
QBオンライン国試
こんにちは,編集部のY.Tです.
国試受験生の皆さん,公衆衛生対策はもう始めましたか…?
今回は,先輩から戦略的な公衆衛生対策について教えていただきました!
まだ対策を始めてない方はもちろん,
すでに始めている方にとっても参考になる内容かと思います.
ぜひ,お読みください!
公衆衛生の問題の中でも苦手意識をもつ人が多い分野は,疫学の計算問題だと思います.
用語の定義が曖昧になりやすく,概念も理解しづらい部分があるからです.
疫学の分野だけは国試直前の詰め込みでは間に合わないと感じていたこと,
将来的にも必要になってくる分野であることから,
7月に行われる学内試験にあわせて知識の整理をしました.
その際に使ったのは『クエスチョン・バンク(以下,QB)必修』の疫学に関する部分です.
前年度の『QB公衆衛生』を持っている人はそちらでもいいと思います.
私は計算問題をすべて正答できるようになるまで何度も繰り返し解き,解説を読み込みました.
この時期に一番苦手な計算問題を克服することで,
「半年後の国試直前期までに忘れてしまっても,今できているからまたできるようになるはず」
と自信をもつことができました.
総ざらいにはMECの高橋先生による「公衆衛生対策講座」がおすすめです.
法律が成立するきっかけとなった事件や,覚え方のコツを話してくださるので,
講座を聞くだけで多くの情報が頭にインプットされました.
個人的に,公衆衛生は暗記科目という先入観を覆された革新的な講座でした.
コマ数が少し多めだったため,すべてを聞き終えるのに12月いっぱいかかりましたが,
これは終わらせるのが少し遅かったかなと後悔しています.
『QB公衆衛生』を解く時間が1ヵ月しか残されていなかったため,
本当は2周したかったところを,1周半しかできなかったからです.
12月中旬からは『QB公衆衛生』に取り掛かれるようにしておけばよかったと思います.
また,疫学の問題が苦手な人はMECの「公衆衛生対策プラス」もきちんと聞くことをおすすめします.
この講座では疫学の問題を一から丁寧に解説してくれます.
問題集と向き合う勉強に疲れたら,ぜひ友達と問題を出し合ってみてください.
公衆衛生は臨床科目と違って一問一答を作りやすいので,数をこなせると思います.
問題を出し合うときは,友達を驚かせてやろうとマニアックな知識に目が行きがちですが,
基本的な知識に終始するように心がけてください.
公衆衛生こそ模試をペースメーカーに使ってほしいと思います.
1月初めに行われるTECOM第4回模試はほとんどの医学生が受験しているうえに,
国試前に行われる最後の模試でもあります.
この模試が終わってから国試までまだ1ヵ月の猶予がありますが,
逆に言えばここで周囲と得点差がついた分野は,
残り1ヵ月で完成させなければいけません.
TECOM第4回模試までに一通り公衆衛生を復習しておくことで,
残り1ヵ月の戦略が立てやすくなると思います.
皆さんご存知のように,公衆衛生は「知っているか,知らないか」,
ただそれだけで得点差がつく科目です.
周りが確実に正答するであろう分野で,
自分の知識不足を感じていると不安やプレッシャーがつきまといます.
仮に模試や問題集で出てきた問題をたまたま正答できたとしても,
心に抱えている不安,自信のなさは必ずどこかでパフォーマンスに影響してきます.
私の勉強法はあくまでも一例に過ぎませんが,参考にしていただけると幸いです.
自信をもって国試当日を迎えられるよう,試行錯誤しながら励んでみてください.
応援しています.
◆◆◆
いかがでしたか?
11/13に配信した記事にもありますように,
疫学の計算問題は早めに慣れておくことが大事です.
皆さんも先輩の体験記を参考に公衆衛生対策に挑んでください!
S.Kさん,ありがとうございました!
(編集部 Y.T)