
クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2023 vol.7…
こんにちは,編集部K.A 2号です.
毎日蒸し暑いですね.体調をくずしてはいませんか?
今日は,メディックメディアから新刊のお知らせ!
必修対策の決定版,
『医師国家試験のためのレビューブック必修・禁忌』(第4版)が
3年ぶりに改訂され,本日7月26日(水)に発売されました!
皆さんのなかには,4・5年生頃から『レビューブック内科・外科』や
『レビューブックマイナー』などを愛用している方も少なくないと思います.
国試で出題された・されうる内容をコンパクトにまとめた
レビューブック(RB)シリーズがあれば,出題範囲の大部分はカバーできます.
一方で,必修問題については
「基本的な知識しか出ないでしょ? 参考書なんて要るのかなあ…」
とお思いの方も多いかもしれません.
そこで,まずはこの問題をご覧ください.111回国試の必修問題です.
【111F24】
78歳の男性.呼吸困難を主訴に夜間救急外来を受診した.呼吸困難のために病歴は十分に得ることができない.家族の話によると,5年前から自宅近くの診療所で在宅酸素療法が導入されており,1L/分の酸素を吸入している.来院時は,酸素ボンベを持参している.意識は清明.
体温36.8℃.脈拍96/分,整.血圧130/80mmHg.呼吸数20/分.体格はやせ型.吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち,口すぼめ呼吸をし,喘鳴が著明である.動脈血ガス分析(鼻カニューラ 1L/分 酸素投与下):pH 7.35,PaCO2 55Torr,PaO2 60Torr,HCO3- 30mEq/L.
酸素療法による適切な初期対応はどれか.
a リザーバー付マスク 10L/分 b リザーバー付マスク 5L/分
c 鼻カニューラ 5L/分 d 鼻カニューラ 1.5L/分
e 鼻カニューラ 0.5L/分
正解は,dの「鼻カニューラ 1.5L/分」.
COPDの急性増悪疑い患者に対する酸素投与量を問う問題で,
CO2ナルコーシスを引き起こさないために少量ずつ酸素を上乗せしていく必要がありますが,
その“少量”とは具体的に何Lを指すのか,までを知らなければ
解けない問題でした(正答率44.3%).
このように,近年の国試では実臨床を意識した問題が増えてきています.
けれども,「実習でその処置を見る機会がなかった」,
「処置は見ていたけど…、ぼーっとしてた…」
という人もいるのではないでしょうか.
そこで『レビューブック必修・禁忌』の出番です!
『RB必修・禁忌』は,
厚労省発表の「必修項目の出題範囲(ガイドライン)」に準拠して作られています.
必修には,各論の知識だけでは対策が難しい分野がたくさんあります.
主訴から想起される疾患,検査,治療などを問う問題は
本来ならば,座学での対策は非常に難しいでしょう.
ですが,本書では,座学で学びづらい部分の知識もしっかりとカバー.
特に「診察と手技」の章では短文だけではなく,イラストも使い,
分かりやすく,知識を解説しています.
実習で見逃した&見たけどうろ覚えの知識も総復習できます!
この本を通読することで,「必修で問われる内容の全体像」も
掴むことができるのです.
『RB必修・禁忌』では,先程取り上げた国試問題で問われたような
「必修に特徴的な,“患者の状況に対してまず行うべき処置や治療”」に
「1stアイコン」をつけています.
また,禁忌と思われる事項には「Don’tアイコン」をつけています.
アイコン部分を確認すれば,必修の出題ポイントをおさえることができます.
必修ならではの問われ方が自然と理解できるでしょう.
『RB必修・禁忌』は,過去に出題された必修問題すべてを徹底的に分析したうえで,
必修で問われやすい内容に特化して編集されています.
さらに,実際に「必修で問われた内容」に対しては,国試番号を付記しています.
過去に出題された内容や出題頻度が一目でわかるため,
「必修の傾向とポイント」がみえてくるのです!
『クエスチョン・バンク vol.7必修問題』や模試で間違えた内容を,
『RB必修』の余白に書き込めば,
国試直前には,“Myレビュー必修・禁忌”のできあがり.
国試当日の強~い味方になります.
間違えやすい部分や重要ポイントを確認できるのに加え,
試験直前にふと頭をよぎる…
「腰椎穿刺の穿刺部位は?」
「動脈採血の刺入角度って何度だっけ?」(111回国試で出題)
「Apgarスコア,うろ覚えかも…」
…などなどの疑問を,たとえ開始5分前であっても,サクっと解決できます!
休み時間で得点アップも夢ではありません!
1冊で必修の知識の総まとめができる,『RB必修・禁忌』.
ぜひ一度,お近くの書店などでお手にとってみてください!
価格などの情報はこちらからご覧下さい.
☆明後日のメルマガでは『QB必修』について詳しくご紹介します.
(編集部K.A 2号)