[6年生向け]医師国家試験【体験記】みんなもう始めてる?必修に取り掛かるなら今だ!
急に冷え込んできましたね….道行く人達もすっかり秋の装いになったこの季節,そろそろ6年生の皆さんは必修対策を始めようかとそわそわしている頃かと思います.
本日は『QB必修』で必修対策を行った学生さんの体験記をお送りします.
この時期にとても参考になると思いますので,ぜひご覧ください!
みんなもう始めてる? 必修に取り掛かるなら今だ!
(N大学 Nさん)
必修は「慣れ」を味方に
私が国家試験の勉強として本格的にQB必修を解き始めたのは,6年の11月くらいからです.
周りを見ても,メジャーマイナー公衆衛生の勉強を一通り終えたこの時期から解き始める人が多かった印象です.
QB必修を初めてみた人はその厚さにびっくりするかもしれませんが,必修はとにかく問題数が多いです.
大体1200問ほどあるので,何周もすることを考え計画的に勉強したほうが良いです.
私の場合は,1日50問のノルマを決め,学校への行き帰りの電車の中で解くようにしていました.1周目はとにかく全問解き,2周目3周目は間違えた問題だけ,というように勉強していくと効率が良いです.
12月あたりからはどこの予備校も必修対策講座ばかりになってきます.
こんなに必修対策って必要なの?と思いましたが,結論本当に必要です.
というのも,必修問題は「慣れ」が重要だからです.必修問題をたくさん解いていると,「必修っぽさ」が分かるようになります.
わかりやすい例でいうと,医療面接での共感や,まず行う検査で超音波を選ぶなど,「こう来たらこれだ!」という感覚をつかめるようになるまで演習したほうが良いです.
また,近年は医学英語の出題が本当に多いので,今まで出題された医学単語は見ておくべきです.必修では文章が読めなくても,単語やキーワードさえわかれば答えにはたどり着けることができる問題もあります.
不安な人は,予備校の必修講座を見ると頻出の医学英語についても教えてくれているはずです.
自信をつけて国試当日に挑もう!
国試で一番緊張するのはB問題とE問題の前だ,とよく言われますが,本当にそのとおりだと思いました.
(※編集注:115回国試ではB問題とE問題が必修問題であった.)
なぜなら,必修は8割切ったら終わり.
臨床問題は1問3点なので,油断すれば8割はすぐに切ってしまいます.
今年の115回国試は1日目のB問題が難しく,自信を持って選べる問題が少なかったように感じました.
消去法で選んだものもあり,1日目の終わりはみんなあまり元気がなかったです.実際,あとから聞いた話だと,B問題だけでは8割切った人も多かったようです.
でも絶対に諦めないでほしい理由は,
1日目の必修が難しければ,2日目の必修は簡単になることが多いと言われているからです.
実際,E問題は素直な問題が多く,厚労省の優しさを感じました.(※個人の感想です.)
本番でわからない問題があるとかなり焦りますが,時間が足りなくなることは基本的にないので,途中退室せず,何回も見直しをするよう心がけました.
途中退室はする人がほとんどいないし,廊下などで待機しなければならないのでお勧めしません.
また,当日は非常に緊張しているので,経過観察を選ぶ問題などは,禁忌でないか何回も確認しました.
あと,とても大事なのは,1日目の復習をすることです.115回は,1日目の疾患が2日目にも聞かれることが多く,わからなかった問題の疾患を調べておけばよかったーと後悔しました.
1日目の自己採点はメンタルに響くので,自分の性格をよく考慮した上でするべきですが,自己採点をしない人も,間違えたなと思ったところは絶対に復習したほうが良いです.
私は自己採点をする勇気がなかったので,国試掲示板で間違えてそうな問題だけチェックしました.
最後になりますが,国試はメンタル勝負です.
必修の直前は今までにない位緊張しましたが,あれだけ厚い『QB必修』をやりこんだのだから大丈夫だ,という自信が,合格に繋がったと思っています.
QB必修は厳選されまくった大事な問題が集約されています.
自分のメンタルをしっかり管理して,『QB必修』をやりこめば必修落ちはない,と皆さんに伝えたいです.『QB必修』を信じて頑張ってよかったです.
いかがでしたか?
周りが必修対策を始める今の時期,自分だけが取り残されることのないよう,
そろそろ『QB必修』に取り掛かりましょう!