を抱えた方々も,きっといらっしゃるのではないでしょうか.

今回は,そんな悩める医学生の方々にお伝えしたいことが……!


『CBT・医師国家試験のための レビューブック』シリーズ

みなさんは,メディックメディア出版物『CBT・医師国家試験のための レビューブック』シリーズをご存知でしょうか.

『レビューブック』シリーズは「CBT対策から国試まで.必要な知識を凝集」をコンセプトにつくられた,医学生向けの参考書.メジャー科,マイナー科,小児科,産婦人科,必修・禁忌,公衆衛生の全6冊が発行されています.

『レビューブック』 紙面の特長

実はこの『レビューブック』,

・CBTから国試まで長く使える

・CBT対策・国試対策をする上で把握すべき重要事項は何なのかわかりやすい

効率のよい学習ができる

コンパクトで持ち運びやすい

知識の集約場にできるため,学内試験対策にも使いやすい

と,多くの学生さんに好評いただいており,幅広い学年の医学生さんに人気の書籍となっています!

『レビューブック』得点源がひと目でチェックできる!

今回は,シリーズのうちの一冊『レビューブック 内科・外科』(以下,『RB内科外科』)を使用して,現在学内試験対策の勉強を進めている学生さんの体験記をお届けします.


”無駄”を撲滅!『レビューブック内科・外科』を使用した効率的な勉強法

(医学部5年生談)


「あれってどこに書いてあったっけ?」を無くしたかった

わたしの場合,CBT対策には「QBオンライン」や『病気がみえる』シリーズを使っており,ベースになるような参考書は持っていませんでした.

その当時は,「この知識ってどこに書いてあったっけ?」となっては膨大な情報記載量の病みえの中を探すような,非効率的な勉強の仕方をしていました.そのため,知識が定着しているとはいえないような状態のままCBTを終えていました.

この経験を踏まえ,「勉強したことはここに書いてある!」というような1冊がほしいと思い,今後の勉強のため,4年生の10月頃に『RB内科外科』を購入しました.

▶ しかし,慌ただしい実習の毎日でなかなか勉強が進まない……

病院実習も始まり,その当時は,病棟や自習で勉強したことを『RB内科外科』に書き込みながら勉強を進めようと思っていました.

しかし実際には,しばらくの間学内試験の予定がなかったため,すっかり勉強をしなくなってしまい,再び『RB内科外科』を開いたのは,学内試験まで5ヵ月を切った頃となります.

この頃になってはじめて,「内科全部」という膨大な試験範囲と向き合うに際し,自分の今までの勉強があまり進んでいないことに気がつきました.

▶ 学内試験に向けて『RB内科外科』での勉強開始!

その時,知り合いのとても優秀な先輩が「学内試験は過去問とレビューブックだけでいけるよ」と言っていたのを思い出しました.その言葉をきっかけに,「そういえば自分も『RB内科外科』を買っていたではないか!」と思い出し,そこから,『RB内科外科』べースでの勉強を開始することにしました.

使い始めてみると購入当初の目的で合った効率的でスマートな勉強に有用な一冊と痛感しました.

わたしが実際に感じた『RB内科外科』のおすすめポイントと,具体的な使用方法を以下にまとめます.

『RB内科外科』の4つのおすすめポイント・活用法

・疾患ごとに覚えるべき特徴,症状,検査,治療がコンパクトにまとまっていること(縦切り).

メシュラン(*)を参照することで,優先して勉強するべき疾患がわかること.

・『RB内科外科』に書き込みをすることで,勉強した知識を1箇所に集約しておけること.

アプリ版も併用すればインプットが手軽にできるところ.

(編集注)メシュランとは:各項目につき過去10回の医師国家試験での出題の度合いを★3つから★なしの4段階で格付けしたもの.メディックメディア発行書籍の多くには,このメシュランが掲載されている.

▶『レビューブック』は疾患別(縦切り)の学習に役立つ

医学部の試験勉強についてわたしは,疾患別(縦切り)と症候学(横切り)に分けて考えています.症候学(横切り)については学校で配布されたシラバスがあったのでそれで勉強し,『RB内科外科』は主に疾患別(縦切り)に暗記することを目的に使用していました.

(編集注)横切りの勉強には「鑑別!1st impression」をオススメしております.

使用法を具体的にお伝えすると,まずは疾患ごとに特徴,症状,検査,治療の4点について,何も見ないでも人にスラスラ説明できるように,『RB内科外科』に書いてあることを暗記しました.

この際,メシュラン(★マーク)を参考にして,優先順位の高い疾患を重点的に勉強することができました

『レビューブック』学習の工夫 実際の書き込み例
△実際に使用中の『RB内科外科』.鉛筆でびっちりとメモ書きが残されています.

▶ 書き込みで知識を集約!勉強の無駄をなくす

また,知識を1箇所にまとめておく目的でも,『RB内科外科』を使用しました.

CBTの勉強の時もそうでしたが,「これどっかで見たことあるんだけど,どこで見たっけなぁ」となって調べているうちに,なにも収穫がないまま時間が過ぎてしまうことがあります.しかも,その事項が試験に確実に出るかというと,そうとも限りません.わたしが実際CBTの勉強で失敗したなあ,と思うポイントでもあります.

せっかく一度学習をしたところで,きちんと暗記・理解ができておらず「どこかに書いてあった」「なんとなくみたことがある」の状態のままでは,後々知識として役立てることが出来ません.むしろこういった曖昧な勉強習慣は,非効率な勉強の原因となってしまいます.

普段の実習や過去問演習の際に,知らなかった知識を書き込んでいくことで知識を1箇所に整理できることは,『RB内科外科』で勉強することの大きな利点だと思います.

『レビューブック』学習の工夫 実際の書き込み例

▶ アプリ版も活用し,同じ素材を繰り返しインプットした

また,私はあまり暗記力に自信がありません.こういった人は,いろいろな教材に手を出すよりも,できるだけ同じ文章を繰り返し読み込むほうが,確実に知識を定着させることができると思います.

このことを意識しながら,アプリ版の『RB内科外科』も活用し,本が手元にないときにはスマホやiPad で『RB内科外科』を見るようにしていました.

(編集注)アプリ版『レビューブック』については,下記記事にてご紹介しております.コチラも是非ご覧ください.

確かな知識の引き出しの土台作りに最適な『RB内科外科』

病棟実習をしていると,「こんな研修医になりたいなぁ」と思うような先生に出会うこともあります.どういう先生かというと,上級医や学生から質問されたときに,確かな知識の引き出しがあった上で物事を考えられる研修医の先生方です.

もちろん,『RB内科外科』だけでは医学の勉強が必要十分なものになるとは思いません.ですが,医学部を卒業した後も活きるような確かな知識の引き出しを作るために必要な1冊であると,確信しています.


体験記は,学内試験対策に『RB内科外科』を使用してくださった学生さんのものになりますが,「CBTから使っておけばよかった」とのお声も届いております.

みなさんも是非,『RB内科外科』をお手に取ってみてくださいね.

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