CBT・OSCE

[3,4年生向け]CBT体験記:効率よくCBTで高得点を取ろう!

いつの間にかもう3月.2月はどこへ行ってしまったのでしょうか…

さて,本日3/1(火),「QBオンラインCBT」の最新版,「QBオンラインCBT 2023」(2022年度版)がリリースされました.
みなさんもう使ってくれていますでしょうか?

「QBオンラインCBT」アイコン
購入は↑をタップ!

本日は学年上位20%をもぎ取った先輩のCBT体験記をお送りします.
まだ3月だし,CBT対策はまだ先では…?と思ったそこのあなた!意外と早くから始めている人は多いようですよ.ぜひ参考にしてみてくださいね.


効率よくCBTで高得点を取ろう!

(T大学 Aさん)


使った参考書

まずは私が使った参考書を紹介します.

少なくとも買ったほうがいいもの:
「QBオンラインCBT」(以下「QBCBT」),『病気がみえる』(以下『病みえ』)

使ってよかったオススメの参考書:
「Q-assist」(以下「QA」),『レビューブックマイナー』(以下『RBマイナー』)

以下に内容や購入時期をまとめていきます.

「QBCBT」

問題集.問答無用で購入しました.

『病みえ』

早めに使いたかったので3月くらいに購入しました.何しろ10冊ほどあるので値段は高めですが,今後も使っていくのでケチらないほうがいいと思います.金銭的にどれを買うか迷ってる人は,「QBCBT」と『病みえ』は少なくとも買うことをオススメします.

「QA」

『病みえ』と同時期に購入しました.買うかどうかかなり迷いましたが,教科書を1から読むより,まとまったテキストを活用して早めに全体像を把握できると思い購入しました.基礎医学から臨床医学まで網羅されているので,「今まで全然勉強してこなかった」人でも1〜4年の知識を総復習できちゃいます!「動画を見飽きちゃう」人も大丈夫.先生がかなり面白くて見ていて楽しいです.

『RBマイナー』

先輩から勧めていただいたので購入しました.とにかく『RBマイナー』を買ってよかった点は,マイナー系の重要事項がコンパクトにまとまっていることです.情報量が多いので分からない単語も辞書感覚で調べられます.さらに国試やCBTでそれそれ頻出の部分にアンダーラインが引かれていて覚える場所が明確化されているので,暗記するときも使いやすいですよ.また本当に「コンパクト」なので持ち歩きも楽!どこでもパッと開けます.「図書館で勉強する派だけど教科書持っていくの重いな…」って人にはぴったりです.実習でも診療科を回るときはトートバックに忍ばせて合間に勉強できると聞いたので,今後も国試までお世話になりそうです.

本番までの勉強スケジュール

さてさて本題です.私の大学は8月半ばにCBTがあったので,4月くらいから「QA」のCBT版基礎編と応用編を見ていました.しかし4月はバイトが忙しくてあまり勉強できず,5月に「QA」を見終わりました.同月に「QBCBT」のVol.1(基礎医学編)を終え,Vol.2(臨床医学編)に入りました.CBT対策に本腰を入れ始めたのは6月半ばで,「QBCBT」のVol.5(追加問題編)まで1周し終わったのは7月半ばくらいでした.その後の1ヵ月で3周(Vol4の多選択肢は2周しかできませんでした)し本番に臨みました.なお,私がCBTを受けた年(2021年)はコロナ禍だったので,部活の練習や東医体はなく例年よりもまとまった時間がとれていたと思います.

勉強法

私は以下の流れで勉強していました.周りの友達もだいたい同じような流れだったと思います.

勉強の流れ:
①「QA」を一通り見て全体像を把握
②「QBCBT」を解いて出題傾向を知る
③「QBCBT」に出てきた疾患等を「QA」や『病みえ』,『RBマイナー』を利用して理解を深める

①に関しては,「QA」で動画を見ながらテキストの穴埋めをし,動画を止めてテキストの後半についている問題を解いてから動画を再開して丸付けをしていました.私は一通り「QA」を見てから「QBCBT」を解き始めたのですが,今思うと分野ごと(例えば消化器ごと)に「QA」を見てからその分野の「QBCBT」を解いたほうが知識が定着しやすかったかなと思いました.

②,③に関しては,一番時間をかけなければいけない部分です.最初はあまり考えなくて答えられていた問題でも,知識が増えてくると他の選択肢もじっくり考えて逆に間違えるという事態も起こるので,2周目以降でも間違った問題だけでなく,以前正解していた問題も復習したほうがいいと思います.

重要!CBTで高得点を取るには!?

「これだけ覚えとけば高得点取れるよ!」といった胡散臭い裏ワザ的なものは残念ながら存在しません.しかし,同じ勉強時間でも知識の定着具合に個人差があるのは事実です.

「あの子はなんであんな短時間でそんなに覚えられるの…!?頭の良さが自分とは違うからか…」

いやいや,諦めないで!私自身暗記は苦手ですが,CBTを通して工夫していたことを以下にまとめてみたので,ぜひ参考にしてみてください.

CBTを通して工夫していたこと:
①早い段階で1周する
②短いスパンで復習する(忘却曲線を意識して!)
③考える問題と考えすぎない問題を見極める

①早い段階で1周する / ②短いスパンで復習する

全体像を把握するためにも早めに「QBCBT」全体を1周演習することを意識してみてください.しかし!ここで注意なのが,焦って1周することを目標にしないこと.1周し終わった頃には「え,何にも覚えてないんだけど…」ということになりかねません!エビングハウスの忘却曲線を意識して,短いスパンで復習を挟みつつ1周する緩めの計画を最初に立てましょう.私の場合,日曜日は調整日にしていました.

③考える問題と考えすぎない問題を見極める

「CBTで高得点を取る」ことを目標とするならば,しっかりメカニズムを考えることが必要な問題と,潔く丸暗記した方がいい問題の見極めが必要になってくると思います.

「そんなの難しいよ…」と思うかもしれませんが,「QBCBT」を1周すると見極めやすくなってくると思うので,前述のように早めに1周することをオススメします!

また,理解を深める際は「QA」『病みえ』,『RBマイナー』を利用していました.病態のメカニズムをきちんと理解していれば,症状や検査法,治療法が結びつきやすくなります.一方,後者のような暗記系の問題も結構多いです.暗記が苦手な人はゴロを作って頑張りましょう.先代の方々が作成されたゴロがたくさん載っているサイト「医ンプット」もオススメです.

反省点

直前期は本気でやりましたが,本腰を入れ始めた時期が遅く後悔が大きかったです.早めに勉強し始めるほうがいいと思います.意外と早くから始めている人は多いです.中には1月(7ヵ月前)から勉強していた猛者もいました.長期戦なのでモチベーションが保てない時期もありましたが,そういうときは友達と一緒に勉強していました.CBTに向けての勉強は医師への大きな第一歩となると思うので,たくさんの知識を身につけて頑張ってください!

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