新着記事

国試

【公衆衛生の近年頻出は?】その1:トップは「疫学」急増しているのは「地域保健」

公衆衛生担当の編集部Fです.
すでに公衆衛生対策を始めている方が多いと思いますが,
他分野の対策に追われまだ手を付けられていない方も,焦らなくて大丈夫です.

 

過去に何度か,公衆衛生対策の開始時期についてアンケートを行いましたが,
「9月以前」「10月」「11月」「12月」が大体4分の1ずつになっていました.
(前回の記事で「少なくとも年内に『QB公衆衛生』を1周する」ことを勧めたのも,
このような過去の受験生の動向が根拠の一つです)

 

※前々回,前回の公衆衛生対策の記事はこちら
https://informa.medilink-study.com/web-informa/post17072.html/
https://informa.medilink-study.com/web-informa/post17137.html/

 

時間が限られる中でも,ある程度ポイントを絞って効率的に対策を進められるよう,
今回は公衆衛生分野の出題データを紹介します.

 

 

▼過去5年でみると疫学がトップ

 

過去5年の公衆衛生分野の問題を,メディックメディアの公衆衛生シリーズ3冊

(『QB公衆衛生』『レビューブック公衆衛生』『公衆衛生がみえる』)

で用いている章分けによって分類・集計すると,以下のようになります.

 

※問題の分類は小社基準による

 

上位に来ている分野には,以下のような特徴があるといえます.

範囲が広い(疫学,産業保健)

変化がめまぐるしい(保健統計,医療法と医療体制)
近年特に注目されている(終末期医療と死の概念,高齢者保健)

 

なお,1位の疫学は感度・特異度,検査前確率・検査後確率などの計算問題が
毎年のように出題されるのが特徴です.

 

公衆衛生は知識問題が多いため,直前でも点数を伸ばしやすいのですが,
疫学の計算問題は過去問演習を中心に“数をこなして慣れる”ことが大切です.

 

『QB公衆衛生』は掲載問題を厳選し,極力重複を避けていますが,
疫学の計算問題に関しては古い問題や類似問題も意図的に多く残しています.
時間がない方もぜひ,計算問題は早めに手を付けておいてください.

 

 

▼近年急増しているのは地域保健

 

一方,過去5年(112~108回)とその前の5年(107~103回)の増減を集計すると,
以下のようになります.

 

2位以下はもともと多かったのがさらに増えた,というパターンが多いのですが,
地域保健はほとんど出題されていなかったにもかかわらず,大幅に増えています.

 

保健所と市町村保健センターの違いに関する問題が大半を占めていますので,
以下の要点を押さえておきましょう.

 

・根拠法はともに『地域保健法』
・保健所は地域保健活動の中心的機関として,
 疾病予防・健康増進,難病・感染症対策などの広域的・専門的サービスを担う
・市町村保健センターは地域住民の身近な存在として,
 健康相談,訪問指導などの一般的サービスを担う
・保健所は都道府県等に設置義務があるが,市町村保健センターには設置義務がない
・保健所長は原則医師でなければならないが,
 市町村保健センター長は医師である必要はない

 

―次回予告-

次回は,近年頻出でありながら正答率が低かった出題テーマを,
いくつかピックアップして解説したいと思います.

https://informa.medilink-study.com/web-informa/post17765.html/

(編集部F)