CBT・OSCE

[6年生向け]【体験記】先輩に聞く!Post-CC OSCEの具体的な対策

  • Post-CC OSCEでは,問診・身体診察・鑑別診断・指導医へのプレゼンを全て一人でやらなければならない
  • 「①身体診察の確認」「②症候と疾患の対応の暗記」「③心音・呼吸音を音で認識」「④友達とロールプレイ」が大切
  • 『診察ができる vol.2 鑑別診断』や『病気がみえる」のWebコンテンツなども対策に使える

 


 

こんにちは,メディックメディア編集部です!

6年生になった皆さんは,マッチングや卒業試験,そして国試が近づいてきて大忙しだと思います.おつかれさまです!

そんな皆さんが,マッチングなどの一大イベントのほかにもこの時期気になっているもの……それは,謎のベールに包まれた「Post-CC OSCE」ではないでしょうか?

試験の概要は耳にしたけど,実臨床の試験なんてどう対策すれば……」と不安に思われている方は,少なくないと思います.

この記事では,実際にPost-CC OSCEをくぐり抜けた先輩が,どんな対策をしていったのか,具体的に聞いていきます.


ここまでやれば大丈夫!

万全のPost-CC OSCE対策

日本医科大学 Y.Mさん


6年生になるとPost-CC OSCEという試験があります.

Post-CC OSCEとは,臨床実習後の6年生が受験する実技試験で,この試験に合格しないと卒業できません.

実施時期は大学によって異なりますが,おおむね6年生の7月~11月にかけて行われます.

4年生のときのPre-CC OSCEは,型通りに実施できれば合格できますが,Post-CC OSCEは問診・身体診察・鑑別診断・指導医へのプレゼンを全て一人でやらなければならないので,それでは合格できません.

今回は,そんなPost-CC OSCEの対策について,以下で書かせていただきます.

●実際に行った対策

まず,私が実際に行った対策を紹介します.ちなみに私の大学では,7月の初めにPost-CC OSCEが行われました.

私が行った具体的な対策はこちらになります.

①身体診察の確認

②学評に掲載されている,症候と疾患の対応を覚える

③心音・呼吸音を音で覚える

④友達とロールプレイングをする

●具体的な対策法

次に,上で挙げたそれぞれの対策について説明していきます.

①身体診察の確認

まずはじめに,Pre-CC OSCEのときに勉強した身体診察について一度確認しておきましょう!臨床実習も経験しているので,一度確認すれば十分だと思います.

Post CC-OSCEの身体診察のイメージ

②学評に掲載されている,症候と疾患の対応を覚える

次に,公式資料である,学評に掲載されている症候と疾患の対応を覚えましょう!

学評の表では医療面接・身体診察のポイントについて穴埋め形式のようになっていますが,これを全て穴埋めするのは非効率的なので,マッチングや勉強で忙しい6年生にはおすすめしません.

その代わりに,「Q-Assist」や『病気がみえる』など,自分が国試の勉強で使ってきた教材を見直すことをおすすめします!

また,メディックメディアでのアルバイト作業で診察ができる vol.2 鑑別診断を読む機会があったのですが,問診から指導医へのプレゼンまでの流れをつかみやすくなると感じました.

この本を利用すると,より定着しやすいと思います!

③心音・呼吸音の異常を音で覚える

Post-CC OSCEでは,心音・呼吸音の異常を実際に聞いて判断する可能性があります.

例えば,「第二肋間胸骨右縁で収縮期駆出性雑音」と国試のように言葉で書いてあれば大動脈弁狭窄症と診断できる人は多いと思います.

しかし,実際に心音を聞いて収縮期駆出性雑音と判断できるようになるには練習が必要です.

病気がみえる』のWebコンテンツで,心音・呼吸音を聞くことができるので,是非活用してください!

④友達とロールプレイングをする

結局一番大事なのは,スムーズにできるようになるまで繰り返し練習することです! 友達とロールプレイングをして,教え合いましょう.

ロールプレイで使う症例は,QB」の症例問題や,『診察ができる vol.2 鑑別診断』購入者や「Q-Assist Prime」会員が視聴できる『問診☆攻めNIGHT』対応 ロールプレイ用プリントを使用しましょう!


いかがでしたか?

どうしても不安になるPost-CC OSCE.先輩の体験談を参考に対策して,少しでも自信を持った状態で受験に臨んでもらえたなら嬉しいです.

皆様の合格を祈っています!

新着記事カテゴリー


 すべて

 国試

 CBT・OSCE

 動画・アプリ

 実習・マッチング

 研修医・医師

 コラム

 その他